前場コメント No.12 ＮＴＴドコモ、協立電機、ＪＦＥＨＤ、日本ゼオン、ワタミなど
★9:59 ＮＴＴドコモ－4日ぶり反落 「建設現場IoTプラットフォーム」β版の提供開始
ＮＴＴドコモ<9437.T>が4日ぶり反落。同社は20日に、ヒト・モノデータ+AI分析技術を用いて、建設現場状況をリアルタイムで共有する「建設現場IoTプラットフォーム」（以下、建設IoT-PF）のβ版の提供をゼネコン向けに開始すると発表した。
今回提供する建設IoT-PFのβ版は、実証実験で構築したヒト・モノデータ+AI分析技術を用いて、建設現場の工程・品質・安全・原価管理に寄与するトータルソリューションとしてゼネコン各社に提供し、現場課題のたな卸しから解決に向けた検討を各社と共同で進めるとしている。
この取り組みは「i－Construction」や働き方改革のほか、国土交通省や業界団体、建設業振興基金が技能者の待遇改善を主眼に準備を進めている建設キャリアアップシステムとも連携していく予定としている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。
ＮＴＴドコモ<9437.T>が4日ぶり反落。同社は20日に、ヒト・モノデータ+AI分析技術を用いて、建設現場状況をリアルタイムで共有する「建設現場IoTプラットフォーム」（以下、建設IoT-PF）のβ版の提供をゼネコン向けに開始すると発表した。
今回提供する建設IoT-PFのβ版は、実証実験で構築したヒト・モノデータ+AI分析技術を用いて、建設現場の工程・品質・安全・原価管理に寄与するトータルソリューションとしてゼネコン各社に提供し、現場課題のたな卸しから解決に向けた検討を各社と共同で進めるとしている。
この取り組みは「i－Construction」や働き方改革のほか、国土交通省や業界団体、建設業振興基金が技能者の待遇改善を主眼に準備を進めている建設キャリアアップシステムとも連携していく予定としている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。
★10:01 協立電機－8日続伸 アジアでFA事業加速
協立電機<6874.T>が8日続伸。21日付の日刊工業新聞で、同社がアジアでFA（工場自動化）事業を加速すると報じられた。
インドではムンバイの工場を移転・拡張してFA事業を本格化するほか、2018年度にもアーメダバードにFA工場の設置を計画しているという。ベトナムのホーチミンでも18年度をめどにFA工場の新設を目指すとされ、FA事業を成長の軸に海外での自動化ニーズを取り込む考えのもよう。21.6期の連結売上高を18.6期見込みの約25％増となる400億円を目指すとみられる。今後の収益の伸びが期待され、買いが入っている。
協立電機<6874.T>が8日続伸。21日付の日刊工業新聞で、同社がアジアでFA（工場自動化）事業を加速すると報じられた。
インドではムンバイの工場を移転・拡張してFA事業を本格化するほか、2018年度にもアーメダバードにFA工場の設置を計画しているという。ベトナムのホーチミンでも18年度をめどにFA工場の新設を目指すとされ、FA事業を成長の軸に海外での自動化ニーズを取り込む考えのもよう。21.6期の連結売上高を18.6期見込みの約25％増となる400億円を目指すとみられる。今後の収益の伸びが期待され、買いが入っている。
★10:04 ＪＦＥＨＤ－大和が目標株価引き下げ 3Q決算では期待通りの収益水準へ改善
ＪＦＥホールディングス<5411.T>が5日続伸。大和証券では、3Q決算では期待通りの収益水準へ改善しているとみて、投資判断「1（買い）」を継続した。目標株価は3680円→3400円と引き下げた。
大和予想は実質経常利益で17年度：2156億円（従来2396億円）、18年度：2780億円（同3007億円）。17年度に関してはJMUに関する持ち分法損失やエンジニアリング事業におけるコスト増、主原料コスト上昇によるひもつき分野における一時的な採算悪化を織り込み下方修正したほか、18年度に関しても副原料コスト上昇等を新たに織り込み直し。
