後場コメント No.2 沢井製薬、東和薬品、エクセディ、東プレ、スタンレー電気など

2019/04/18(木) 15:01
★13:04  沢井製薬-CSが目標株価引き上げ 国内でタミフルGEの上振れなどが追い風
 沢井製薬<4555.T>が5日続落。クレディ・スイス証券では、国内でタミフルGE(ジェネリック)の上振れなどが追い風と判断。投資評価「NEUTRAL」を継続も、目標株価は5900円→6600円と引き上げた。
 前19.3期は新製品のタミフルGEなどの貢献で国内売上高が伸長する一方、国内の販売費などを抑制気味にし、米国子会社Upsher Smith Laboratories(USL)の研究開発費を積極的に投入。全体としてはまずまずの結果となったもよう。今20.3期はUSL連結2期目に入り、真価が問われる。国内のGE環境は全体のGE数量シェア80%到達を踏まえて厳しさが増し、米国でもUSLの得意とする注射剤GE市場も価格圧力が高まる方向とみられる。当面は様子見を推奨するとした。

★13:14  東和薬品-CSが目標株価引き上げ 国内の卸効果は一巡
 東和薬品<4553.T>が3日ぶり反発。クレディ・スイス証券では、国内の卸効果は一巡と判断。投資評価「NEUTRAL」を継続も、目標株価は2733円(株式分割を考慮)→3100円と引き上げた。
 18.3期から前19.3期に国内大手卸(スズケン[9987]、東邦ホールディングス[8129])を経由した国内売り上げが他の主要ジェネリック(GE)メーカーを上回る勢いで増加し、卸との協業が予想以上に利益貢献。前19.3期3Q時点の卸経由の売り上げ割合は前期の11.6%から21.4%に拡大している。ただし、今20.3期以降は卸効果の一巡、減速を見込んでいるとし、業績上振れおよび株価上昇の余地は小さいと考えているとした。

★13:21  エクセディ-CSが目標株価引き下げ AT部品増産が収益ドライバー
 エクセディ<7278.T>が続伸。クレディ・スイス証券では、AT部品増産が収益ドライバーとし、投資評価「OUTPERFORM」を継続した。業績予想を下方修正し、バリュエーションの見直しに伴い、目標株価は4150円→3400円と引き下げた。
 アイシン精機(7259)向けを中心に、同社のトルクコンバーターなどのAT(Automatic Transmission)部品が増加する見通しは変わりなし。3月上旬より、中国を中心とした需要の見通し改善などを機に、アイシン精機など出遅れ銘柄に対するポジティブ材料に着目してきたとしたが、アイシン向け部品の拡大をドライバーの1つとする同社への見方も見直す余地は大きいと考えるとした。

★13:25  東プレ-CSが目標株価引き下げ 車体プレス品の受注は着実に拡大
 東プレ<5975.T>が小高い。クレディ・スイス証券では、冷凍車の小型車シフト/先行投資は響くが、車体プレス品の受注は着実に拡大しているとみて、投資評価「NEUTRAL」を継続した。業績予想を下方修正し、バリュエーションの見直しに伴い、目標株価は2600円→2400円と引き下げた。
 日産自動車(7201)など主要得意先の販売台数が局地的に停滞するなか、プレス関連製品の立ち上げ費用など先行投資が収益面で影響。また、冷凍車の販売においても、想定を上回る小型車への販売ミックスの推移により、収益の見通しは切り下がりつつある。一方、日産を主要顧客とするメーカーのなかでも、今後立ち上げが想定される新規受注の水準は相対的に高いと評価。

★13:34  オンコリス-続伸 浦田泰生社長「今後は次世代型テロメライシンの研究にも力を注ぐ」
 オンコリスバイオファーマ<4588.T>が続伸。4月18日付け化学工業日報に、同社の浦田泰生社長に対するインタビュー記事が掲載されており、材料視されているもよう。
 開発中の腫瘍溶解性ウイルス「テロメライシン」について、このほど、中外製薬と総額500億円以上のライセンス契約を結んだと発表。浦田社長は中外による世界開発に向けたオプション権行使は数年内を目指し、5~10年かけて報酬を得る見込みを明かしたとされる。今後は次世代型テロメライシンの研究にも力を注ぐと報じられた。

★13:37  スタンレー電気-CSが目標株価引き下げ 巡航速度で次のカタリストを待つ
 スタンレー電気<6923.T>が続伸。クレディ・スイス証券では、巡航速度で次のカタリストを待つとコメント。投資評価「NEUTRAL」を継続、目標株価は4000円→3700円と引き下げた。
 ランプメーカー共通のトレンドとなったヘッドランプのLED化は今後も搭載率が伸び続けると予想する一方、LED化促進のタイミングとなる新モデル受注のサイクルが落ち着くことで、短期的には変化が少ない、巡航速度での業績成長を引き続き想定。同社の主要顧客であるホンダ(7267)のモデルサイクルに谷間が生じるほか、2番手に位置するマツダ(7261)向け受注車種の刷新効果にもしばらく時間を要する見通しとした。


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