前場コメント No.7 日本電通、ダイヤモンドダイニング、双日、コニカミノルタ、丸紅など

2017/06/02(金) 11:30
★9:13  日本電通-15日続伸 電気設備メンテの大一電業社を子会社化
 日本電通<1931.T>が変わらずを挟み15日続伸。同社は1日、大一電業社(大阪市東淀川区)の全株式を取得し、子会社化すると発表した。
 大一電業社は電気設備のメンテナンスおよび生産設備の合理化工事での設計、施工など工場内での電気設備工事を得意とする会社であるという。その業歴や実績を生かし、日本電通の通信設備エンジニアリング事業で電気設備工事分野の強化・拡大を目指す。

★9:13  ダイヤモンドダイニング-もみ合い 通期営業益を上方修正も市場コンセンサス下回る
 ダイヤモンドダイニング<3073.T>がもみ合い。同社は1日に、18.2期通期の連結営業利益予想を従来の15.0億円から18.0億円(前期比9.7%増)へと引き上げると発表した。
 2017年6月1日付けでゼットン<3057.NG>を持分法適用関連会社から連結子会社化し、また新たに商業芸術(東京都渋谷区)を完全子会社化したことが寄与する。市場コンセンサスは19.5億円となっている。
 また、18.2期上期(3-8月)の連結営業利益予想については従来の6.2億円から7.5億円(前年同期比32.7%増)に引き上げた。

★9:14  双日-みずほが「UP」へ引き下げ 規模拡大バイアスは要求リスクプレミアムに上昇圧力
 双日<2768.T>が小幅続伸。みずほ証券では、規模拡大バイアスは、要求リスクプレミアムに上昇圧力となろうとコメント。投資判断を「中立」→「アンダーパフォーム」、目標株価を300円→240円と引き下げた。
 現中計(16.3期~18.3期)最終年度の今18.3期は規模拡大志向を鮮明にし、投融資計画は1500億円(中計目標の累計3000億円を達成する)としている。みずほでは、今18.3期の投資額1500億円、ならびに中計期間通じての投資計画(年間平均1000億円)は適正水準を超過し、過大と判断。これまで、超過余資の創出により削減してきた実質レバレッジは、今18.3期に悪化に転じる見込み。株式市場が同社株式に暗に要求するリスクプレミアムに上昇圧力をもたらすと想定。

★9:15  コニカミノルタ-続伸 パイオニアと有機EL照明事業に係る合弁会社設立
 コニカミノルタ<4902.T>が続伸。1日に、同社とパイオニア<6773.T>は、6月1日付で、有機EL照明事業に係る合弁会社コニカミノルタ パイオニア OLED(東京都港区)を設立したと発表した。
 設立したコニカミノルタ パイオニア OLEDでは、両社の有機EL照明事業における事業企画、商品企画、商品開発、生産技術開発および販売を行い、同事業を推進していくという。なお、資本金は4.9億円で、出資比率はコニカミノルタ50%、パイオニア50%となっている。

★9:15  コニカミノルタ-続伸 複合機工場の生産性を改善 60億円利益押し上げ
 コニカミノルタ<4902.T>が続伸。2日付の日経新聞朝刊で、同社が複合機の工場の生産性を改善すると報じられた。
 中国工場の設備を刷新し、一部自動化などを進めるという。同社の18.3期の連結事業利益(国際会計基準。日本会計基準で営業利益に相当)のうち、60億円の押し上げ効果を見込むとされる。

★9:15  丸紅-みずほが目標株価引き上げ 構造変化の第1幕は力強く持続へ
 丸紅<8002.T>が4日続伸。みずほ証券では、構造変化の第1幕は力強く持続へとコメント。投資判断「買い」を継続、目標株価を950円→1000円と引き上げた。
 同社は前17.3期決算に際して、修正中計(17.3期~19.3期)を発表。修正中計では、中計期間累計で配当後FCF4000億円~5000億円を創出し、レバレッジを削減するとした。みずほでは、同社は毎期1000億円の配当後基礎FCFを持続的に創出できると想定。その場合、高位の実質レバレッジは2~3年後には有意な規模の低下を実現すると予想。同社の高い財務リスクを反映し、現状、株式に対する市場の要求リスクプレミアムは高水準にあるが、実質レバレッジの削減とともに、要求リスクプレミアムは2~3割低下の可能性があり、持続的な株価上昇を支える見込み。


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