後場コメント No.4 トレンドマイクロ、サンデンＨＤ、ミスミＧ、ソニー、ＳＭＣなど
★13:01 東海理化電機製作所－続伸 トップライン成長鈍化も高固定費フェーズ続く 「中立」継続
東海理化電機製作所<6995.T>が続伸。シティグループ証券では、トップライン成長は鈍化も高固定費フェーズは続くと判断。投資評価「2（中立）」を継続、目標株価は2420円→2250円と引き下げた。
トヨタ世界生産台数は今18.3期：913万台（前年比+0.6％）→19.3期：921万台（前年比+0.9％）と低成長が続く前提。こうしたなか、当面、高固定費フェーズが続く公算。会社計画では、今18.3期の売上高固定費比率は25.9％となる見通し（16.3期：24.3％→17.3期：25.0％）。スイッチ・セーフティ・セキュリティ関連の次世代製品開発などに絡む研究開発費の高止まり、減価償却費の緩やかな拡大継続（設備投資は前期までにピークアウト）が背景。当面、業績・株価のスイングファクターとして為替の存在感が大きい局面が続きそうとした。
東海理化電機製作所<6995.T>が続伸。シティグループ証券では、トップライン成長は鈍化も高固定費フェーズは続くと判断。投資評価「2（中立）」を継続、目標株価は2420円→2250円と引き下げた。
トヨタ世界生産台数は今18.3期：913万台（前年比+0.6％）→19.3期：921万台（前年比+0.9％）と低成長が続く前提。こうしたなか、当面、高固定費フェーズが続く公算。会社計画では、今18.3期の売上高固定費比率は25.9％となる見通し（16.3期：24.3％→17.3期：25.0％）。スイッチ・セーフティ・セキュリティ関連の次世代製品開発などに絡む研究開発費の高止まり、減価償却費の緩やかな拡大継続（設備投資は前期までにピークアウト）が背景。当面、業績・株価のスイングファクターとして為替の存在感が大きい局面が続きそうとした。
★13:04 トレンドマイクロ－反発 サイバー攻撃が日本地域の需要を再喚起 「中立」継続
トレンドマイクロ<4704.T>が4日ぶり反発。シティグループ証券では、サイバー攻撃が日本地域の需要を再喚起していると判断。投資評価「2（中立）」を継続、目標株価は4700円→5800円と引き上げた。
Q1決算を踏まえ、今17.12期営業利益予想を372億円→400億円、EPSは179円→192円に増額修正（コンセンサスは370億円、183円）。今後5年間のEPS成長率も年率8.6％増→12.8％増と修正。
5月14日、世界規模のサイバーアタックが起こった。サポート切れWindows OSで稼働する機器の脆弱性を狙ったランサムウェアによる標的型メール攻撃で、日本はランサム（身代金）支払率が高いことで知られ、こういった攻撃の草刈り場と言われている。同社は標的型メール攻撃対策製品群を擁しており、今回の事件を契機に顧客企業の同製品への関心は改めて高まり、追加的な需要増につながると予想されるとした。
トレンドマイクロ<4704.T>が4日ぶり反発。シティグループ証券では、サイバー攻撃が日本地域の需要を再喚起していると判断。投資評価「2（中立）」を継続、目標株価は4700円→5800円と引き上げた。
Q1決算を踏まえ、今17.12期営業利益予想を372億円→400億円、EPSは179円→192円に増額修正（コンセンサスは370億円、183円）。今後5年間のEPS成長率も年率8.6％増→12.8％増と修正。
5月14日、世界規模のサイバーアタックが起こった。サポート切れWindows OSで稼働する機器の脆弱性を狙ったランサムウェアによる標的型メール攻撃で、日本はランサム（身代金）支払率が高いことで知られ、こういった攻撃の草刈り場と言われている。同社は標的型メール攻撃対策製品群を擁しており、今回の事件を契機に顧客企業の同製品への関心は改めて高まり、追加的な需要増につながると予想されるとした。
★13:08 サンデンＨＤ－もみ合い 短期カタリストに乏しい 目先は為替しだい 「中立」継続
サンデンホールディングス<6444.T>がもみ合い。シティグループ証券では、短期カタリストに乏しく、目先は為替しだいとして、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は350円→330円と引き下げた。
