前場コメント No.12 住友電気工業、前田工繊、オハラ、フォーカス、ジャックスなど
★10:12 住友電気工業－大和が目標株価引き上げ FPCのコスト低減が着実に進ちょく
住友電気工業<5802.T>が6日ぶり反発。大和証券では、FPCのコスト低減が着実に進ちょくしていると判断。投資判断「2（アウトパフォーム）」を継続、目標株価を2040円→2280円と引き上げた。
大和予想は営業利益で17年度：1772億円（従来1762億円）、18年度：1896億円（同1858億円）。16年度に生産立ち上げトラブルが発生したFPC事業に関しては、主にベトナム拠点を中心にコスト低減の取り組みが進ちょく。FPCの17年度売上高会社計画が前年度比1％減の1224億円とされた中、17年度の損益レベルは収支均衡程度までの回復（前年度比150億円程度改善）が見込まれたもよう。FPC事業に関しては追加受注獲得に伴う売上高の積み増しも可能と考えられるほか、将来的にはさらなるコスト低減進ちょくも期待可能。北米データセンター向けの超多芯光ケーブルや中国向けの伝送デバイスを中心に情報通信事業の17年度売上高は同24％増を想定。成長投資に伴う減価償却費増加や一部の伝送デバイス製品における価格下落で17年度の利益水準は抑制される見通しだが、18年度以降の効果刈り取りに期待。
住友電気工業<5802.T>が6日ぶり反発。大和証券では、FPCのコスト低減が着実に進ちょくしていると判断。投資判断「2（アウトパフォーム）」を継続、目標株価を2040円→2280円と引き上げた。
大和予想は営業利益で17年度：1772億円（従来1762億円）、18年度：1896億円（同1858億円）。16年度に生産立ち上げトラブルが発生したFPC事業に関しては、主にベトナム拠点を中心にコスト低減の取り組みが進ちょく。FPCの17年度売上高会社計画が前年度比1％減の1224億円とされた中、17年度の損益レベルは収支均衡程度までの回復（前年度比150億円程度改善）が見込まれたもよう。FPC事業に関しては追加受注獲得に伴う売上高の積み増しも可能と考えられるほか、将来的にはさらなるコスト低減進ちょくも期待可能。北米データセンター向けの超多芯光ケーブルや中国向けの伝送デバイスを中心に情報通信事業の17年度売上高は同24％増を想定。成長投資に伴う減価償却費増加や一部の伝送デバイス製品における価格下落で17年度の利益水準は抑制される見通しだが、18年度以降の効果刈り取りに期待。
★10:16 前田工繊－東海東京が目標株価引き上げ 18.9期はヒューマンインフラ事業の伸びを見込む
前田工繊<7821.T>がもみ合い。東海東京調査センターでは、来18.9期はヒューマンインフラ事業の伸びを見込むとコメント。レーティング「Outperform」を継続、目標株価を1720円→1740円と引き上げた。
今17.9期上期におけるヒューマンインフラ事業の粗利益率低下を受け、今17.9期通期営業利益予想を43億円から下方修正。一方、来18.9期および19.9期業績予想は上方修正。ソーシャルインフラ事業において同社製品が橋梁、道路などの補修・補強、災害復旧向けに需要が増加すると予想。ヒューマンインフラ事業で手掛ける自動車鍛造アルミホイールは、自動車の軽量化につながる。国内外の自動車メーカーから引き合いが増えているもようで、アルミホイールのOEM（相手先ブランドでの製造）供給増加が見込まれるとした。
前田工繊<7821.T>がもみ合い。東海東京調査センターでは、来18.9期はヒューマンインフラ事業の伸びを見込むとコメント。レーティング「Outperform」を継続、目標株価を1720円→1740円と引き上げた。
今17.9期上期におけるヒューマンインフラ事業の粗利益率低下を受け、今17.9期通期営業利益予想を43億円から下方修正。一方、来18.9期および19.9期業績予想は上方修正。ソーシャルインフラ事業において同社製品が橋梁、道路などの補修・補強、災害復旧向けに需要が増加すると予想。ヒューマンインフラ事業で手掛ける自動車鍛造アルミホイールは、自動車の軽量化につながる。国内外の自動車メーカーから引き合いが増えているもようで、アルミホイールのOEM（相手先ブランドでの製造）供給増加が見込まれるとした。
★10:17 オハラ－急騰 車載カメラレンズ用光学ガラス開発
オハラ<5218.T>が急騰。5月31日に、自動運転などでニーズが高まりつつある車載カメラレンズ用光学ガラスを開発したと発表した。
