前場コメント No.1 ファーストリテイリング、ツルハ、東芝、ソニー、パレモなど

2017/09/20(水) 11:31
★9:00  ファストリ-買い気配 みずほが「買い」へ引き上げ 海外ユニクロ成長とGUの復調で2ケタ営業増益
 ファーストリテイリング<9983.T>が買い気配。みずほ証券では、海外ユニクロの成長とGUの復調で2ケタ営業増益が続くと想定。株価調整で割安感は増したとみて、投資判断を「中立」→「買い」、目標株価を35000円→40000円と引き上げた。
 株価は2Q決算発表以降、TOPIXを18%以上アンダーパフォームしている。一方、中国や東南アジア地域を中心に、海外ユニクロ事業が好調な伸率を維持しているほか、GUも復調が見込まれる。国内ユニクロ事業の成長ポテンシャルは限定的とみられるが、「情報製造小売業」としてのネットワーク構築や「有明プロジェクト」によるサプライチェーン改革が中期的に収益に貢献する可能性も踏まえると、現行の株価水準には割安感があると判断。

★9:00  ツルハHD-買い気配 1Q営業益16%増 高付加価値商品のカウンセリング販売注力で
 ツルハホールディングス<3391.T>が買い気配。同社は19日、18.5期1Q(5月16日-8月15日)の連結営業利益は107.5億円(前年同期比15.6%増)だったと発表した。
 顧客のニーズに対応する高付加価値商品のカウンセリング販売に注力したほか、高齢化や競争激化に伴う商圏縮小に対応すべく利便性の強化を図るため、食品売場を中心に既存店舗の改装を推進したことなどが奏功した。また、ドミナント戦略に基づく地域集中出店および既存店舗のスクラップアンドビルドを推進したことにより、期首より26店舗の新規出店と16店舗の閉店を実施したことも寄与した。上期の会社計画198.0億円に対する進ちょく54.3%となっている。

★9:00  東芝-反発 米WDが買収時資金出さない新提案
 東芝<6502.T>が反発。20日付の日経新聞朝刊で、同社の半導体メモリー事業の売却を巡って、協業先の米ウエスタンデジタル(WD)と米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)の陣営が新たな譲歩案を示したと報じられた。
 WDは買収時に資金を出さず、代わって産業革新機構が従来案より2000億円程度積み増して5000億円を拠出するという。ただ、WDの将来の出資比率がどうなるかは不透明で、なお協議を要するもようだ。

★9:00  ソニー-売り気配 CSが「NEUTRAL」へ引き下げ 今期好調だが来期業績の足踏みを視野に
 ソニー<6758.T>が売り気配。クレディ・スイス証券では、今期好調だが来期業績の足踏みを視野に、投資評価を「OUTPERFORM」→「NEUTRAL」と引き下げた。目標株価は4700円を継続。
 今後は株式市場で今期の業績好調よりも、来期業績の利益足踏みが意識されると予想。直近で株価が調整しており、今後好調な四半期決算などで短期的に株価が回復する可能性はあるが、現段階で来19.3期業績を上積みできる要因が見え難いことから、株価の上値を追いにくいと考えるとした。
 2018年春に発表予定の中期経営計画はカタリストになり得るが、今後2~3年はゲームが伸び悩むリスクを考えると、業績目標は保守的なものになる可能性があると想定。中期成長に向けた戦略、新規事業への取り組みには注目。

★9:00  パレモHD-買い気配 通期最終益を上方修正 復配も発表
 パレモ・ホールディングス<2778.T>が買い気配。同社は19日に、18.2期通期の連結純利益予想を従来の5.2億円から9.0億円へと引き上げると発表した。同社は18.2期3Qより持株会社体制移行に伴う連結財務諸表作成会社となるため、前期比較はできない。
 特別損失で見込んだ減損損失が大きく減少したことや、年間通期に課税所得の計上が見込まれることから繰延税金資産を計上したことが寄与する。
 また、18.2期上期(2月21日-8月20日)の個別純利益予想については従来の5.0億円から8.5億円(前年同期比2.3倍)へと引き上げた。
 併せて、18.2期の期末配当予想を0円→3円(前期は無配)に修正することも発表した。年間配当も同額となる。


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