後場コメント No.8 JUKI、小田原エンジニアリング、日精樹脂工業、ヘリオス、ラサ工業など

2018/02/14(水) 15:00
★14:07  JUKI-いちよしがフェアバリュー引き上げ 業績予想を上方修正
 JUKI<6440.T>が3日ぶり反発。いちよし経済研究所では、業績予想を上方修正。レーティング「A」を継続、フェアバリューは3500円→3600円と引き上げた。
 前17.12期4Q(10~12月)実績が予想を上回ったことを踏まえ、従来予想以上の今後の業績拡大が見込めるとみて、いちよしの業績予想を上方修正。現在の株価水準は依然、評価不足と判断。
 今18.12期経常利益は産業機器&システム事業の増収などにより、前期比15%の増益を予想。今18.12期では販促費などのコストをどれだけ多く使うかが焦点。中長期的には工業用ミシンの非アパレル向けの成長が注目点とした。

★14:10  小田原エンジ-後場下げ幅縮小 前期40%営業増益で計画上振れ 今期は22%減益見込む
 小田原エンジニアリング<6149.T>が後場下げ幅縮小。同社は14日14時、18.12期通期の連結営業利益予想を10.0億円(前期比21.9%減)とすると発表した。
 送風機・住設関連事業で新型インナーファンや全館空調システムを戦略商品として拡販を図る。新型LED素子式照明と新型ライン照明の開発も進める。
 併せて発表した17.12期の営業利益は12.8億円(前の期比40.0%増)と、会社計画7.0億円を上回った。巻線機事業、送風機・住設関連事業ともに顧客の納期前倒し要請により、案件を当期に売り上げた。生産効率の向上で原価低減が図られたことも寄与した。

★14:10  日精樹脂工業-いちよしがフェアバリュー引き上げ 3Q単体受注高はリーマン後最高
 日精樹脂工業<6293.T>が大幅反発。いちよし経済研究所では、今18.3期3Q(10~12月)単体受注高はリーマン・ショック後の最高と注目。レーティング「A」を継続、フェアバリューは2400円→2800円と引き上げた。
 今18.3期3Q(10~12月)における高水準の単体受注高獲得を踏まえ、今後、従来予想を上回る業績拡大が見込めるとみて、業績予想を上方修正。今18.3期通期はアジア向けの拡販により修正会社計画を上回る増益を予想。中期的には、アメリカ新工場での現地生産化による業績寄与が見込めるとみて、注目するとした。

★14:13  ヘリオス-野村が目標株価引き上げ 再生医薬品は一時的トラブル乗り越え前進
 ヘリオス<4593.T>が3日ぶり反発。野村証券では、再生医薬品は一時的トラブル乗り越え前進していると判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価は2700円→2900円と引き上げた。
 前17.12期決算は順調。17年11月に患者組み入れを開始したMultiStemを用いた急性期脳梗塞の治験(TREASURE試験)は治験薬製造遅れなどを取り戻すため、順調に進みだした。がん免疫細胞療法の臨床研究などを進めるガイアバイオメディシン社への戦略的投資や米国子会社設立など、同社が開発する再生医薬品のパイプライン拡充やグローバル展開の布石が打たれていることは、中長期的な事業拡大を見通す上で好印象とした。

★14:14  ラサ工業-後場下げ幅縮小 通期営業益を上方修正 3Q累計営業益79%増
 ラサ工業<4022.T>が後場下げ幅縮小。同社は14日14時に、18.3期通期の連結営業利益予想を従来の21.0億円から25.0億円(前期比54.1%増)へと引き上げると発表した。化成品事業において半導体向け高純度燐酸の販売が好調に推移していることなどを踏まえた。
 併せて発表した、18.3期の3Q累計(4-12月)の連結営業利益は19.6億円(前年同期比79.1%増)だった。化成品事業や機械事業が増益となったことが寄与した。

★14:22  KDDI-ドイツ証が「Buy」へ引き上げ バリュエーションは堅調
 KDDI<9433.T>がもみ合い。ドイツ証券では、3Qは構造的打撃を受けるもバリュエーションは堅調と判断。レーティングを「Hold」→「Buy」と引き上げた。目標株価は2900円。
 同社株は2017年度予想PER11倍の水準まで売られており、収益減少の見通しがやや過度に織り込まれているように見えるとコメント。楽天は手ごわい競合先になりそうだが、一方で楽天の参入は通信とデジタルサービスの転換期というテーマを浮き彫りにしていると指摘。日本の通信セクターがアジアの中で出遅れるだろうとの見通しは変わらないとしたが、KDDI株についてはポートフォリオに組み入れるのに十分な上値余地があるとした。

★14:25  トリドールHD-大幅に3日続落 3Q累計12%営業減益 豚屋とん一や海外事業で採算悪化
 トリドールホールディングス<3397.T>が大幅に3日続落。同社は13日、18.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益(IFRS)が61.3億円(前年同期比12.3%減)だったと発表した。豚屋とん一や海外事業での採算悪化が響いた。

★14:27  全国保証-ドイツ証が目標株価引き上げ 市場シェア拡大中
 全国保証<7164.T>が3日ぶり反発。ドイツ証券では、市場シェアは拡大していると判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価は5300円→5500円と引き上げた。
 今18.3期については営業収益の好調を受けて営業利益予想を若干引き上げ、295.84憶円→297.41億円(前年比+5.7%)と予想を上方修正。来19.3期についても与信関連費用の想定を緩和し、営業利益予想を313.43億円→314.61億円と微修正。同社は提携金融機関との連携を深めることで、中長期的に住宅ローン市場全体を上回る成長を続けるとの見方を示した。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,239.66 +153.86
ナスダック総合 15,927.90 +316.14
ドル/円 155.90 -2.22
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