前場コメント No.6 UMC、三菱地所物流リート、シグマクシス、やまねメディカル、日本特殊陶業など

2018/05/25(金) 11:30
★9:06  UMCエレクトロニクス-5日続落 公募による新株式発行などで109億円調達 設備投資に充当
 UMCエレクトロニクス<6615.T>が5日続落。同社は24日、241万3500株の公募による新株式発行、61万8900株の公募による自己株式処分、東京センチュリー<8439.T>を売出人とする72万5600株の売り出し、上限52万2000株のオーバーアロットメントによる売り出しを行うと発表した。
 発行条件は6月4日~6月6日のいずれかの日に決める。手取り概算額は108億7499万円。設備投資資金や長期借入金の返済に充当する。

★9:07  三菱地所物流リート-三菱UFJMSが新規「Neutral」 DPS成長に期待
 三菱地所物流リート投資法人<3481.T>が小安い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、レバレッジ余力活用によるDPS(1口当たり分配金)成長に期待。投資判断「Neutral」、目標株価は30.10万円と引き上げた。
 同REITは三菱地所のサポートを受け、稼働率はおおむね堅調に推移すると予想。一方、19.2期に賃料構成比16.7%、19.8期に同10.9%と比較的大口のテナントの契約期間満了を控える。このため、同REITのポートフォリオの稼働状況を見守る必要があるとした。
 外部成長については今後4~5年で資産規模2000億円を目標とするが、すでに約百万平米のパイプライン物件を確保済。低LTV(Loan ToV alue)を背景とした借入余力を活かした機動的な物件取得が、今後のDPS向上に寄与すると考えるとした。

★9:07  シグマクシス-続伸 みずほFGが「ディープシグマDPA」を活用し業務効率向上
 シグマクシス<6088.T>が続伸。同社は24日に、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>、ギリア(東京都台東区)と共同で、ドキュメント自動入力プラットフォームサービス、「ディープシグマDPA (Document Process Automation)」を活用した実証実験において、みずほFGの手書き・非定型帳票の事務処理業務の約8割の削減効果を確認したと発表した。
 ディープシグマDPAは、ギリアが開発・提供するディープラーニングと、 OCR各社の先端文字認識エンジン、同社独自開発の辞書および各種RPA(Robotic Process Automation)を組み合わせて同社が提供する、AIプラットフォームサービスという。今回、みずほFGが自社およびグループ内の手書き・非定型帳票事務処理の効率化を目指して行った実証実験には、ディープシグマDPA のコア技術、ノウハウが採用されているとしている。

★9:08  やまねメディカル-買い気配 定款を一部変更 仮想通貨交換業や障害者支援施設運営追加
 やまねメディカル<2144.T>が買い気配。同社は24日に、定款を一部変更すると発表した。
 障害福祉サービス事業を実施することおよび今後の事業多角化ならびに新規事業への進出に備えるため。変更の内容は、「障害者支援施設の運営」、「仮想通貨の企画、開発、発行、売買、仲介、あっせんおよび管理」、「仮想通貨に関するシステムの提供およびコンサルティング」、「仮想通貨交換業および仮想通貨に関する販売所・取引所の運営、管理」の追加などとなっている。

★9:08  日本特殊陶業-丸三が目標株価引き上げ 中国向け貴金属プラグにも期待
 日本特殊陶業<5334.T>が小安い。丸三証券では、NOxセンサー急増に加えて、中国向け貴金属プラグにも期待。投資判断「買い」を継続、目標株価は3000円→3600円と引き上げた。
 「買い」を継続する理由は、(1)欧州・中国などでの環境規制強化を背景に、高付加価値製品であるNOxセンサー・全領域センサー・貴金属プラグの数量拡大を予想すること、(2)半導体パッケージの構造改革効果や半導体製造装置部品である静電チャックの拡大といった、自動車関連以外での増益も見込めるため。
 将来のEV普及はネガティブだが、プラグは市販用(交換需要)の割合が高いこと、技術優位性などによるシェア上昇を予想することから、数量減少局面を迎えるのは相当先の話になると考えられる。また、全固体電池など新事業育成も期待。


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