前場コメント No.14 三井不動産、スタートトゥデイ、ダイキン、ベルーナ、カルビーなど

2017/05/25(木) 11:30
★10:20  三井不動産-野村が目標株価引き上げ 新ビルが高稼働で竣工へ
 三井不動産<8801.T>がもみ合い。野村証券では、新ビルが高稼働で竣工へと注目。レーティング「Buy」を継続、目標株価を3710円→3940円と引き上げた。
 保有する資産を精査し、目標株価を6%引き上げ。18年1月に竣工する予定で総物件価格2536億円と推定する「新日比谷プロジェクト(延床面積18.9万平米)」は、満室稼働する見通しであるが、初期のプロモーションコストが重い上に、フリーレントもあり、今18.3期には赤字と予想するものの、4.5%のNOI利回りでフル稼働する見通し。来19.3期以降は「日本橋2丁目」「ニューヨーク55ハドソンヤード」「日本橋室町3丁目」「大手町」などのプロジェクトで有力な大型賃貸ビルが高稼働すると見られ、業績やNAV拡大に寄与する見込み。業績見通しに関する従来からの見方は変えないとした。

★10:22  スタートトゥデイ-SMBC日興が目標株価引き上げ WEARの可能性にも注目
 スタートトゥデイ<3092.T>が5日ぶり反発。SMBC日興証券では、メディアパワーが高まったWEARの可能性にも注目。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は2700円→3200円と引き上げた。
 低価格ブランドの導入、決済手段の拡大などにより、若年層の新規獲得が増え、アクティブ会員数の純増ペースが高水準を継続している。同社の取扱高の成長率の高さゆえに、アパレル企業の同社への在庫供給量も増加しているとみられる。同社の中期目標達成(商品取扱高5000億円)の確度が高まったと判断。今後の成長ポテンシャルとして1000万人のMAU(Monthly active users)を超えたファッションコーディネイトアプリ『WEAR』のマネタイズにも注目。

★10:24  ダイキン工業-SMBC日興が目標株価引き上げ 過去最高益を継続して更新すると予想
 ダイキン工業<6367.T>がもみ合い。SMBC日興証券では、過去最高益を継続して更新すると予想。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を12600円→13200円と引き上げた。
 今18.3期1Qについては、前期に発生した猛暑の影響に加え、化学事業では収益性が高いと推定しているスマホ向け表面防汚コーティング剤オプツールの売上減少の影響により、増益率は低水準にとどまると予想。しかし、同社の成長ストーリーに変化はなく、1Q業績で株価が調整した場合は投資機会と考えているとした。

★10:25  ベルーナ-底堅い 中国向け通販サイトを開設 ベビー服や化粧品など8000点
 ベルーナ<9997.T>が底堅い。25日付の日経新聞朝刊で、同社が中国向けの通販サイトを開設すると報じられた。
 ベビー服や化粧品など8000点をそろえるという。中国企業の支援を受けながら自前のサイトを用意するとされる。現地の大手通販サイトに出店するのに比べ、品数を増やしたり、きめ細かい広告宣伝をしたりすることが可能になるとしており、中国で海外の製品を購入する越境EC(電子商取引)が盛り上がっていることに対応するもよう。今後の業績への貢献が期待され、株価は底堅く推移している。

★10:27  カルビー-三菱UFJMSが目標株価引き上げ フルグラの中国向け輸出の立ち上げに注目
 カルビー<2229.T>が4日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、フルグラの中国向け輸出の立ち上げに注目。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は3900円→4200円と引き上げた。
 今18.3期は、北米事業が前年から取り組んできた販売組織体制強化策や製品廃棄率の抑制などによる生産効率改善効果により、業績は改善すると予想。他方で国内は、生馬鈴薯不足によるポテトチップスの販売減やフルグラの中国向けの販売縮小の影響が、特に1Q(4~6月)業績にネガティブに影響する見込み。今期の国内事業は、特殊要因によるトップラインの停滞により、営業利益は踊り場となる見通し。


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