ただし、3Qの実質経常利益はJMU関連の損失計上を除けば700億円程度（2Q実績は502億円）へ改善しており、単独粗鋼生産量も上期の京浜地区での操業トラブルから回復して、723万トン（2Q実績は698万トン）へ増加。実体面では期待通りの収益水準を計上したと、大和では評価しているとした。
ＪＦＥホールディングス<5411.T>が5日続伸。大和証券では、3Q決算では期待通りの収益水準へ改善しているとみて、投資判断「1（買い）」を継続した。目標株価は3680円→3400円と引き下げた。
大和予想は実質経常利益で17年度：2156億円（従来2396億円）、18年度：2780億円（同3007億円）。17年度に関してはJMUに関する持ち分法損失やエンジニアリング事業におけるコスト増、主原料コスト上昇によるひもつき分野における一時的な採算悪化を織り込み下方修正したほか、18年度に関しても副原料コスト上昇等を新たに織り込み直し。
ただし、3Qの実質経常利益はJMU関連の損失計上を除けば700億円程度（2Q実績は502億円）へ改善しており、単独粗鋼生産量も上期の京浜地区での操業トラブルから回復して、723万トン（2Q実績は698万トン）へ増加。実体面では期待通りの収益水準を計上したと、大和では評価しているとした。
★10:09 日本ゼオン－ジェフリーズが「BUY」へ引き上げ 合成香料とバインダーの需要は改善
日本ゼオン<4205.T>が反発。ジェフリーズ証券では、合成香料とバインダーの需要は改善していると判断。投資判断を「HOLD」→「BUY」、目標株価は1850円→1950円と引き上げた。
電池向けバインダーの売り上げは2017年に、30％強増加。強い需要を背景に、今後2年は年率15％以上のペースでの売上増が期待できる。水溶性バインダーの競争はセパレーターおよび負極材ほど激しくない。電池長寿命化への要求が高くなっていることから、より多くのバインダーが必要となる。自動車向け電池において寿命が重要な要素であることから、バインダー需要は拡張が継続する見通し。
合成香料については、新興国で食料品向け用途が拡張。電池バインダーおよび合成香料の売上見通しを引き上げ、高機能材料セグメントの収益予想を上方修正。
日本ゼオン<4205.T>が反発。ジェフリーズ証券では、合成香料とバインダーの需要は改善していると判断。投資判断を「HOLD」→「BUY」、目標株価は1850円→1950円と引き上げた。
電池向けバインダーの売り上げは2017年に、30％強増加。強い需要を背景に、今後2年は年率15％以上のペースでの売上増が期待できる。水溶性バインダーの競争はセパレーターおよび負極材ほど激しくない。電池長寿命化への要求が高くなっていることから、より多くのバインダーが必要となる。自動車向け電池において寿命が重要な要素であることから、バインダー需要は拡張が継続する見通し。
合成香料については、新興国で食料品向け用途が拡張。電池バインダーおよび合成香料の売上見通しを引き上げ、高機能材料セグメントの収益予想を上方修正。
★10:11 ワタミ－5日続伸 今期外食5年ぶり営業黒字との観測 格安飲料や新メニューで宴会需要取り込む
ワタミ<7522.T>が5日続伸。21日付の日経新聞朝刊で、同社の18.3期は、主力の国内外食事業の営業損益が数億円規模の黒字（前期は2億円の赤字）になりそうだと報じられた。
黒字転換は5年ぶりとみられる。格安ドリンクや新メニューの投入で宴会需要などを取り込み、来店客数が増加しているという。鶏料理主体の居酒屋への積極的な業態転換も奏功し、既存店売上高の回復につながっているようだ。
ワタミ<7522.T>が5日続伸。21日付の日経新聞朝刊で、同社の18.3期は、主力の国内外食事業の営業損益が数億円規模の黒字（前期は2億円の赤字）になりそうだと報じられた。
黒字転換は5年ぶりとみられる。格安ドリンクや新メニューの投入で宴会需要などを取り込み、来店客数が増加しているという。鶏料理主体の居酒屋への積極的な業態転換も奏功し、既存店売上高の回復につながっているようだ。
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