前場コメント No.11 ソニー、キャンディル、グリー、FCC、エムスリーなど

2019/05/16(木) 11:31
★9:28  AGC-続伸 窓ガラスに透明ディスプレイを組み込む技術を開発
 AGC<5201.T>が続伸。同社は5月15日に、窓ガラスに透明ディスプレイを組み込む技術を世界に先駆けて開発したと発表した。この技術により、窓ガラスから見える風景に重ねて情報を表示することが可能。電源を切っているときは通常の窓ガラスで、電源を入れることにより窓ガラスに映像が表示されるというもの。

★9:29  ソニー-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 業績予想を下方修正
 ソニー<6758.T>が反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、投資判断「Overweight」を継続も業績予想を下方修正し、バリュエーション基準年度の変更により、目標株価は8600円→8400円と引き下げた。
 今20.3期業績予想の下方修正は、次世代PlayStation関連費用の織り込みを中心としたG&NSの収益見通しの引き下げや、音楽事業に含まれるモバイルゲームの収益見通しの引き下げが主因。一方、映画事業は映画製作でのコンテンツの積み上がりやメディアネットワークでの構造改革効果に期待し、収益性見通しを引き上げたとしている。

★9:30  キャンディル-もみ合い 子会社のバーンリペアがフォトラクションと業務提携
 キャンディル<1446.T>がもみ合い。同社は5月15日大引け後に、100%子会社であるバーンリペアが、フォトラクション(東京都中央区)との間で、建築市場における検査サービスに使用する(仮称)検査管理システムの開発および販売に関する業務提携を締結すると発表した。
 フォトラクションでは、すでに開発済みの建設業向けクラウドサービスに、バーンリペアから提供された検査サービスに関わるノウハウの提供を受けて機能付加し、検査サービスに特化した本システムを完成させる。バーンリペアでは高品質かつ効率的な検査サービスを提供するためのノウハウをフォトラクションに提供するほか、住宅メーカーや工務店など、戸建住宅の建築に携わる事業者に対して独占的に販売するとした。

★9:30  グリー-CSが目標株価引き上げ 費用効率化と自社IPのマルチ展開で業績を維持
 グリー<3632.T>が底堅い。クレディ・スイス証券では、費用効率化と自社IPのマルチ展開で業績を維持と想定。投資評価「NEUTRAL」を継続も、目標株価は480円→490円と引き上げた。
 3Q決算は会社計画を上回る業績となったが、一過性要因(売上高4億円、営業利益5億円のプラス影響)を除くと営業利益がやや計画を上回った程度。不採算タイトルなどの見直しにより、費用の効率化が進んだ印象。それらを踏まえ、業績予想を見直したが、トレンドに大きな変化はないと考え、微修正にとどめたとした。

★9:34  FCC-3日続伸 イスラエルのEVR Motorsとモーターの共同開発契約
 エフ・シー・シー<7296.T>が3日続伸。同社は5月15日大引け後に、イスラエルのEVR Motorsと共同開発契約を結ぶと発表した。今後の二輪車に対する電動化を見据えたモーター開発においての契約で、商品化に向けて協議することで合意したとしている。

★9:35  エムスリー-CSが目標株価引き上げ 業績予想を見直し
 エムスリー<2413.T>が続伸。クレディ・スイス証券では、業績予想を見直し。投資評価「NEUTRAL」を継続も、目標株価は1800円→2000円と引き上げた。
 会社側は、前19.3期は「MR君」を中心とするメディカルプラットフォーム強化のための先行投資期間と位置付けてきた。今20.3期から「MR君」の営業テコ入れの効果が顕在化する見込みで、業績は上向くとみられる。
 前19.3期実績は、資本出資したあゆみ製薬のバリューアップに伴う評価益10億円を計上しており、これがなければ明らかに計画未達であった。今20.3期営業利益予想355億円は実質営業増益率で19%となる。これは恒常的に会社側が目指す営業増益率と合致するレベル。AI投資や電子カルテなど医療のデジタル化推進の旗振り役的な銘柄であることに変わらない一方、「MR君」の伸び鈍化や目先のカタリストが見当たらないこと、PER58倍という高バリュエーションが株価上昇の重しになる可能性が高いとした。


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