後場コメント No.3 デンカ、凸版印刷、日本通運、日本ハウス、セイノーなど
★12:50 デンカ－続落 ライフイノベーション・CR・電材中心に業績の厚み増す 「買い」継続
デンカ<4061.T>が続落。シティグループ証券では、ライフイノベーション、CR、電材中心に業績の厚みが増していると判断。投資評価「1（買い）」を継続、目標株価は540円→700円と引き上げた。
取材などを踏まえて業績予想を見直しも、今18.3期営業利益は従来予想とほぼ同水準の前期比20％増の310億円を予想。会社予想の300億円は達成する見込み。エラストマーをCRの値上げ浸透などを背景に増額。電子も半導体関連材、鉄道/自動車の放熱部材の需要が好調で上方修正。細胞培養法の脅威もなくなり、ライフイノベーションを中心とした業績の安定成長に加え、世界シェア4割を握るに至ったCRの競争力、総還元性向基準50％に代表される積極的な株主還元を考慮、過去対比で高めのバリュエーションも正当化される見通し。ノロウイルスなど含めたPOCTのラインナップ拡充、sd-LDL-Cなど海外検査試薬拡大、がん治療ウイルス製剤G47Δへの取り組みをはじめ、ユニークな取り組みにも注目。
デンカ<4061.T>が続落。シティグループ証券では、ライフイノベーション、CR、電材中心に業績の厚みが増していると判断。投資評価「1（買い）」を継続、目標株価は540円→700円と引き上げた。
取材などを踏まえて業績予想を見直しも、今18.3期営業利益は従来予想とほぼ同水準の前期比20％増の310億円を予想。会社予想の300億円は達成する見込み。エラストマーをCRの値上げ浸透などを背景に増額。電子も半導体関連材、鉄道/自動車の放熱部材の需要が好調で上方修正。細胞培養法の脅威もなくなり、ライフイノベーションを中心とした業績の安定成長に加え、世界シェア4割を握るに至ったCRの競争力、総還元性向基準50％に代表される積極的な株主還元を考慮、過去対比で高めのバリュエーションも正当化される見通し。ノロウイルスなど含めたPOCTのラインナップ拡充、sd-LDL-Cなど海外検査試薬拡大、がん治療ウイルス製剤G47Δへの取り組みをはじめ、ユニークな取り組みにも注目。
★12:54 ＴＨＫ－反落 自動車向け事業の低い利益率が頭痛の種 「中立」継続
ＴＨＫ<6481.T>が7日ぶり反落。シティグループ証券では、自動車向け事業の低い利益率が頭痛の種とコメント。投資評価「2（中立）」を継続、目標株価は3150円→3650円と引き上げた。
決算発表を受けて予想を修正し、会計期末が12月末に変更されたため、シティのモデルも見直し（今期は9カ月の変則決算になる）。基準年を来18.12期に移し、株価はのれん調整後で17倍のPERが妥当と想定（エレクトロニクス関連受注がピークに近い可能性を踏まえ、18倍から引き下げ）。産業機器向け受注は好調だが、キーエンスやＳＭＣに比べれば、長期的な魅力に乏しいとした。
ＴＨＫ<6481.T>が7日ぶり反落。シティグループ証券では、自動車向け事業の低い利益率が頭痛の種とコメント。投資評価「2（中立）」を継続、目標株価は3150円→3650円と引き上げた。
決算発表を受けて予想を修正し、会計期末が12月末に変更されたため、シティのモデルも見直し（今期は9カ月の変則決算になる）。基準年を来18.12期に移し、株価はのれん調整後で17倍のPERが妥当と想定（エレクトロニクス関連受注がピークに近い可能性を踏まえ、18倍から引き下げ）。産業機器向け受注は好調だが、キーエンスやＳＭＣに比べれば、長期的な魅力に乏しいとした。
★12:54 凸版印刷－4日ぶり反落 ナノ化技術活用で耐傷・耐汚染性優れた床材を開発
凸版印刷<7911.T>が4日ぶり反落。同社は6日、カプセル化したナノ材料を用いることで、世界最高水準の表面性能を実現する床材「Smart NANO（スマートナノ）」を開発したと発表した。
「Smart NANO」とは、東京理科大学を中心とするベンチャー企業、アクテイブと共同で開発した、化粧シートを高性能化する技術。傷や汚れが付きにくい高性能の内装用床材として、主にマンション向けに6月中旬から販売を開始する。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。
凸版印刷<7911.T>が4日ぶり反落。同社は6日、カプセル化したナノ材料を用いることで、世界最高水準の表面性能を実現する床材「Smart NANO（スマートナノ）」を開発したと発表した。
