前場コメント No.1 KHネオケム、富士通、丸和運輸機関、NTN、椿本チエインなど

2017/08/22(火) 11:31
★9:00  KHネオケム-買い気配 SMBC日興が目標株価引き上げ 成長ストーリーに変更なし
 KHネオケム<4189.T>が買い気配。SMBC日興証券では、グローバルニッチでの成長ストーリーに変更なしと判断。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を3080円→3220円と引き上げた。
 機能化学品(冷凍機油原料およびスキンケア化粧品原料)ではニッチでありながらもグローバルで成長が見込まれることに加え、基礎化学品の収益性ボトムアウトを背景にした中期的な成長ストーリーは、いまだ株式価値に織り込まれていないとの考え方に変更はなし。
 今17.12期上期は原料価格の上昇がネガティブに作用したものの、各分野とも堅調な需要に支えられ、前年同期比16%増収、32%営業増益。SMBC日興予想を営業利益段階で8.0%上回る好決算。上期業績を踏まえ、今17.12期通期以降の業績予想を引き上げるとした。

★9:00  富士通-5日ぶり反発 携帯電話事業を売却へ ポラリスやCVCキャピタルなど候補
 富士通<6702.T>が5日ぶり反発。22日付の日経新聞朝刊で、同社が携帯電話事業を売却する方針を固めたと報じられた。
 投資ファンドのほか、事業会社も売却候補にあがっているという。国内の携帯電話市場が伸び悩むなか、米アップルが4割以上のシェアを握り中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)など海外企業が攻勢をかけるとみられる。ポラリス・キャピタル・グループ(千代田区)や英CVCキャピタル・パートナーズなどの投資ファンドのほか、中国レノボ・グループやファーウェイ、鴻海精密工業などの事業会社も売却候補として浮上するもよう。

★9:00  丸和運輸機関-買い気配 1:2の株式分割を実施
 丸和運輸機関<9090.T>が買い気配。同社は21日に、株式分割を行うと発表した。株式の流動性の向上と投資家層のさらなる拡大を目的としている。9月30日を基準日に、普通株式1株につき2株の割合で分割する。

★9:00  丸和運輸機関-買い気配 レオスが株式5.32%を新規取得
 丸和運輸機関<9090.T>が買い気配。21日大引け後に公表された大量保有報告書(5%ルール)で、レオス・キャピタルワークス(東京都千代田区)が8月15日時点で同社株式を5.32%新規取得したことが明らかとなり、材料視されている。保有株式数は1604万3340株。

★9:01  NTN-CSが「NEUTRAL」へ引き下げ 米国や中国への高い業績依存度が嫌気されそう
 NTN<6472.T>が変わらずを挟んで11日続落。クレディ・スイス証券では、米国や中国への相対的に高い業績依存度が嫌気されそうとコメント。投資評価を「OUTPERFORM」→「NEUTRAL」、目標株価を630円→500円と引き下げた。
 業績予想を下方修正。投資評価引き下げの要因は以下の3点。(1)株価バリュエーションが相対的に割高、(2)減速懸念が強まってきた米国および中国への売上構成比が約4割と相対的に高い、(3)来19.3期は記念配当の消滅リスク(今期予想15円→来期予想12円)が残るなど。目先は2Q決算発表時の上方修正と特別損失の内容(同社は100億円を想定、CS予想は80億円)を確認したいとした。

★9:01  椿本チエイン-売り気配 CSが「NEUTRAL」へ引き下げ EV対抗策が見えてこない
 椿本チエイン<6371.T>が売り気配。クレディ・スイス証券では、株価材料に欠けるうえ、EV対抗策が見えてこないとコメント。投資評価を「OUTPERFORM」→「NEUTRAL」、目標株価を1100円→900円と引き下げた。
 業績予想を下方修正。投資評価引き下げの要因は、堅調な推移が予想されるものの、(1)中計発表も終わり、株価材料に欠ける状況が続きそう、(2)EVリスクに対する対抗製品が見えてこないの2点。
 同社はすでに中計も発表済みであり、カタリストは見当たらない。上方リスクは意外感を伴うマテハン事業の成長イメージの獲得、EV対策製品の発表。下方リスクは高収益である自動車用エンジンチェーン事業の利益率低下イベントの発生、固定費負担の高止まりと指摘。


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