前場コメント No.17 クレハ、SOMPO、キーエンス、テクマトリックス、マクドナルドなど

2017/05/29(月) 11:30
★11:02  クレハ-東海東京が「OP」へ引き上げ シェールオイル掘削用PGA樹脂の反転攻勢で増益へ
 クレハ<4023.T>が大幅反発。東海東京調査センターでは、シェールオイル掘削用PGA樹脂の反転攻勢で増益へとコメント。レーティングを「Neutral」→「Outperform」、目標株価を4900円→8280円と引き上げた。
 クレハは機能製品、農薬・医薬品、家庭用ラップなど生活用品等の事業を展開するファインケミカル中堅企業。シェールオイル掘削用PGA樹脂やリチウムイオン電池用バインダーなどの成長製品を持つ。前17.3期はこれら成長製品を含む機能製品セグメントがPGA樹脂の商流変更やバインダーの償却費増の影響で減益になったが、今18.3期は収穫期に入り、大幅な増益を会社は計画しており、東海東京も同様の見方を取るとした。同社事業構造の改革はおおむね終了し、今後は営業利益で2ケタ成長が期待可能。

★11:06  SOMPOHD-続落 7月からグループ傘下の介護事業2社を一体運営
 SOMPOホールディングス<8630.T>が続落。29日付の日経新聞朝刊で、同社が7月からグループ傘下の介護事業2社を一体運営すると報じられた。
 これまで事業運営や採用活動は個別に手掛けていたが、社長以下役員が2社を兼務する体制にし、意思決定を迅速にするという。採用や研修も一体化することで、新規職員の獲得増や離職率の低下につなげるとされる。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★11:07  キーエンス-野村が目標株価引き上げ 外部要因に依存しない自力成長が続く
 キーエンス<6861.T>が反発。野村証券では、外部要因に依存しない自力成長が続くと想定。レーティング「Buy」を継続、目標株価を53000円→56000円と引き上げた。
 直販体制に基づく自助努力への高評価は不変で、「質が高い成長株」として「Buy」を継続。同社のWebsiteにある「新商品一覧」からうかがえるのは、“プラグ・アンド・プライ(セッティング不要ですぐ使える)”の概念。天才肌のエンジニアが技術の粋を尽くして孤高に開発した代物ではなく、セールス・商品企画・販売促進・生産管理の“文殊の知恵”で、「検査対象を選ばない画像センサー」や「置いて押すだけの画像寸法測定器」のような“かゆいところに手が届く(オモテナシ)商品”を途切れずに発売している。20カ所以上の技術情報サイト、400種類超の「テクニカルガイド(手引書)」も競争力を支えていると指摘。

★11:12  ユニチャーム-野村が目標株価引き上げ 大人用おむつやフェミニン製品で成長が続く
 ユニ・チャーム<8113.T>が6日ぶり反発。野村証券では、大人用おむつやフェミニン製品で成長が続くと想定。レーティング「Buy」を継続、目標株価を2900円→3430円と引き上げた。
 日本の大人用おむつ、アジアのフェミニンや子ども用おむつなど、業績成長ドライバーは健在。前年からの課題である中国の子ども用おむつではプレミアム製品への切り替えを進め、Eコマースや専門店チャネルの売り上げが伸びている。
 ただし、依然として販売数量拡大により事業ポジションを構築する局面で、利益貢献はまだ先と想定。インドネシアの子ども用おむつでも従来よりも高品質・高単価のものへ切り替えを進めており、今17.12期下期頃から収益改善効果が出て来ると見られるとした。

★11:15  テクマトリックス-大幅に3日ぶり反発 子会社がJBサービスと協業へ
 テクマトリックス<3762.T>が大幅に3日ぶり反発。同社は26日に、子会社の沖縄クロス・ヘッド(沖縄県那覇市)がJBサービス(東京都新宿区)と協業し、沖縄クロス・ヘッドが運営する物理ラックを丸ごとクラウド化したサービス「OCH POWER」にJBサービスのサイバーセキュリティ対策サービス「OPTi Secure」を組み合わせ、日本国内およびアジア地域への提供を6月から開始すると発表した。
 今後、沖縄クロス・ヘッドは、「OCH POWER」のセキュリティオプションとして「OPTi Secure」で提供する他のサービスを取り入れ、クラウド環境におけるセキュリティの充実を図るとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★11:16  日本マクドナルド-続伸 楽天と共通ポイントサービスで提携
 日本マクドナルドホールディングス<2702.T>が続伸。同社は26日、楽天<4755.T>と、顧客の利便性向上のため、楽天が運営する共通ポイントサービス「楽天ポイントカード」で提携し、日本全国のマクドナルド約2900店舗で同サービスの利用が可能となる。
 両社は2008年12月に楽天の電子マネー「楽天Edy」を全国のマクドナルドに導入し、現金以外の支払い方法の選択肢を広げ、スピーディーかつスムーズなサービスの提供を実現してきた。今回の提携により、「楽天ポイントカード」を保有する顧客は、全国のマクドナルド店舗での支払いの際、「楽天ポイントカード」の機能が搭載されたカードや「楽天ポイントカードアプリ」を提示することで、100円ごとに楽天グループの各種サービスで利用可能な「楽天スーパーポイント」を1ポイント貯めることができる。


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