米XLF ETF-大幅下落 保有する金融株が軒並み大幅安
3月22日 終値 前日比 前日比(%)
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XLF 27.66 -1.06 -3.69%
3月22日の取引で、金融株が主なポートフォリオのファイナンシャル・セレクト・セクター・SPDR・ETF(NYSE:XLF)の株価が大幅下落。保有する金融株の大幅下落により3.69%安の27.66ドルで取引を終了。2月9日以来の水準まで下落した。なお、S&P500業種別騰落では金融が3.70%安と11業種で最大の下落率となった。
トランプ米大統領が、最大600億ドルの中国からの輸入製品に高関税を課す大統領覚書に署名したことにより、中国の報復措置を懸念し中国向けの受注残が大きい銘柄を中心に株式市場は急落。一方、運用リスク回避の動きが広がり、安全資産とされる米国債が買われたことにより米長期金利が低下し、金融株も売りに押された。
金融株を主なポートフォリオとするXLFは保有する銘柄のうち、組入れ率1位のバークシャー・ハサウェイが3.52%安、同2位のJPモルガン・チェースが4.17%安、3位のバンク・オブ・アメリカが4.14%安、4位のウェルス・ファーゴが4.12%安、5位のシティグループが4.11%安となるなど、保有する銘柄の多くが大幅下落した。
なお、他の金融株をポートフォリオに組み入れているETFでは、KBEが3.72%安の48.41ドル、KREが3.63%安の61.04ドルとともに大幅下落となった。
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