前場コメント No.6 アサヒ、アドバンテスト、豊田通商、キリンHD、JR西日本など

2019/05/07(火) 11:30
★9:07  アサヒ-売り買い交錯 新ジャンル『極上<キレ味>』年間目標を300万箱→400万箱に上方修正
 アサヒグループホールディングス<2502.T>が売り買い交錯。同社傘下のアサヒビール(東京都墨田区)は4月26日大引け後に、新ジャンル『アサヒ 極上<キレ味>』の年間販売目標を300万箱から400万箱に上方修正すると発表した。
 販売が年間目標の6割を超過し、好調に推移しているため。今回の販売目標の上方修正に伴い、夏場の最盛期の安定供給に向けて、6月から吹田工場でも製造を開始し、5工場から6工場へ製造体制を強化するとした。

★9:08  アドバンテスト-岩井コスモが目標株価引き上げ 20年以降の成長局面を織り込む展開
 アドバンテスト<6857.T>が続落。岩井コスモ証券では、2020年以降の成長局面を織り込む展開を想定。投資判断「A」を継続、目標株価を3200円→3970円と引き上げた。
 前期営業利益は会社の期初計画の約1.9倍となる水準で着地。売上高および受注も大きく伸長した。今期営業利益は半減するという会社予想はネガティブサプライズであったが、減益予想自体には驚きはなし。株式市場の関心はメモリーテスターの回復に加えて、5G用テスターの拡大が見込まれる2020年以降の業績に向いており、早晩落ち着きを取り戻すとの見方を示した。

★9:09  豊田通商-続落 今期営業益は13%増見込み 市場コンセンサス下回る
 豊田通商<8015.T>が続落。同社は4月26日に、20.3期通期の連結純利益(IFRS)予想が1500億円(前期比13.1%増)になりそうだと発表した。市場コンセンサスは1561億円。
 前期に買収した台湾の車載モーターメーカー、高機能液晶調光フィルムの九州ナノテックなど、新規連結効果が業績を押し上げると思われる。
 19.3期通期の連結純利益は1548億円(前の期比2.9%増)だった。自動車生産台数の増加が追い風となり、収益、純利益ともに堅調な推移となった。
 併せて、19.3期の期末配当を50円(前の期は49円)にすると発表した。年間配当は100円(前の期は94円)となる。

★9:09  キリンHD-3日ぶり反落 通期最終益を下方修正 減損損失571億円の計上響く
 キリンホールディングス<2503.T>が3日ぶり反落。同社は4月26日に、19.12期通期の連結純利益を従来の1200億円から629億円(前期比61.7%減)に引き下げると発表した。市場コンセンサスは1285億円。
 同社のオセアニア綜合飲料事業を担うライオン(オーストラリア)の飲料事業の譲渡の検討を進めるなかで、当該事業に関し19.12期1Qにおいて減損損失約571億円を計上することとなった。

★9:10  JR西日本-反発 上限150万株・100億円の自己株取得へ 割合は0.8%
 JR西日本(西日本旅客鉄道)<9021.T>が反発。同社は4月26日に、上限150万株・100億円の自己株取得枠を設定すると発表した。
 株主還元の充実および資本効率の向上を図るため。取得期間は5月7日~2020年3月31日。なお、上限150万株を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は0.8%となる。

★9:10  JR西日本-反発 今期営業益1%増見込む 前期は3%増益着地
 JR西日本(西日本旅客鉄道)<9021.T>が反発。同社は4月26日に、20.3期の連結営業利益予想を1980億円(前期比0.5%増)と発表した。なお、市場コンセンサスは1951億円となっている。
 昨年4月に策定した「JR西日本グループ中期経営計画2022」と、その中核をなす「JR西日本グループ鉄道安全考動計画2022」に掲げた施策を着実に推進するとしている。
 併せて発表した、19.3期の連結営業利益は1969億円(前の期比2.9%増)だった。主力の運輸事業が、営業収益の増加や計画していた工事の一部について工程調整などを行ったことによる営業費用の減少により、増益となったことが寄与した。


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