後場コメント No.4 鈴茂器工、クックパッド、しまむら、三菱製紙、日東電工など
★12:43 鈴茂器工－いちよしが新規「A」 「働き方改革」を背景とした業績拡大を予想
鈴茂器工<6405.T>が続伸。いちよし経済研究所では、国内食品関連業界の「働き方改革」を背景とした業績拡大を予想。レーティング「A」、フェアバリュー3500円として、新規カバレッジを開始した。
いちよしでは今18.3期は、売上高99.5億円（前期比6％増）、営業利益16億円（同13％増）と増益持続を予想。（1）シャリ弁ロボの新製品投入の継続によりスーパー・百貨店向けなどで売上拡大が見込まれる、（2）コンビニベンダー向けも大型機の拡販により売上拡大が見込まれるなどによる。人員拡充による固定費の増加が予想されるが、国内食品関連業界の人手不足を背景に、売り上げが拡大することで吸収できる見込み。
鈴茂器工<6405.T>が続伸。いちよし経済研究所では、国内食品関連業界の「働き方改革」を背景とした業績拡大を予想。レーティング「A」、フェアバリュー3500円として、新規カバレッジを開始した。
いちよしでは今18.3期は、売上高99.5億円（前期比6％増）、営業利益16億円（同13％増）と増益持続を予想。（1）シャリ弁ロボの新製品投入の継続によりスーパー・百貨店向けなどで売上拡大が見込まれる、（2）コンビニベンダー向けも大型機の拡販により売上拡大が見込まれるなどによる。人員拡充による固定費の増加が予想されるが、国内食品関連業界の人手不足を背景に、売り上げが拡大することで吸収できる見込み。
★12:47 クックパッド－いちよしがフェアバリュー引き下げ 利用者数の伸びが鈍化している
クックパッド<2193.T>が4日ぶり反落。いちよし経済研究所では、利用者数の伸びが鈍化しており、早急な対策を打つ必要があろうとコメント。レーティング「B」を継続、フェアバリューは830円→800円と引き下げた。
今17.12期1Q実績（17年1～3月）は売上収益36億円（前年同期比11％減）、営業利益19億円（同5％減）と減収、減益にとどまった。いちよし予想との比較では売上高が事業撤退の影響により未達であったが、損益への影響はほとんどなかったと考えられる。事業別売上高では会員事業が前年同期比15％増の23億円、広告事業が同14％減の11億円といずれも予想を若干下振れ。ただし、月別平均利用者数は前16.12期4Q（16年10～12月）が前年同期比11％増の6416万人と順調に推移していたが、今17.12期1Qは同2％増の6134万人に鈍化。いちよしでは、今後の業績予想を保守的に見直すとした。
クックパッド<2193.T>が4日ぶり反落。いちよし経済研究所では、利用者数の伸びが鈍化しており、早急な対策を打つ必要があろうとコメント。レーティング「B」を継続、フェアバリューは830円→800円と引き下げた。
今17.12期1Q実績（17年1～3月）は売上収益36億円（前年同期比11％減）、営業利益19億円（同5％減）と減収、減益にとどまった。いちよし予想との比較では売上高が事業撤退の影響により未達であったが、損益への影響はほとんどなかったと考えられる。事業別売上高では会員事業が前年同期比15％増の23億円、広告事業が同14％減の11億円といずれも予想を若干下振れ。ただし、月別平均利用者数は前16.12期4Q（16年10～12月）が前年同期比11％増の6416万人と順調に推移していたが、今17.12期1Qは同2％増の6134万人に鈍化。いちよしでは、今後の業績予想を保守的に見直すとした。
★12:47 しまむら－野村が目標株価引き下げ 販売苦戦も粗利率改善
しまむら<8227.T>が6日続落。野村証券では、販売苦戦も粗利率は改善しているとみて、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は18250円→16000円と引き下げた。
今18.2期はテレビ広告など経費をかけたものの出足は売り上げで苦戦し、会社計画の業績達成は難しく、野村予想とDCF法による目標株価は下方修正。ただし、「CLOSSHI」の拡販や取引工場との直貿強化などMD改革が進められ、売上総利益率の改善は続いている。経営課題はネット戦略の出遅れにあるが、バリュエーションも低水準に調整しており、“変化への挑戦”を前向きに見るとした。