同社は、車載カメラでの使用を前提とした光学ガラスの開発を進め、車載カメラ用としては世界初となる専用設計された光学ガラスを3種類一斉販売した。特に「S-LAL20」は屈折率が1.69以上の低分散ガラスでは温度変化に対する屈折率変化を示すdn/dtの値が世界初（同社調べ）となる-1.2を達成したとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。
オハラ<5218.T>が急騰。5月31日に、自動運転などでニーズが高まりつつある車載カメラレンズ用光学ガラスを開発したと発表した。
同社は、車載カメラでの使用を前提とした光学ガラスの開発を進め、車載カメラ用としては世界初となる専用設計された光学ガラスを3種類一斉販売した。特に「S-LAL20」は屈折率が1.69以上の低分散ガラスでは温度変化に対する屈折率変化を示すdn/dtの値が世界初（同社調べ）となる-1.2を達成したとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。
★10:18 フォーカスシステムズ－ストップ高 日本マイクロソフトと高速データ処理サービスを警察に提供
フォーカスシステムズ<4662.T>がストップ高。1日付の日経新聞朝刊で、日本マイクロソフト（ＭＳ）が年内にフォーカスシステムズと、高速データ処理サービス「サイフォクラウド」を提供すると報じられた。
警察機関が重要情報を処理できる新サービスなどを用意するとされ、警察機関が押収したパソコンの分析や鑑識に同サービスを使うと、消去ファイルの復元などで平均3日必要だった前処理作業が半日でできるようになるとされる。フォーカスシステムズは警察向け分析システムで国内最大手で、ユーザーである警察の分析官の意見をもとに開発したとしている。今後の業績拡大への寄与が期待され、買いが殺到している。
フォーカスシステムズ<4662.T>がストップ高。1日付の日経新聞朝刊で、日本マイクロソフト（ＭＳ）が年内にフォーカスシステムズと、高速データ処理サービス「サイフォクラウド」を提供すると報じられた。
警察機関が重要情報を処理できる新サービスなどを用意するとされ、警察機関が押収したパソコンの分析や鑑識に同サービスを使うと、消去ファイルの復元などで平均3日必要だった前処理作業が半日でできるようになるとされる。フォーカスシステムズは警察向け分析システムで国内最大手で、ユーザーである警察の分析官の意見をもとに開発したとしている。今後の業績拡大への寄与が期待され、買いが殺到している。
★10:19 ジャックス－東海東京が目標株価引き上げ 新規事業や海外事業が伸長
ジャックス<8584.T>が反発。東海東京調査センターでは、今18.3期は経常増益へ、新規事業や海外事業が伸長していると判断。レーティング「Outperform」を継続、目標株価を800円→900円と引き上げた。
今18.3期予想は営業収益が1367億円（前年比14.2％増）、経常利益が161億円（同36.3％増）。当初の中計目標（18.3期経常利益200億円）には届かない見込み。これは16.3期～前17.3期における新規事業と海外事業の進ちょくが当初中計で見込んでいたペースより緩やかであったことによるもの。
なお、今18.3期単年度は信販事業の優位性持続や成長ドライバー（新規事業や海外事業）のペースアップにより、業績伸長を想定。次期中計がスタートする来19.3期以降も増収増益が見込まれるとした。
ジャックス<8584.T>が反発。東海東京調査センターでは、今18.3期は経常増益へ、新規事業や海外事業が伸長していると判断。レーティング「Outperform」を継続、目標株価を800円→900円と引き上げた。
今18.3期予想は営業収益が1367億円（前年比14.2％増）、経常利益が161億円（同36.3％増）。当初の中計目標（18.3期経常利益200億円）には届かない見込み。これは16.3期～前17.3期における新規事業と海外事業の進ちょくが当初中計で見込んでいたペースより緩やかであったことによるもの。
なお、今18.3期単年度は信販事業の優位性持続や成長ドライバー（新規事業や海外事業）のペースアップにより、業績伸長を想定。次期中計がスタートする来19.3期以降も増収増益が見込まれるとした。
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