前場コメント No.11 石川製作所、いちご、コムシス、コンコルディア、ラクトジャパンなど

2019/04/19(金) 11:30
★10:05  石川製作所など-防衛関連銘柄が安い 「新型誘導兵器」は弾道ミサイルではないと報道
 石川製作所<6208.T>、細谷火工<4274.T>など、防衛関連銘柄が安い。18日に一部報道で、「新型戦術誘導兵」は弾道ミサイルではなく、砲兵部隊が局地的に使用する対空砲などの可能性が高いと報じられたことが手がかり。
 北朝鮮の朝鮮中央通信が4月18日に、金正恩朝鮮労働党委員長が「新型戦術誘導兵器」の射撃実験を視察したと報じたことで、地政学リスクが高まるとの懸念が台頭していた。弾道ミサイルでなければ国連決議に反しないため、懸念後退から防衛関連に売りが出ているもよう。

★10:07  いちご-大和が目標株価引き下げ 20.2期は経常減益ガイダンス
 いちご<2337.T>が反発。大和証券では、今20.2期は経常減益ガイダンスとして、投資判断「3(中立)」を継続、目標株価は500円→390円と引き下げた。
 今20.2期は長期VISIONにおいて先行投資期間との位置づけとなっている印象。売却益などが同+27億円増も、前19.2期末にたな卸資産から固定資産への振替(229億円)による減価償却費負担でストック収益が同▲10億円減、人件費や広告宣伝費など先行投資負担増により固定費が同+10億円などとなる見通し。大和では、営業利益で今20.2期が270億円(前期比+2.7%、会社計画265億円)、来21.2期が281億円(同+4.1%)と見込むとした。

★10:11  コムシス-野村が目標株価引き上げ キャリア系事業も成長しよう
 コムシスホールディングス<1721.T>が4日ぶり反発。野村証券では、キャリア系事業も成長しようとコメント。レーティング「Buy」を継続、目標株価を3060円→3500円と引き上げた。
 同社は同業3社との経営統合効果もあり、現状の中期経営計画であるコムシスビジョン2020の目標業績数値を前19.3期に達成したと推定。過去の説明会において、同社は新たな経営目標を策定中としており、次なるコムシスビジョンは通期決算発表での注目点である。従来の戦略は非キャリア系事業での成長を目指す方針であり、この点は不変であると考えられる。一方、野村では次期中計期間で、4Gでの新周波数帯対応工事や5G関連での需要増加により、モバイル向けを中心としてキャリア系事業も成長が見込めると想定。足元で低調なモバイル向けの受注が今後、回復に向かうことで、キャリア系事業に対する評価も上昇する見込みとした。

★10:18  コンコルディア-野村が新規「Neutral」 統合シナジーの実現が待たれる
 コンコルディア・フィナンシャルグループ<7186.T>がもみ合い。野村証券では、統合シナジーの実現が待たれるとコメント。レーティング「Neutral」、目標株価520円として、カバレッジを開始した。
 同社は前19.3期の業績目標を18年11月9日に下げたものの、今20.3期以降も業績には下押し圧力が残ると野村では想定。東日本銀行における顧客離れの影響と手数料などの業績下押し圧力、横浜銀行にとっての東日本銀行を支援する負荷が加わること、東日本銀行においてシステム償却負担が発生することなどが理由。経費削減努力なども想定されることから、来21.3期以降は実質業務純益(2行合算)ベースで1ケタの増益率は確保できるものと想定しているとした。

★10:18  ラクトジャパン-3日ぶりに大幅反発 株主優待のカタログギフトの詳細を発表
 ラクト・ジャパン<3139.T>が3日ぶりに大幅反発。同社は18日、昨年11月に公表していた株主優待の拡充について内容を決定したと発表した。
 未定としていたカタログギフトの詳細について、同社選定カタログに記載する3000円相当の商品5点(十勝 白い牧場アイス8個など)のうち希望の商品1点を選択するとしている。
 加えて、2月に発表していた株式分割の権利付き最終売買日4月23日が近づいていることも影響していると思われる。


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