しまむら<8227.T>が6日続落。野村証券では、販売苦戦も粗利率は改善しているとみて、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は18250円→16000円と引き下げた。
今18.2期はテレビ広告など経費をかけたものの出足は売り上げで苦戦し、会社計画の業績達成は難しく、野村予想とDCF法による目標株価は下方修正。ただし、「CLOSSHI」の拡販や取引工場との直貿強化などMD改革が進められ、売上総利益率の改善は続いている。経営課題はネット戦略の出遅れにあるが、バリュエーションも低水準に調整しており、“変化への挑戦”を前向きに見るとした。
★12:48 三菱製紙－反発 傘下が高機能炭素繊維「CNT」応用製品の開発加速
三菱製紙<3864.T>が反発。27日付の日経産業新聞で、同社傘下のＫＪ特殊紙（静岡県富士市）が、強度が高く電気や熱を通しやすい高機能炭素素材「カーボンナノチューブ（CNT）」を応用した製品開発を加速すると報じられた。
年内にセラミック紙と複合させた産業用ヒーターなど2種類を商品化するという。三菱製紙は洋紙事業への依存度が高く、デジタル化の進展に伴う洋紙需要の減少で構造改革が急務となっており、CNTを応用した製品を新たな収益源に育てるとしている。今後の業績拡大への貢献が期待され、買いが入っている。
三菱製紙<3864.T>が反発。27日付の日経産業新聞で、同社傘下のＫＪ特殊紙（静岡県富士市）が、強度が高く電気や熱を通しやすい高機能炭素素材「カーボンナノチューブ（CNT）」を応用した製品開発を加速すると報じられた。
年内にセラミック紙と複合させた産業用ヒーターなど2種類を商品化するという。三菱製紙は洋紙事業への依存度が高く、デジタル化の進展に伴う洋紙需要の減少で構造改革が急務となっており、CNTを応用した製品を新たな収益源に育てるとしている。今後の業績拡大への貢献が期待され、買いが入っている。
★12:52 日東電工－みずほが目標株価引き上げ 将来性は高く評価も株価は割安感に乏しい水準
日東電工<6988.T>が3日続伸。みずほ証券では、事業モデルの有効性や核酸医薬などの将来性は高く評価も、株価は割安感に乏しい水準とみて、投資判断「アンダーパフォーム」を継続した。目標株価は7400円→7500円と引き上げた。
広義の粘接着およびテープ領域における同社の競争優位性を高く評価。塗布型偏光板やRoll-to-Panelなどの新製品・新工程を継続的に創出してきた点も高く評価でき、臓器線維症治療薬を含む核酸医薬関連事業の将来性にも注目。一方、株価は割安感に乏しい水準と判断。肝硬変は慢性疾患であるうえ、当該治療薬は作用機序の新規性が高いため、ＦＤＡ（米国食品医薬局）によるBreak Through Therapy認証の取得は困難との判断を再確認、ライフサイエンスの一時金収入も今18.3期および来19.3期は期待し難いとした。
現在の株価水準はライフサイエンスの将来性などをおおむね織り込み済みの水準と判断、現時点での主力は依然としてオプトロニクスであり、短期業績の不透明感は依然として高いとの見方を示した。
日東電工<6988.T>が3日続伸。みずほ証券では、事業モデルの有効性や核酸医薬などの将来性は高く評価も、株価は割安感に乏しい水準とみて、投資判断「アンダーパフォーム」を継続した。目標株価は7400円→7500円と引き上げた。
広義の粘接着およびテープ領域における同社の競争優位性を高く評価。塗布型偏光板やRoll-to-Panelなどの新製品・新工程を継続的に創出してきた点も高く評価でき、臓器線維症治療薬を含む核酸医薬関連事業の将来性にも注目。一方、株価は割安感に乏しい水準と判断。肝硬変は慢性疾患であるうえ、当該治療薬は作用機序の新規性が高いため、ＦＤＡ（米国食品医薬局）によるBreak Through Therapy認証の取得は困難との判断を再確認、ライフサイエンスの一時金収入も今18.3期および来19.3期は期待し難いとした。
現在の株価水準はライフサイエンスの将来性などをおおむね織り込み済みの水準と判断、現時点での主力は依然としてオプトロニクスであり、短期業績の不透明感は依然として高いとの見方を示した。
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