前場コメント No.17 クラレ、システナ、ヤマトＨＤ、住友ゴム、カネカなど
★10:44 クラレ－野村が目標株価引き下げ 液晶パネル価格と相対株価の連動性は高い
クラレ<3405.T>が反落。野村証券では、液晶パネル価格と相対株価の連動性は高いと判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は2140円→1975円と引き下げた。
営業利益予想を若干減額。中期での営業利益の成長率はRN Large Cap（除く金融）の平均並みである6％程度と予想しているとし、来18.12期予想基準PERも同平均並みの14.4倍程度が妥当と考えて、目標株価は1975円と算出（18.12期EPS予想は137円。今回より基準のPER基準年度を、従来の17.12期から18.12期に変更）。同社は液晶用ポバールフィルムの利益貢献度が高いと推定でき、相対株価は液晶パネル価格やパネル需要との連動性が高い。液晶パネル価格などは足元低下しており、今後の動向には留意すべきとした。
クラレ<3405.T>が反落。野村証券では、液晶パネル価格と相対株価の連動性は高いと判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は2140円→1975円と引き下げた。
営業利益予想を若干減額。中期での営業利益の成長率はRN Large Cap（除く金融）の平均並みである6％程度と予想しているとし、来18.12期予想基準PERも同平均並みの14.4倍程度が妥当と考えて、目標株価は1975円と算出（18.12期EPS予想は137円。今回より基準のPER基準年度を、従来の17.12期から18.12期に変更）。同社は液晶用ポバールフィルムの利益貢献度が高いと推定でき、相対株価は液晶パネル価格やパネル需要との連動性が高い。液晶パネル価格などは足元低下しており、今後の動向には留意すべきとした。
★10:51 システナ－4日続伸 19.3期ソフトウエア開発の営業利益1割強増加との観測
システナ<2317.T>が4日続伸。24日付の日経新聞朝刊で、同社の19.3期は、ソフトウエアの開発を担う「ソリューションデザイン事業」の部門営業利益が約25億円まで伸びる見通しだと報じられた。
18.3期の会社予想から1割強増えるという。車載向けやインターネットサービス向けにソフトウエアの開発が増えるとされる。
システナ<2317.T>が4日続伸。24日付の日経新聞朝刊で、同社の19.3期は、ソフトウエアの開発を担う「ソリューションデザイン事業」の部門営業利益が約25億円まで伸びる見通しだと報じられた。
18.3期の会社予想から1割強増えるという。車載向けやインターネットサービス向けにソフトウエアの開発が増えるとされる。
★10:56 シェアリングテクノロジー－急騰 7月度月次流通総額をTDnetで開示 IRTVに出演も
シェアリングテクノロジー<3989.T>が急騰。同社は23日に、適時開示情報閲覧サービス（TDnet）で7月度月次流通総額が6.9億円（前年同月比56％増）を達成したと発表した。なお、同社サイトでは21日に発表されていたが、TDnetで開示されたことで改めて材料視されているもよう。
併せて、「IRTV」に出演し、事業概要・決算・今後の成長性について説明したことも発表した。
シェアリングテクノロジー<3989.T>が急騰。同社は23日に、適時開示情報閲覧サービス（TDnet）で7月度月次流通総額が6.9億円（前年同月比56％増）を達成したと発表した。なお、同社サイトでは21日に発表されていたが、TDnetで開示されたことで改めて材料視されているもよう。
併せて、「IRTV」に出演し、事業概要・決算・今後の成長性について説明したことも発表した。
★10:59 ヤマトＨＤ－野村が目標株価引き下げ 業績改善のタイミングが近付いている
ヤマトホールディングス<9064.T>がもみ合い。野村証券では、業績改善のタイミングが近付いているとみて、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は3300円→3100円と引き下げた。
採算性重視への経営の変化を評価。決算とその後の取材を踏まえ、業績予想を修正。従来予想に比べて下請け費が予想以上に増加したことを反映させたが、下期からは値上げ効果と不採算顧客との取引縮小で増益転換する見込み。来19.3期は過去最高益となる800億円の達成が可能と見方に変更はなし。大口顧客1000社との価格交渉は佳境を迎えているが、同社は値上げを受け入れられない顧客との取引は終了させ、予定した個数以上の荷物を運ぶ際には委託費用に対応した追加料金を収受する方針。適正な利潤が同社に歩留まる見通しとした。
