後場コメント No.2 ゼニス羽田、T&DHD、かんぽ生命、SHIFT、群馬銀行など

2018/06/25(月) 15:00
★12:47  ゼニス羽田-後場プラス転換 過流制御式流出量抑制装置「ボルテックスバルブ」製品化
 ゼニス羽田ホールディングス<5289.T>が後場プラス転換。同社は25日12時に、過流制御式流出量抑制装置「ボルテックスバルブ」の販売開始に必要な水処理実験などが完了し製品化できたため、販売を開始すると発表した。
 「ボルテックスバルブ」は装置内で自然に過流を発生させることにより、電力などの動力をまったく必要とせずに流出量制御を行う装置という。雨水貯留施設などにおいて一般的に採用されているオリフィス(水を排水する孔)よりも流量制御機能が優れているため、同流量のオリフィスに対して流出口径を大きくすることができるとしている。

★12:47  T&DHD-UBSが目標株価引き下げ 金利上昇シナリオでのコア銘柄
 T&Dホールディングス<8795.T>が8日ぶり反発。UBS証券では、金利上昇シナリオでのコア銘柄とし、レーティング「Buy」を継続した。目標株価2970円→2750円と引き下げた。
 生保株の中ではハイベータであり、かつバリュエーションも割安感が強いことから、特に長期金利上昇期待が高まった場合はコア銘柄となる。P/EVによるバリュエーションの上値余地は高いものの、配当利回りが上値を抑える要因になっているとみられることから、配当水準の引き上げも株価上昇の大きなカタリストになるとした。

★12:51  かんぽ生命-UBSが目標株価引き上げ 独自のカタリストがある
 かんぽ生命保険<7181.T>が反発。UBS証券では、親会社の売り出しという独自のカタリストがあるとコメント。レーティング「Buy」を継続、目標株価は4550円→4670円と引き上げた。
 商品ミックスの変化や料率改定が奏功し、17年度に新契約価値およびRoEVが大幅に改善したが、改善をまだ株価は十分に織り込んでいないと判断。個別銘柄の特性やバリュエーションよりも、金利などのマクロ要因で取引している投資家が依然として多いことが一因とみられる。とりわけ、生保株の中ではベータが低く、単純なマクロ要因による動きにはついていき難い。
 一方、P/EVによるバリュエーションの上値余地は高いものの、配当利回りが上値を抑える要因になっているとみられることから、配当水準の引き上げが評価改善の大きなカタリスト。加えて、親会社日本郵政による株式売り出しは、規制緩和のメリットをもたらすことから、他の生保にはない潜在的なポジティブ材料と指摘。

★12:56  SHIFT-続落 オンラインゲームにおける不当表示対策サービス 「SHIFT ALERT」提供開始
 SHIFT<3697.T>が続落。同社は25日に、オンラインゲームにおける不当表示対策サービス「SHIFT ALERT」の提供を開始すると発表した。
 「SHIFT ALERT」は、経験豊富な「不当表示対策専門部隊」が「優良誤認」「有利誤認」などのオンラインゲームにおいて「景品表示法」違反(不当表示)の疑いがある訴求に対し、注意をあげることで、違反に伴う売り上げの損失やブランドイメージの損失などのリスクを最小限に抑えるべく、訴求文言に不当表示リスクが存在しないかを検証し、存在する場合はリスクの低い訴求を提案するサービスという。しかし、マーケットの反応は限定的だ。

★12:57  群馬銀行-野村が目標株価引き下げ 引き続き役務強化が課題 政策株削減は続く
 群馬銀行<8334.T>が7日続落。野村証券では、引き続き役務強化が課題であり、政策株削減は続くと想定。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は700円→590円と引き下げた。
 来20.3期開始予定の次期中期経営計画においては、営業施策の面からはチャネル改革と手数料収益強化の施策に注目。これまで埼玉や東京といった有望エリアに出店をしてきたが、非対面チャネルや業務の効率化の視点を加えたチャネル戦略の効果的な見直しを期待。また、同規模他行比やや弱い役務利益については今中計に引き続き、取組み強化が必要。短期的には国内部門貸出金利回については四半期別では横ばいが続いており、通期での下げ止まるタイミングを待ちたいとした。


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