前場コメント No.10 味の素、新日鉄住金、ドンキホーテ、北川鉄工所、京成など

2018/05/28(月) 11:31
★9:32  味の素-みずほが目標株価引き下げ 修正中計の目標達成には不安要素が残る印象
 味の素<2802.T>が反落。みずほ証券では、修正中計の目標達成には不安要素が残る印象とコメント。投資判断「中立」を継続、目標株価は2200円→2100円と引き下げた。
 会社は前18.3期決算発表時に、来20.3期中期計画の事業利益目標を1240億円から1160億円へ引き下げた。来20.3期の新事業利益見通しは前18.3期比で187億円増となるが(19.3期会社予想は前期比で57億円増)、国内外のコーヒー事業や北米冷凍食品の回復に課題を残す状況下、達成には不安要素が残る印象であるとコメント。
 みずほでは、中計期間の今19.3期と来20.3期に計400億円の自社株買いを想定。前18.3期決算時に発表された400億円の自社株買いは、みずほ予想比で前倒し実施の位置付けにあるとみられる。当面は主力の海外食品での安定成長力の再構築待ちと判断。

★9:38  新日鉄住金-みずほが目標株価引き下げ ひもつき値上げではコスト負担のカバーは難しい
 新日鉄住金<5401.T>が6日ぶり反発。みずほ証券では、ひもつき値上げではコスト負担のカバーは難しいと判断。投資判断「中立」を継続、目標株価は2700円→2310円と引き下げた。
 以下3点を踏まえ、「中立」判断を継続。(1)営業利益の水準。難易度の高い製品増加への対応に手間取り、18.3期営業利益はJFEHD(2467億円)を下回る水準にとどまった。副原料費・輸送などのコスト上昇により、今19.3期水準はさらに低下が懸念される。(2)継目無鋼管の価格。18年3月の輸出通関統計で1022ドル/トンにとどまるなど価格になかなか回復感が出てこない。(3)投資負担。19.3期を初年度とする新中計は今後3ヵ年の設備投資を前3ヵ年比で35%、事業投資を同186%拡大する意欲的な計画。20.3期から世界の鋼材需給サイクルが下降局面に入るとみられる中、効果発現には時間がかかる見込み。

★9:41  ユニーファミマとドンキホーテ-高い コンビニでの陳列・品ぞろえ・価格で連携
 ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028.T>とドンキホーテホールディングス<7532.T>が高い。28日付の日経新聞朝刊で、ファミリーマートがディスカウントストア「ドン・キホーテ」と連携したコンビニエンスストアを展開すると報じられた。
 6月から都内でドンキの雑貨や日用品2000~3000点を陳列する実験を始めるという。ファミマはドンキとの連携で斬新さを打ち出し顧客層を広げる考えのもよう。今後の業績の伸びへの期待から、両社とも株価は上昇している。

★9:43  北川鉄工所-反発 無人航空機の開発・製造・販売で「AileLinX」設立
 北川鉄工所<6317.T>が5日ぶり反発。同社は5月25日大引け後に、無人航空機の開発・製造・販売で、AileLinX(広島県府中市)を設立すると発表した。
産業用無人航空機の製造 などを行うヒロボー(広島県府中市)が保有する耐風性に優れた無人航空機(UAV)の独自技術と、北川鉄の営業力や製造技術を組み合わせることで、今後拡大が見込まれる産業用無人航空機(UAV)市場へ参入するため。初期の対象市場として災害対応や救難救助、大型設備点検など、高い安全性と耐風性能が必要な市場を中心に開拓するとした。北川鉄の出資比率は90%。

★9:44  京成電鉄-みずほが目標株価引き上げ 成田空港線の好調と持ち分法利益の増加は続く
 京成電鉄<9009.T>が続伸。みずほ証券では、成田空港線の好調と持ち分法利益の増加は続くと想定。投資判断「中立」を継続も、目標株価は3000円→3600円と引き上げた。
 成田空港線の好調は続いており、2020年の首都圏空港発着枠拡大、東京オリンピックの恩恵銘柄として注目される。持ち分法関連会社であるオリエンタルランド(4661)からの持ち分法利益も増加しており、利益モメンタムは民鉄の中でも高いと予想される。一方で、主力の運輸業と他事業間のシナジーが乏しく、中核エリアにおいて主体的に再開発を進め、シナジー効果を大きく増加させるのは難しいとの見方に変わりはないとした。


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