ヤマトホールディングス<9064.T>がもみ合い。野村証券では、業績改善のタイミングが近付いているとみて、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は3300円→3100円と引き下げた。
採算性重視への経営の変化を評価。決算とその後の取材を踏まえ、業績予想を修正。従来予想に比べて下請け費が予想以上に増加したことを反映させたが、下期からは値上げ効果と不採算顧客との取引縮小で増益転換する見込み。来19.3期は過去最高益となる800億円の達成が可能と見方に変更はなし。大口顧客1000社との価格交渉は佳境を迎えているが、同社は値上げを受け入れられない顧客との取引は終了させ、予定した個数以上の荷物を運ぶ際には委託費用に対応した追加料金を収受する方針。適正な利潤が同社に歩留まる見通しとした。
★11:03 住友ゴム－野村が目標株価引き下げ 投資の回収期はまだ先であろう
住友ゴム<5110.T>が続落。野村証券では、投資の回収期はまだ先であろうとコメント。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は2200円→2100円と引き下げた。
原材料価格上昇デメリットの縮小と値上げ浸透によるスプレッド改善により、今17.12期下期から業績が改善するとの見方は不変。他社比で利益率がやや低い同社は、原材料価格やタイヤ価格変動に伴う利益変動幅が大きく、短期的な業績改善に注目が集まる可能性はあると見られる。ただし、PERから見た割安感はないため、「Neutral」を継続。
住友ゴム<5110.T>が続落。野村証券では、投資の回収期はまだ先であろうとコメント。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は2200円→2100円と引き下げた。
原材料価格上昇デメリットの縮小と値上げ浸透によるスプレッド改善により、今17.12期下期から業績が改善するとの見方は不変。他社比で利益率がやや低い同社は、原材料価格やタイヤ価格変動に伴う利益変動幅が大きく、短期的な業績改善に注目が集まる可能性はあると見られる。ただし、PERから見た割安感はないため、「Neutral」を継続。
★11:03 カネカ－底堅い 結晶シリコン太陽電池のセル変換効率26.63％を実用サイズで達成
カネカ<4118.T>が底堅い。同社は24日、最も普及している結晶シリコン太陽電池のセル変換効率で、世界最高となる26.63％を実用サイズ（180cm2）で達成し、昨年同社が達成した記録（26.33％）を0.3ポイント更新したと発表した。
この成果は、同社が開発を進めている結晶シリコン太陽電池（ヘテロ接合バックコンタクト型）で得られたものであり、Nature Energyで発表した。また、同社が昨年達成した結晶シリコン太陽電池モジュールの世界最高効率である24.37％と併せて、6月に各種太陽電池の変換効率の記録をまとめた「Solar cell efficiency tables（Version 50）」に世界最高値として掲載された。これらの成果はNatureasia.comにも掲載されているという。業績への貢献が期待され、株価は底堅く推移している。
カネカ<4118.T>が底堅い。同社は24日、最も普及している結晶シリコン太陽電池のセル変換効率で、世界最高となる26.63％を実用サイズ（180cm2）で達成し、昨年同社が達成した記録（26.33％）を0.3ポイント更新したと発表した。
この成果は、同社が開発を進めている結晶シリコン太陽電池（ヘテロ接合バックコンタクト型）で得られたものであり、Nature Energyで発表した。また、同社が昨年達成した結晶シリコン太陽電池モジュールの世界最高効率である24.37％と併せて、6月に各種太陽電池の変換効率の記録をまとめた「Solar cell efficiency tables（Version 50）」に世界最高値として掲載された。これらの成果はNatureasia.comにも掲載されているという。業績への貢献が期待され、株価は底堅く推移している。
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