為替による株価影響が極めて大きい。新年度も例年通り利益はQ4に集中する見通しであり、Q1～Q3の各四半期における営業利益が±10億円程度のレンジに収まる限りにおいて、四半期決算は株価材料とはなりにくい。当面の株価推移は為替に強く依存しそう。一方、株式市場の一部にはサンデンＨＤを再編候補とみる向きもあり、下値抵抗力は一定程度あると想定。
サンデンホールディングス<6444.T>がもみ合い。シティグループ証券では、短期カタリストに乏しく、目先は為替しだいとして、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は350円→330円と引き下げた。
為替による株価影響が極めて大きい。新年度も例年通り利益はQ4に集中する見通しであり、Q1～Q3の各四半期における営業利益が±10億円程度のレンジに収まる限りにおいて、四半期決算は株価材料とはなりにくい。当面の株価推移は為替に強く依存しそう。一方、株式市場の一部にはサンデンＨＤを再編候補とみる向きもあり、下値抵抗力は一定程度あると想定。
★13:10 ミスミグループ－続伸 4月売上高実績22％増 FA事業は23％増
ミスミグループ本社<9962.T>が続伸。同社は19日、4月の売上高実績が前年同月比21.6％増の244億円（前年同期は201億円）だったと発表した。内訳はFA事業が同23.4％増の83億円、金型部品事業が同19.7％増の63億円、VONA事業が21.3％増の98億円だった。
ミスミグループ本社<9962.T>が続伸。同社は19日、4月の売上高実績が前年同月比21.6％増の244億円（前年同期は201億円）だったと発表した。内訳はFA事業が同23.4％増の83億円、金型部品事業が同19.7％増の63億円、VONA事業が21.3％増の98億円だった。
★13:11 ソニー－3日続落 今期営業益400億円上振れとの観測
ソニー<6758.T>が3日続落。20日付の日経新聞朝刊で、同社の18.3期は連結営業利益で400億円程度上振れする可能性があると報じられた。
事業環境の悪化を想定して同額のリスク費用を織り込んでいるためだという。現時点の営業利益予想は前期比7割増の5000億円で、実際にリスク費用が発生しなければ、1998年3月期以来の最高益（5257億円）が視野に入るとしている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。
ソニー<6758.T>が3日続落。20日付の日経新聞朝刊で、同社の18.3期は連結営業利益で400億円程度上振れする可能性があると報じられた。
事業環境の悪化を想定して同額のリスク費用を織り込んでいるためだという。現時点の営業利益予想は前期比7割増の5000億円で、実際にリスク費用が発生しなければ、1998年3月期以来の最高益（5257億円）が視野に入るとしている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。
★13:12 ＳＭＣ－続伸 ハイテク産業の受注が堅調 「買い」継続
ＳＭＣ<6273.T>が続伸。シティグループ証券では、ハイテク産業の受注が堅調と判断。投資評価「1（買い）」を継続、目標株価は37500円→40500円と引き上げた。
ハイテク産業からの堅調な需要をけん引役に、第4四半期決算は好調な結果。これを受け、今期以降の業績予想を見直し。株主還元に前向きな姿勢を強めたことは心強く、今期業績も計画過達となることに自信を持っている。しかし、多くの非連結子会社や、第4四半期に北米で利益率が低下したことへの説明には疑問も残るため、目標株価算出に当たり、世界のFA銘柄の平均PERに対してディスカウントが妥当と考えるとした。
ＳＭＣ<6273.T>が続伸。シティグループ証券では、ハイテク産業の受注が堅調と判断。投資評価「1（買い）」を継続、目標株価は37500円→40500円と引き上げた。
ハイテク産業からの堅調な需要をけん引役に、第4四半期決算は好調な結果。これを受け、今期以降の業績予想を見直し。株主還元に前向きな姿勢を強めたことは心強く、今期業績も計画過達となることに自信を持っている。しかし、多くの非連結子会社や、第4四半期に北米で利益率が低下したことへの説明には疑問も残るため、目標株価算出に当たり、世界のFA銘柄の平均PERに対してディスカウントが妥当と考えるとした。
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