後場コメント No.6 トクヤマ、住友化学、ジェクシード、しまむら、ACCESSなど

2017/06/27(火) 15:00
★13:09  トクヤマ-東海東京が目標株価引き上げ 多結晶シリコンの利益成長で増益に
 トクヤマ<4043.T>が4日ぶり大幅反発。東海東京調査センターでは、多結晶シリコンの利益成長、化成品の値上げ効果で増益になると想定。レーティング「Outperform」を継続、目標株価を490円→740円と引き上げた。
 同社は苛性ソーダ・ソーダ灰・塩ビなど基礎化学品を扱う化成品事業、半導体用多結晶シリコンなどが中心の特殊品事業、セメント事業、紙おむつやメガネレンズ材料などを扱うライフアメニティ事業の各事業を展開しているファインケミカル企業。太陽電池向け多結晶シリコン事業の売却などの構造改革が6月までにおおむね終了し、今後は各事業において拡販の段階に入る。今18.3期営業利益は、会社計画が前年比9.4%の減益計画であるが、東海東京では増益を予想しているとし、会社計画の上方修正が期待できるとの見方を示した。

★13:12  住友化学-反発 独バイエルとブラジルでの混合殺菌剤開発の協力関係を構築
 住友化学<4005.T>が反発。同社は27日、ドイツの化学工業・製薬会社バイエルとの間で、ブラジルのダイズ病害防除を目的とした混合殺菌剤開発に関する新たな協力関係を構築すると発表した。
 同協力関係に基づき開発される殺菌剤は、住友化学の新規殺菌剤と、バイエルの保有する殺菌剤とを組み合わせた混合剤で、ダイズの主要病害に対し、新たな防除手段を提供するためのものだという。両社は、それぞれが開発する混合剤のブラジルでの登録申請を2017年末に行う予定。なお、これら混合剤の販売は、農薬登録および関連当局の承認取得後に開始される予定とした。今後の業績へのポジティブな影響が期待され、株価は上昇している。

★13:13  ジェクシード-急騰 TCSホールディングスと業務提携 新規事業領域の開拓で相互協力
 ジェクシード<3719.T>が急騰。同社は26日、普通株式をTCSホールディングス(東京都中央区)に割り当てた第三者割当増資について払い込み手続きが完了したこと、またTCSホールディングスと業務提携することを発表した
 業務提携の内容は、ジェクシードとTCSグループの間で、新規事業領域の開拓や新サービスの開発などに関する相互協力し推進することや、人材交流により両社シナジーを最大化することなどとなっている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★13:15  しまむら-ドイツ証が目標株価引き下げ 採算は改善も販売で苦戦
 しまむら<8227.T>が6日続落。ドイツ証券では、採算は改善も販売で苦戦していると判断。レーティング「Hold」を継続、目標株価を17000円→15700円と引き下げた。
 今18.2期1Q決算を受け、業績予想を下方修正。北島氏が主導する業務改革から3期目を迎えたが、1Qでは調達改革の成果で売上総利益率の改善が顕著な一方で、販促手法への課題もあり、販売では苦戦が目立ったとした。会社は販促浄化で販売回復を目指す方針であるが、会社計画の達成にはさらに難易度が高くなったと判断。今18.2期営業利益は2%増益の497億円を見込むとした。

★13:23  ACCESS-小高い ハイパフォーマンスブラウザ最新版「NetFront Browser BE v2.4」提供へ
 ACCESS<4813.T>が小高い。同社は27日、Chromium Blink対応ハイパフォーマンスブラウザの最新版「NetFront Browser BE v2.4」を開発し、提供開始したと発表した。
 「NetFront Browser BE」は、Chromium Blinkエンジン搭載のハイスペックHTML5ブラウザで、ハイエンド組み込み機器のマルチコアCPU/GPUといったハードウェア資源を最大限に活用できる構成を実現している。ハイエンドのスマートテレビや、車載インフォテインメントシステム、セットトップボックス、ゲーム機など、最新のHTML5規格対応の次世代プラットフォーム実装を目指す企業にとって理想のブラウザソリューションとしている。今後の業績拡大への寄与が期待され、買いが入っている。


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