前場コメント No.18 東京ガス、ラウンドワン、ミクシィ、日東電工、三洋化成など

2019/05/09(木) 11:31
★10:41  東京ガス-野村が目標株価引き下げ ガス減販・固定費増で減益基調が続くリスク
 東京ガス<9531.T>が3日続落。野村証券では、ガス減販・固定費増で、減益基調が続くリスクに着目。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は2960円→2910円と引き下げた。
 ガス小売切替ペースの拡大、電力の競争激化を反映し、今20.3期(目標株価の算定基準期)の原料費調整制度上の損益などを除く修正EPS予想を下方修正。ガス小売切替およびガスの固定費増加を電力小売の契約増で補えず、来21.3期および22.3期の修正EPSは前期比で減益を見込むとした。他方、今20.3期予想基準の4.0%という総還元利回りが株価を下支えするとの見方を維持。

★10:45  ラウンドワン-急騰 今期営業益4%増見込む 前期は9%増で着地
 ラウンドワン<4680.T>が急騰。同社は8日、20.3期通期の連結営業利益予想が119億円(前期比3.7%増)になりそうだと発表した。市場コンセンサスは127億円。
 米国での新規出店を成長ドライバーとして積極的に位置づけ、新規出店を積極的に進めていくとしている。
 19.3期通期の営業利益は114億円(前の期比8.6%増)だった。国内では小中学生無料キャンペーンの実施などでリピーター確保と顧客開拓に努めた。米国では11店舗を新規出店したことが業績拡大に寄与した。

★10:50  ミクシィ-4日続落 「モンスターストライク」世界累計利用者数5000万人を突破
 ミクシィ<2121.T>が4日続落。同社は5月8日大引け後に、スマホアプリのひっぱりハンティングRPG「モンスターストライク」に関し、世界累計利用者数が5000万人を突破したと発表した。「モンスターストライク」は2013年10月10日より日本国内で配信を開始し、現在では台湾、香港、マカオ、中国においても提供しているとした。

★10:51  JBR-急落 通期最終益を上方修正も上期営業益は下方修正
 ジャパンベストレスキューシステム<2453.T>が急落。同社は10日に、19.9期通期の連結純利益予想を従来の12.6億円から16.0億円(前期比34.2%増)に引き上げると発表した。破産更生債権の貸倒確定に伴い、税務上13億9500万円を損金計上したことにより、欠損金が発生し、法人税が予想より1億1800万円減少したことなどが寄与する。
 一方で、19.9期上期(10-3月)の連結営業利益予想については、従来の7.8億円から7.4億円(前期比13.4%増)に引き下げた。株価は営業利益の下振れを嫌気して大きく売られる展開となっている。

★10:53  日東電工-野村が目標株価引き下げ スマホや自動車需要の伸び悩みで減額修正
 日東電工<6988.T>が3日続落。野村証券では、スマホや自動車需要の伸び悩みで減額修正。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は5870円→5020円と引き下げた。
 4Q決算とその後のヒアリングを経て、野村予想を下方修正。肝硬変薬を除くオプトロニクスなどの事業の評価に、将来の拡大ポテンシャルがある肝硬変薬の事業価値をDCFで算定し(野村推定470億円。1株当たりでは約300円)を付加するという目標株価の算定方法は不変であるとした。同社の製品開発力は評価できる一方、スマホ向けでの営業利益構成比が大きく(野村では19.3期で55%程度と推定)、短期業績はスマホ需要に影響を受けやすいと指摘。

★10:56  三洋化成-野村が目標株価引き上げ 価格是正が歩留まる中で原料高一巡の採算改善続く
 三洋化成工業<4471.T>が変わらずを挟んで続落。野村証券では、価格是正が歩留まる中、原料高一巡で採算改善は続くと想定。レーティング「Buy」を継続、目標株価を6100円→6400円と引き上げた。
 足元の原油高などを踏まえて野村予想を減額するとしたが、同社の高付加価値戦略による採算改善や、永久帯電防止剤などのニッチ製品拡販の評価は不変とした。
 健康(主にSAP)のQ4売上高は前四半期比6%減となったが、中国紙おむつ市場の流通在庫は解消しつつあると会社はコメントしており、野村ではSAP販売数量は1~3月が底と見ているとした。


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