前場コメント No.1 CRIミドルウェア、HIS、京写、モルフォ、大林組など

2017/12/11(月) 11:31
★9:00  CRIミドルウェア-買い気配 岩井コスモが新規「A」 中期的な業績拡大が期待できる企業
 CRI・ミドルウェア<3698.T>が買い気配。岩井コスモ証券では、中期的な業績拡大が期待できる企業と注目。投資判断「A」、目標株価2500円として、新規カバレッジを開始した。
 先行投資の回収局面に入る今18.9期は増収増益に復帰し、大幅増益を達成すると予想。(1)スマートフォンゲーム開発の大型化や高度化、(2)「プレイステーションVR」や「ニンテンドースイッチ」の普及、(3)監視カメラやインターネット動画広告など新規分野からの需要拡大を追い風に、中期的な業績拡大が期待できる企業として注目するとした。

★9:00  HIS-売り気配 今期13%営業増益見込むも市場コンセンサス下回る
 エイチ・アイ・エス<9603.T>が売り気配。同社は8日に、18.10期通期の連結営業利益予想を180億円(前期比13.1%増)と発表した。市場コンセンサスは212億円となっている。
 既存のビジネスのさらなる進化に加え、M&Aによる新領域への進出など、市場の変化に合わせた展開を推進することなどにより、業績のさらなる向上を図る。また、ハウステンボスでは、無人島を活用したオンリーワンイベントの計画や「変なホテル」の国内外における展開、電力事業の本格的なスタートなど、様々な事業領域において新たなチャレンジを行うとしている。
 また、17.10期通期の連結営業利益は159億円(前の期比11.5%増)だった。旅行事業やハウステンボスグループの営業益が増加した。また、旅行事業・ハウステンボスグループに続く第3柱として強化を図っているホテル事業が大幅増益となったことも寄与した。
 併せては、17.10期の期末配当を28円→29円(前期は22円)にすることも発表した。年間配当も同額となる。

★9:00  京写-買い気配 岩井コスモが新規「A」 片面プリント配線板で世界トップ級の生産能力
 京写<6837.T>が買い気配。岩井コスモ証券では、片面プリント配線板で世界トップ級の生産能力と注目。投資判断「A」、目標株価670円として、新規カバレッジを開始した。
 プリント配線板のボリュームゾーンである、片面プリント配線板と両面プリント配線板が主力。自動車、家電、事務機、映像、アミューズメント、産業機器など製品の用途は多様で、口座数が約1300(国内1000口座、海外300口座)と顧客層は幅広い(17.9月末)。生産技術の高さや量産能力で世界的にも優位に立っている。原材料(銅箔)価格の上昇を吸収して、今期は営業2割超の増益を予想。

★9:00  モルフォ-売り気配 今期11%営業増益見込む 市場予想より弱い
 モルフォ<3653.T>が売り気配。同社は8日、18.10期通期の連結営業利益予想を9.0億円(前期比11.2%増)とすると発表した。市場予想は11.5億円。
 カメラデバイス事業でスマートフォン市場でのシェアアップを図るほか、車載カメラモニターシステム向け技術開発や安全運転支援のための要素技術開発も進める。
 17.10期通期の営業利益は8.1億円(前の期比1.9%減)と市場予想9.5億円を下回った。カメラデバイス、ネットワークサービス両事業で増収増益となるも、販管費が大きく増え利益を圧迫した。

★9:01  大林組-売り気配 リニア建設めぐる事件で東京地検特捜部が副社長から任意で事情聴取
 大林組<1802.T>が売り気配。JR東海(東海旅客鉄道)が発注したリニア新幹線の建設を巡り、不正な受注があったとされる事件で、東京地検特捜部が受注元である大林組の土木担当副社長から任意で事情聴取をしていたことがわかったと、朝日新聞デジタルで12月10日に伝えられている。
 関係者によると、大林組は16年4月、戸田建設、ジェイアール東海建設(名古屋市)と共同事業体(JV)を組み、名古屋市街地のリニア工事用の非常口新設工事を、不正な方法で受注した疑いが持たれているとした。特捜部は今回、民間業者による工事発注で不正な受注をした場合などに適用される偽計業務妨害の疑いで大林組を捜索。同社副社長らへの聴取などで、受注の背景解明を目指していると、記事では報じている。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,239.66 +153.86
ナスダック総合 15,927.90 +316.14
ドル/円 155.90 -2.22
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