「Smart NANO」とは、東京理科大学を中心とするベンチャー企業、アクテイブと共同で開発した、化粧シートを高性能化する技術。傷や汚れが付きにくい高性能の内装用床材として、主にマンション向けに6月中旬から販売を開始する。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。
★12:58 日本通運－反落 カタリスト豊富もおおむね織り込み済み 「中立」継続
日本通運<9062.T>が10日ぶり反落。シティグループ証券では、値上げ、航空貨物とカタリスト豊富も、おおむね織り込み済みとみて、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は620円→750円と引き上げた。
（1）減価償却方法変更による利益増（+60億円）やROEなどの改善、（2）適性単価収受深化による収益性改善期待、（3）堅調な航空貨物事業などを評価する一方で、これら要素は一定程度株価に織り込み済みと見て「中立」継続。
日本通運<9062.T>が10日ぶり反落。シティグループ証券では、値上げ、航空貨物とカタリスト豊富も、おおむね織り込み済みとみて、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は620円→750円と引き上げた。
（1）減価償却方法変更による利益増（+60億円）やROEなどの改善、（2）適性単価収受深化による収益性改善期待、（3）堅調な航空貨物事業などを評価する一方で、これら要素は一定程度株価に織り込み済みと見て「中立」継続。
★13:00 日本ハウスＨＤ－5日ぶり反落 上期営業黒字転換も材料出尽くしで
日本ハウスホールディングス<1873.T>が5日ぶり反落。同社は5日、17.10期上期（11-4月）の連結営業利益が5100万円（前年同期は8億1800万円の赤字）だったと発表した。
「やまとシリーズ」「Jシリーズ」などの主力商品の販売推進が奏功した。しかし株価は、前日までに決算期待から大きく上昇しており、材料出尽くしで売り優勢となっている。
日本ハウスホールディングス<1873.T>が5日ぶり反落。同社は5日、17.10期上期（11-4月）の連結営業利益が5100万円（前年同期は8億1800万円の赤字）だったと発表した。
「やまとシリーズ」「Jシリーズ」などの主力商品の販売推進が奏功した。しかし株価は、前日までに決算期待から大きく上昇しており、材料出尽くしで売り優勢となっている。
★13:04 セイノーＨＤ－もみ合い 投資機会をうかがう 「中立」継続
セイノーホールディングス<9076.T>がもみ合い。シティグループ証券では、見込んだ単価上昇レベルでは「中立」妥当も投資機会をうかがうとコメント。投資評価「2（中立）」を継続も、目標株価は1350円→1580円と引き上げた。
（1）適性単価・実費収受の継続力、（2）業界内において相対的に強いコストコントロール力を評価も、株価からは相応に評価が進んでいると見て「中立」継続。個別要因で大きく株価調整するシナリオは想定していないが、原油価格上昇や値上げ期待一服などによる物流業界全般の株価低迷時が、投資機会になる可能性があるとした。上期は燃油下落効果はく落が前年比では重しになるが、燃油サーチャージ上昇（平均単価+0.5％強の押し上げ要因）が見込める今18.3期Q2以降、単価や業績モメンタム改善と見るとした。
セイノーホールディングス<9076.T>がもみ合い。シティグループ証券では、見込んだ単価上昇レベルでは「中立」妥当も投資機会をうかがうとコメント。投資評価「2（中立）」を継続も、目標株価は1350円→1580円と引き上げた。
（1）適性単価・実費収受の継続力、（2）業界内において相対的に強いコストコントロール力を評価も、株価からは相応に評価が進んでいると見て「中立」継続。個別要因で大きく株価調整するシナリオは想定していないが、原油価格上昇や値上げ期待一服などによる物流業界全般の株価低迷時が、投資機会になる可能性があるとした。上期は燃油下落効果はく落が前年比では重しになるが、燃油サーチャージ上昇（平均単価+0.5％強の押し上げ要因）が見込める今18.3期Q2以降、単価や業績モメンタム改善と見るとした。
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