後場コメント No.1 昭和電工、カイノス、OKI、ユーシン、ジャフコなど

2017/07/25(火) 15:01
★12:30  昭和電工-野村が目標株価引き上げ HDメディアや黒鉛電極が好調
 昭和電工<4004.T>が大幅反落。野村証券では、HDメディアや黒鉛電極が好調と判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価を3450円→3600円と引き上げた。
 会社は通期営業利益の上方修正を発表したが、インドネシア持ち分法適用会社(ICA社、アルミナおよび水酸化アルミニウムを生産)の株式売却を発表し、約100億円の持ち分法損失と67億円の特別損失を計上する。今17.12期は株式売却による利益減少を考慮したが、17年4~6月に黒鉛電極、データセンター向けのHDメディア(ハードディスクメディア)の出荷は野村予想以上の好調であるとし、野村の来18.12期以降の営業利益や親会社株主利益予想を増額するとした。

★12:30  JMC-後場売り気配 通期営業益を下方修正 減収や外注加工費の増加で
 JMC<5704.T>が後場売り気配。同社は25日12時05分に、17.12期通期の営業利益予想を従来の2億2100万円から1000万円(前期比92.8%減)へと引き下げると発表した。売上高の減少や外注加工費の増加などが響く。
 17.12期上期(1-6月)の営業利益予想については従来の7300万円から300万円(前年同期比96.5%減)へと引き下げた。

★12:31  カイノス-後場売り気配 1Qは56%営業減益 アレルギー検査試薬が競争影響受ける
 カイノス<4556.T>が後場売り気配。同社は25日前引け後、18.3期1Q(4-6月)の営業利益が7900万円(前年同期比56.3%減)だったと発表した。
 免疫検査分野で、アレルギー検査試薬が競合品の影響を受けたほか、その他の分野でも、特許期間が終了したため、ロイヤリティ収入が減少したという。

★12:32  OKI-もみ合い 人との自然な対話を可能とするAI対話エンジン「Ladadie」提供開始
 OKI<6703.T>がもみ合い。同社は7月25日11時に、人と自然な対話を実現するAI対話エンジン「Ladadie(ラダディ)」をリリースすると発表した。
 ユーザー自身では気付かなかった真のニーズを引き出すコンサルタントのラダリング技法を用いた対話や、キーワードの掘り下げでFAQを効率的に検索するための対話など、性質の異なる対話を同一エンジンで行うことができる。また、LINEやFacebookなどSNS上のテキストチャットによる対話や、コンタクトセンターなどで利用されている音声認識エンジンとの連携による音声対話にも対応することが可能。

★12:33  ユーシン-小安い 投資有価証券売却益3億6900万円が発生 3Qに計上へ
 ユーシン<6985.T>が小安い。同社は25日12時に、保有する上場有価証券8銘柄を売却したことにより、投資有価証券売却益3億6900万円が発生したと発表した。財務体質の強化および資産効率の向上を図るため。17.12期3Qにおいて特別利益に計上する予定。なお、17.12期通期の連結業績予想には織り込み済みとしている。

★12:37  ジャフコ-野村が目標株価引き上げ 株価アップサイドを見込むもNAV倍率は妥当
 ジャフコ<8595.T>がもみ合い。野村証券では、株価アップサイドを見込むもNAV倍率は妥当とみて、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は4380円→5000円と引き上げた。
 4~6月期(1Q)売上高は前年同期比2倍の105億円、営業利益は同2.6倍の63億円。上場・未上場あわせて55億円(前年同期29億円)のキャピタルゲイン計上が貢献した形。
 1Qのキャピタルゲイン55億円の内訳は、上場14億円、未上場41億円。17年6月末の含み益は121億円と前期末117億円と同水準で、野村業績予想に変更はなし。株価のカタリストは、手元流動性の活用方法。17年6月末の現預金等1054億円から、ファンド出資分、ファンド未払込金額と有利子負債を控除した625億円が、(1)不確定要因へのバッファー(同社株の保有先企業が、同社株を売却した際の自社株買いや事業拡大などへの備え)、(2)株主還元の原資などと想定される。これらの状況がクリアになることを待ちたいとした。


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