前場コメント No.14 イズミ、フィードワン、安川電機、ヤマハ、エムアップなど

2017/06/05(月) 11:30
★10:33  イズミ-SMBC日興が目標株価引き上げ 業績の拡大余地は大きい
 イズミ<8273.T>が6日続伸。SMBC日興証券では、過去2期間の積極投資の回収期に入り、業績の拡大余地は大きいと判断。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を6100円→7300円と引き上げた。
 来19.2期までの業績予想を修正。今18.2期・来19.2期の利益予想を増額し、目標株価を引き上げ。今18.2期は過去2期間の出店や改装の投資回収期に入り、業績の拡大余地は大きいと判断。また、今18.2期の大幅増配をSMBC日興では予想しているとし、これも株価のカタリストになる見込み。中四国・九州エリアの出店競争は緩和が続いており、21.2期売上高目標1兆円に向けて、出店による成長が続くと考えるとした。

★10:36  ファナック-UBSが目標株価引き下げ ロボドリルのピークアウトはそんなに心配しない
 ファナック<6954.T>が続伸。UBS証券では、ロボドリルのピークアウトはそんなに心配しないとコメント。レーティング「Buy」を継続した。目標株価は26000円→25500円と引き下げた。
 株価推移は年初来でTOPIXを上回るが、FA関連大手6社で下位グループと冴えない。これは、ロボドリルの受注ピークアウトや中国設備投資の冷え込みが懸念されていると推察。UBSもロボマシン売上予想を引き下げて、営業利益は従来比で今期:1%減→来期:3%減と微調整。ただし、ロボットのシェア上昇や中国工作機械市場の高度化でFA事業が享受する恩恵はこれから具体化すると考えるとした。

★10:37  フィードワン-底堅い 養殖用配合飼料の製造コスト削減
 フィード・ワン<2060.T>が底堅い。5日付の日経産業新聞で、同社がハマチやタイの養殖に使う配合飼料の製造コストを削減すると報じられた。
 最新設備や自動倉庫を導入し、コストを2割低減した北九州の新工場が本格稼働したという。従来より4割少ない人員で運用できるようにしたうえ、養殖業が集中する四国や九州に近い立地も生かせるとされる。国内の養殖業が伸び悩むなかで飼料メーカーの競合も激しくなっており、低コストを武器にシェア拡大を狙うもよう。今後の業績拡大への貢献が期待され、株価は底堅く推移している。

★10:41  安川電機-野村が目標株価引き上げ 17年度は営業最高益へ
 安川電機<6506.T>が4日続伸。野村証券では、17年度は営業最高益を想定。レーティング「Buy」を継続、目標株価を2400円→2550円と引き上げた。
 17年度が2期ぶりの営業最高益との見方は不変で、収益力が高まっている「循環株」として注目。同社の16年度受注や台湾FA(工場自動化)銘柄の月次受注を考慮すれば、Q1から好発進(前年同期比46%営業増益)となる見通し。
 連結受注動向を含めた業績モメンタムの改善による17年度の営業最高益の確度上昇を踏まえ、従来の同予想基準PER23倍を小幅に引き上げるとした。

★10:43  ヤマハ-野村が目標株価引き上げ 商品価格の見直しは今後も継続する方針
 ヤマハ<7951.T>がもみ合い。野村証券では、商品価格の見直しは今後も継続する方針と注目。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は3000円→3850円と引き上げた。
 主力の楽器と音響機器を中心に順調な業績推移が続いている。中期的にも、先進国におけるシェアの上昇、新興国における楽器演奏人口の拡大などを背景に、安定した利益成長が続くと予想される。来19.3期のEPS予想213円にPER約18倍を適用し、目標株価を3850円と算出。今回、商品価格の見直しなどによる収益性の改善効果を従来見ていたよりも強く織り込み、営業利益予想と適用PERを上方修正。

★10:44  エムアップ-ストップ安売り気配 社長の保有比率が低下 大量保有報告書で判明
 エムアップ<3661.T>がストップ安売り気配。6月2日付けで関東財務局に提出した大量保有報告書によって、同社社長の美藤宏一郎氏のエムアップ株の保有比率が21.61%→19.91%に下がったことが判明したことが嫌気されているもよう。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,239.66 +153.86
ナスダック総合 15,927.90 +316.14
ドル/円 159.35 +1.23
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