後場コメント No.1 カカクコム、Oakキャピタル、MCJ、コーセー、日鉄住金物産など

2017/11/02(木) 15:01
★12:30  アコム-野村が目標株価引き下げ カタリストは依然としてある
 アコム<8572.T>が6日ぶり反落。野村証券では、カタリストは依然としてあるとして、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は610円→570円と引き下げた。
 野村の業績予想を下方修正。同社の信用保証事業の拡大が、野村の従来想定より減速すると判断したため。同社の信用保証残高は銀行が実行する無担保ローンの伸張と連動している。銀行無担保ローンに関しては、全国銀行協会の広告自主規制や、金融庁の検査実施などにより、過去数年に見られた高い伸びが鈍化する可能性がある。新しい野村予想では、信用保証残高の年平均成長率(17.3期~20.3期予想)は5.2%(従来9.2%)とした。
 4~9月期の利息返還請求件数の減少は前年同期比40.9%減と、野村の予想前提(通期で前期比20%程度減少)を上回っている。同請求件数の減少は、EPSの増加や復配の確度を高めるものであり、同社株投資のカタリストは依然として残っていると指摘。

★12:31  カカクコム-後場下げ幅拡大 上期4%営業増益も材料出尽くし
 カカクコム<2371.T>が後場下げ幅拡大。同社は2日前引け後、18.3期上期(4-9月)の連結営業利益が105億円(前年同期間比3.6%増)だったと発表した。
 「食べログ」で新料金プランの有料サービス販売を6月から開始し8月に掲載を開始したことで、有料プラン契約飲食店舗総数が増加した。株価は材料出尽くしで下落している。

★12:31  Oakキャピタル-後場急騰 上期営業益3.7倍 投資回収によるキャピタルゲイン収益が増加
 Oakキャピタル<3113.T>が後場急騰。同社は2日12時に、18.3期の上期(4-9月)の営業利益は18.9億円(前年同期比3.7倍)だったと発表した。成長支援を目的としたエクイティファイナンス投資先への支援効果が株価上昇要因となり、投資回収によるキャピタルゲイン収益が前期と比較して増加したことが寄与した。

★12:32  MCJ-後場売り気配 上期営業益15%減 広告宣伝の積極的な実施で
 MCJ<6670.T>が後場売り気配。同社は2日12時に、18.3期の上期(4-9月)の連結営業利益は35.1億円(前年同期比15.2%減)だったと発表した。
 前期上半期においては大規模な広告宣伝を実施してなかった事に対し、当期上半期においては、将来の成長を確実にするべく、全国テレビCMを含めた広告宣伝を積極的に行い、知名度向上のための大規模な先行投資を行ったことが響いた。通期の会社計画80.0億円に対する進ちょくは43.9%となっている。

★12:33  コーセー-野村が目標株価引き上げ 国内と北米の好調に加えてアジアも拡大してきた
 コーセー<4922.T>がもみ合い。野村証券では、国内と北米の好調に加え、アジアも拡大してきたと判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価は15200円→16000円と引き上げた。
 今18.3期下期も米タルト社の高い売上高成長率は続きそう。日本、北米、アジアで売上拡大が続いていることを踏まえ、業績予想を増額修正。現時点ではアジア事業の利益は小さいと見られるが、売上は順調に伸びており、今後徐々に利益貢献が拡大する見通し。
 4~9月は高成長モメンタムが継続し、前年比26%営業増益。国別の売上高増加額は高価格帯製品(ハイプレステージ)が好調で、インバウンド向けも増えた日本が同73億円増(同7%増)、タルト社が成長中の北米が同68億円増(同67%増)、構造改革が完了した中国を中心にアジアが同38億円増(同33%増)。全地域で売上が拡大していることを踏まえ、今18.3期の野村予想を前期比23%増の480億円に増額修正(会社計画460億円)。

★12:33  日鉄住金物産-後場下落 通期経常益を上方修正も材料出尽くしで
 日鉄住金物産<9810.T>が後場下落。同社は2日前引け後、18.3期通期の連結経常利益予想を従来の330億円から340億円(前期比10.0%増)へと引き上げると発表した。
 上期経常利益は172億円(前年同期比26.0%増)だった。鉄鋼事業が堅調な鋼材需要を背景に伸びたほか、持ち分法投資利益も増加した。しかし株価は材料出尽くしで下落している。


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