前場コメント No.4 出光興産、SHIFT、ケネディクス、伊藤忠、大日本住友製薬など

2018/02/15(木) 11:31
★9:06  出光興産-大幅続伸 通期営業益を上方修正 3Q累計営業益87%増
 出光興産<5019.T>が大幅続伸。同社は14日に、18.3期通期の連結営業利益予想を従来の1600億円から2060億円(前期比52.3%増)へと引き上げると発表した。なお、市場コンセンサスは1826億円となっている。
 在庫評価影響および石油製品セグメントの製品マージン改善や資源セグメントの石炭価格上昇により、前回予想を上回る見込みとなった。今回予想の前提為替レートは、1米ドル112円となっている。
 併せて発表した、18.3期の3Q累計(4-12月)の連結営業利益は1564億円(前年同期比87.0%増)だった。

★9:06  SHIFT-反発 「VAddy」提供のビットフォレストと業務提携
 SHIFT<3697.T>が3日ぶり反発。同社は2月14日大引け後に、子会社であるSHIFT SECURITY(東京都港区)が、ビットフォレスト(東京都千代田区)と業務提携を締結したと発表した。
 ビットフォレストは、Webアプリケーションをサイバー攻撃から守るための最先端セキュリティ技術の研究・開発とセキュリティサービスを展開する。提携により、企業におけるセキュリティ(ぜい弱性)診断・検査の内製化における課題解決と、推進を支援するセキュリティ診断内製化支援サービス『VAndS(バンズ)』の提供を3月上旬より開始する予定。

★9:07  ケネディクス-三菱UFJMSが目標株価引き上げ AUM拡大により利益成長は続こう
 ケネディクス<4321.T>が3日ぶり反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、新中計策定期間は売却益計上を慎重視するとしたが、AUM(受託資産残高)拡大により利益成長は続こうとコメント。投資判断「Buy」を継続、目標株価を860円→890円と引き上げた。
 エクイティストーリーに変更はないとし、AUM拡大によって利益成長が続くと予想。17年12月末のAUMは2兆0033億円(16年12月末比3003億円増)に拡大、20.12期を最終年度とする新中計期間でも拡大が続くとみられる。今18.12期に予定する系列の住宅REITなどの合併、クラウドファンディングの立ち上げはAUMの増加に寄与、民泊事業の展開により投資対象の拡大が期待できるとした。

★9:07  伊藤忠-小幅安 中国食品大手の持ち株全て売却へ
 伊藤忠商事<8001.T>が小幅安。15日付の日経新聞朝刊で、同社が保有している中国の食品大手、頂新の全株式を売却すると報じられた。
 伊藤忠の保有分を頂新が約500億円で買い取るという。伊藤忠は2015年に中国国有企業の中国中信集団(CITIC)に6000億円出資して資本提携している。経営資源をCITICとの協業に集中させて中国事業の拡大につなげるとみられる。同社は株式の売却に合わせ、頂新側が保有する台湾・台北市の超高層ビル「台北101」の運営会社「タイペイフィナンシャルセンターコーポレーション」の株式37.2%を約700億円で取得するとしており、目先の資金流出が嫌気され、売られている。

★9:07  大日本住友製薬-三菱UFJMSが目標株価引き上げ ラツーダ特許切れに向けた施策に注目
 大日本住友製薬<4506.T>が大幅続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、ラツーダ特許切れに向けた施策が今後の注目材料とし、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は1500円→1600円と引き上げた。
 エクイティストーリーは従来通り、『napabucasin(がん幹細胞性阻害剤)やSB-623(細胞医薬品、慢性脳梗塞治療薬)などの大型化が期待できる開発品による利益成長』だが、両開発品の新規データが得られるタイミングは先で、新たな材料もないため「Neutral」を継続。
 目標株価引き上げの主因はAPL-130277(パーキンソン病治療薬)のフェーズ3試験の成功を受け、同剤の売上予想を業績予想に織り込むため。注目点はラツーダ特許切れに向けた施策とした。


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