〔Market Flash〕回転寿司の5月月次では「くら寿司」の既存店減収がサプライズ～みずほ

【9:55】回転寿司の5月月次では「くら寿司」の既存店減収がサプライズ～みずほ 　みずほ証券では、回転寿司大手3社の5月月次動向を受けてリポートしている。スシローグローバルＨＤ（3563）の「スシロー」が前年同月比で6.0％増、くらコーポレーション（2695）の「くら寿司」が同4.2％減、カッパ・クリエイト（7421）の「かっぱ寿司」が同2.0％増となった。みずほでは、「スシロー」の堅調さが引き続き目立つ一方で、「くら寿司」の減収はサプライズ感のある印象と指摘している。アニサキス報道のあった2017年5月の既存店売上高の前年同月比の増減率は、「スシロー」が6.5％減､「くら寿司」が4.8％減､「かっぱ寿司」が8.1％減と、各社とも苦戦した経緯があり、この影響を除いた2018年5月の2年前比の増減率は、「スシロー」が0.1％減、「くら寿司」が8.8％減、「かっぱ寿司」が6.3％減になると試算している。みずほでは、外食セクター内における回転寿司に対する強気の見通しに現時点で変更はないとするものの、6月以降の各社の売上動向を注視したいとコメントしている。 【9:25】来週のE3ではゲーム各社の発表や大型タイトルの評価に注目～ＳＭＢＣ日興 　ＳＭＢＣ日興証券エンタテインメントセクターに関して、来週米ロサンゼルスで開催予定のゲームショウ「E3」についてリポートしている。コンベンションセンターにおける展示は現地時間（以下同じ）の6/12～6/14に開催予定だが、先駆けて6/10にマイクロソフトが「Xbox E3 2018 Briefing」を開催予定。ソニー（6758）と任天堂（7974）はそれぞれ6/11、6/12にビデオカンファレンスをネット配信予定であるとのこと。また、スクエニＨＤ（9684）がビデオカンファレンスを6/11に開催する予定。ＳＭＢＣ日興では、19/3、20/3期業績へ大きな貢献が期待できる製品の発表などがあればポジティブな材料となる可能性がある半面、発表内容にサプライズがなければ織り込み済みとなる懸念もあると指摘している。また、E3に向けて関連企業の株価が上昇基調になるようであれば、短期的な材料出尽くしとなる可能性もあるとみている。加えて、発表されたタイトルに対するゲーム専門メディアやユーザーの評価がポジティブ、ネガティブ両面で株価材料になり得るかにも留意したいとコメントしている。 【8:45】寄り前気配はセイノーＨＤ、ジャフコ、大気社、淀川鋼が高い気配値 　主力株の寄り前気配では、セイノーＨＤ(9076) +7.58%、ジャフコ(8595) +5.74%、大気社(1979) +5.57%、淀川鋼(5451) +4.54%、島忠(8184) +4.48%、東邦ＨＤ(8129) +4.38%、千代建(6366) +4.31%、ニッパツ(5991) +4.17%、応化工(4186) +3.87%、富士通(6702) +3.65%などが高い気配値。 　一方、ダイセキ(9793) -5.86%、ワコム(6727) -5.15%、ネクソン(3659) -5.03%、セガサミーＨ (6460) -3.91%、ヒロセ電(6806) -3.39%、石油資源(1662) -3.17%、Ｊパワー(9513) -3.14%、福山運(9075) -3.07%、丸一管(5463) -2.98%、ＤＥＮＡ(2432) -2.98%などが安い気配値となっている。