前場コメント No.2 日本ガス、シマノ、住友金属鉱山、リミックスポイント、楽天など

2018/02/14(水) 11:30
★9:01  日本ガス-買い気配 JPモルガンが目標株価引き上げ 中長期の成長期待は依然強い
 日本ガス<8174.T>が買い気配。JPモルガン証券では、中長期の成長期待は依然強く、好調な業況が続くことが予想されようとコメント。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を4600円→5300円と引き上げた。
 3Q決算を踏まえて業績予想を修正。年初より株価は堅調に推移してきており(足元調整はあったものの)、短期的に株価は上値を抑制する可能性がある。しかし、同社は中期的な成長ポテンシャルは顕在で、今後さらに期待が織り込まれると予想。
 JPモルガンでは今18.3期営業利益予想を107億円、来19.3期は26%増の135億円、20.3期は16%増の156億円とした。LPガスにおいては、M&A(合併・買収)の進ちょくがやや後退しており、会社計画よりも弱含むと予想。一方、都市ガス事業では、獲得件数は計画よりも下ぶれが予想されるが、コスト面での改善および調達面での効果が現れることにより、計画値よりも上ぶれることが予想されるとした。

★9:01  シマノ-売り気配 今期4%営業増益見込むも市場コンセンサス下回る
 シマノ<7309.T>が売り気配。同社は13日に、18.12期通期の連結営業利益予想を670億円(前期比4.1%増)と発表した。自転車部品や釣具での増収を見込んでいる。なお、市場コンセンサス773億円となっている。
 併せて発表した、17.12期通期の連結営業利益は644億円(前の期比0.3%減)だった。主力の自転車部品が、中国市場において店頭での完成車販売が前年を下回ったことや日本市場でスポーツタイプ自転車および軽快車の店頭販売が精彩を欠いたことなどにより、減益となったことが響いた。

★9:01  住友金属鉱山-岩井コスモが「A」へ引き上げ 市況上昇と販売数量増加で収益拡大
 住友金属鉱山<5713.T>が続伸。岩井コスモ証券では、市況上昇と販売数量増加で収益拡大が続くと想定。投資判断を「B+」→「A」、目標株価は5100円→5700円と引き上げた。
 今第3四半期累計の営業利益は前年同期比6割増と、大幅な増益を達成。特に第3四半期(10~12月)では、営業利益で337億円となり、非鉄市況上昇で四半期ごとに利益が増加した。会社側は通期営業利益見通しを1030億円に上方修正したほか、増配予想も発表。来期は今期に計上した持ち分法適用会社の銅鉱山での損失計上の反動や、堅調な非鉄市況を背景に、さらなる増益、増配が予想されるとした。

★9:01  リミックスポイント-買い気配 通期営業益を上方修正 3Q累計営業益は5.8億円で着地
 リミックスポイント<3825.T>が買い気配。同社は13日に、18.3期通期の連結営業利益予想を従来の7.8億円から26.6億円(前期比83.3倍)へと引き上げると発表した。金融関連事業において、口座開設数および取引量が順調に伸長していることなどにより、前回予想を上回る見込みとなった。
 併せて発表した、18.3期の3Q累計(4-12月)の連結営業利益は5.8億円だった。同社は前期末より連結四半期財務諸表を作成していることから、前年同期比較はできない。
 金融関連事業において、子会社のビットポイントジャパンが海外仮想通貨取引所の展開を含む複数の業務提携を行うとともに、口座開設数を堅調に伸ばしたことなどが寄与した。

★9:02  楽天-買い気配 前期90%営業増益で着地 海外ネットサービスで米Ebates順調
 楽天<4755.T>が買い気配。同社は13日、17.12期通期の連結営業利益が1493億円(前の期比90.2%増)だったと発表した。市場予想は1496億円。
 海外インターネットサービスで、米国Ebatesの業績が順調に伸びている。FinTech事業では「楽天カード」の会員基盤の拡大で手数料収入が増加。銀行サービスや証券サービスなども寄与した。
 今18.12期の業績については、証券サービスを除く連結売上収益で2桁成長を目指すとした。


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