前場コメント No.6 JR九州、スリープロ、ディアライフ、アドウェイズ、塩野義製薬など

2017/05/31(水) 11:30
★9:07  JR九州-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 不動産・建設事業が好調で上方修正
 JR九州(九州旅客鉄道)<9142.T>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、不動産、建設事業が好調で業績予想を上方修正。今期会社予想は保守的とみて、投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は3420円→3800円と引き上げた。
 今18.3期以降の営業利益予想を上方修正。主な要因は3点。(1)不動産賃貸事業好調により駅ビル・不動産を上方修正、(2)土木・建築業界の構造的利益率改善を受けて建設を上方修正、(3)会社計画に合わせて鉄道事業の修繕費用を下げ、運輸サービスを上方修正。
 長期的な安定成長が見込め、株主還元余力もあることから、「ディフェンシブ性を兼ね備えた配当利回り株」との従来の見方に変更はないとした。

★9:08  スリープロ-買い気配 上期29%営業増益 人型ロボットなどの新商材の営業強化が奏功
 スリープログループ<2375.T>が買い気配。同社は30日、17.10期上期(11-4月)の連結営業利益が2.4億円(前年同期比29.2%増)だったと発表した。
 BPO事業で、通信キャリアの新規顧客開拓や家電量販店での営業・販売支援サービスで人型ロボットなどの新商材の営業を強化した。既存サービスでも効率的な運営に注力した。

★9:08  日本空港ビルデング-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 免税売上高は回復途上
 日本空港ビルデング<9706.T>が続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、免税売上高は回復途上と判断。EV/EBITDAに依然割高感があるとして、投資判断「Sell」を継続、目標株価は2600円→2500円と引き下げた。
 免税店売上高の伸び悩みが続くとみて、今18.3期予想のEBITDAを減額、地代増加によりTIATなど持ち分法利益予想も減額修正。
 会社は昨春策定の中計目標を見直し、来19.3期経常利益目標を145億円(旧200億円)に減額、営業外収支の35億円減額が主因とされた。羽田関連の設備投資負担、天空橋やフィリピンなど空港受託がなくなった影響が大きく、TIATの投資が加われば、持ち分法損益の悪化余地もあるとの見方を示した。

★9:08  ディアライフ-小高い 大田区南蒲田のマンション開発用地を取得
 ディア・ライフ<3245.T>が小高い。同社は30日、大田区南蒲田のマンション開発用地を取得したと発表した。
 同物件は京浜急行本線・空港線「京急蒲田」駅から徒歩圏に位置している。敷地面積は429.75平方メートル。開発計画については、地上10階建て、共同住宅数64戸を予定している。

★9:09  アドウェイズ-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 19.3期~20.3期の営業減益を予想
 アドウェイズ<2489.T>が反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、来19.3期~20.3期の営業減益を予想。投資判断「Underweight」を継続、目標株価は300円→285円と引き下げた。
 「高い利益成長は困難」という見方を継続。その理由は以下の3点であるとした。(1)主力商品であるリワード広告(=インセンティブ付アフィリエイト広告)が売れ難くなっているという見方を継続。(2)スマートフォン向け広告の代理販売は運用ノウハウの点で、先行者のサイバーエージェントやセプテーニと比べて、課題があるという見方を継続。(3)営業赤字の海外広告の大幅な赤字削減は容易ではないとみるため。

★9:10  塩野義製薬-大和が目標株価引き上げ 短期業績への不安は少ない 長期的観点で懸念も
 塩野義製薬<4507.T>が続落。大和証券では、短期業績への不安は少ないが、長期的観点で懸念もあるとして、投資判断「3(中立)」を継続した。目標株価は5800円→6000円と引き上げた。
 抗HIV薬テビケイの販売好調などで大和予想を上方修正。HIVへの依存度はさらに上昇する見込みで、HIVの環境変化には注意も必要。HIVから得る収益の研究開発や株主還元への積極配分に期待するとした。


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