前場コメント No.14 旭化成、生化学工業、ニフコ、アルプス電気、マクロミルなど

2017/11/08(水) 11:30
★9:54  旭化成-野村が目標株価引き上げ ケミカルとセパレータ予想を増額
 旭化成<3407.T>が大幅続伸。野村証券では、ケミカルとセパレータ予想を増額。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は1320円→1510円と引き上げた。
 ケミカル(主にアクリロニトリル)とエレクトロニクス(主にセパレータ)の野村予想を引き上げ。中期的な営業利益の成長率はRN Large Cap(除く金融)の平均6%を下回る4%程度と見込んでいるとし、来19.3期予想基準の同平均のPER(16倍)より若干低い評価が適正(14倍程度)という考え方は不変であるとした。

★9:56  生化学工業-ストップ安売り気配 SI-6603について下肢痛軽減の有意な改善効果認められず
 生化学工業<4548.T>がストップ安売り気配。同社は7日に、腰椎椎間板ヘルニアを適応症とするSI-6603(以下、SI-6603)の米国で実施した第3相臨床試験において、薬理効果が認められた一方、主要評価項目である投与後13週での下肢痛軽減において統計学的に有意な改善効果が認められなかったと発表した。
 主要評価項目である投与後13週での下肢痛軽減において、コントロール群と比較して統計学的に有意な改善効果が認められなかったという。一方、二重盲検試験およびオープン試験いずれの試験でも、副作用などで大きな懸念は認められず、本剤の安全性が確認されたとしている。
 今後、同社は米国における第3相臨床試験(二重盲検試験)の早期の再実施に向けて、米国食品医薬品局や、ライセンス先であるフェリング・ファーマシューティカルズ社と協議しながら検討・準備を進めるとしている。

★9:57  ニフコ-SMBC日興が目標株価引き上げ 軽量化ニーズが成長ドライバー
 ニフコ<7988.T>が続伸。SMBC日興証券では、EV/PHV/内燃車関係なく、軽量化ニーズが成長ドライバーと注目。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を6900円→8000円と引き上げた。
 上期営業利益は152億円(前年同期比-5.9%)と、QUICKコンセンサス(10/26時点、157億円)近ぼうに着地。現代自動車ビジネス苦戦、欧州品質問題(約3億円)、北米新拠点(5億円)など想定外のコスト増を国内増産と販売単価上昇などで吸収しきれず、営業減益となった。一方、ベッド事業(シモンズブランド)はアジア中心に増収営業増益。
 7月28日に公表済みの自社株買いについては、11月6日時点での進ちょくは0%。ただ、決算説明会では、山本利行社長はいずれかのタイミングで公表通り実施するとの意向を示していることから、株価のサポート材料にはなってくる見通し。

★9:57  アルプス電気-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 視点は徐々に車載戦略へ移行か
 アルプス電気<6770.T>が小安い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、スマホ向けVCM/OIS好調で、視点は徐々に車載戦略へ移行かとコメント。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は3000円→3500円と引き上げた。
 2Q(7~9月)営業利益は前四半期比148億円増の227億円。電子部品(アルプス電気本体)では、北米スマホ向けVCM/OISが旧モデルも含め好調に推移したと推察。新モデルの生産が後ズレしていることを考慮すれば、3Qも良好な事業環境が継続する可能性が高いとみられる。
 アルパインとの統合に関して、(1)独禁法関連作業を18年夏場に終了し、早期に実質的な統合作業に取り掛かる意思があること、(2)購買合理化で少なくとも40億円程度の原価低減を目指すことなどが示された。今後は実務上のシナジーを創出する具体的戦略の提示に期待。

★10:02  マクロミル-3日ぶり急反落 1Qは11%営業減益 外部パネル調達費用や外注費用増加
 マクロミル<3978.T>が3日ぶり急反落。同社は7日、18.6期1Q(7-9月)の連結営業利益が14.0億円(前年同期比10.9%減)だったと発表した。
 アジア地域での重要顧客向け調査の拡大に伴う外部パネルの調達費用や外注費用が増加した。先行投資なども損益を圧迫した。


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