前場コメント No.14 三菱自動車、シスメックス、バロー、チエル、大和証券Gなど

2019/05/24(金) 11:30
★10:23  三菱自動車-大和が目標株価引き下げ いったん様子見
 三菱自動車<7211.T>が小高い。大和証券では、いったん様子見とコメント。投資判断「3(中立)」を継続、目標株価は580円→520円と引き下げた。
 営業利益は今20.3期:900億円(=会社計画線、決算発表後見直しの暫定予想比▲100億円)、来21.3期:1060億円(同▲40億円)を予想。会社計画は税率想定で保守的なため、当期利益は上乗せ余地も、特段の割安感まではなし。新型「アウトランダー」や次期中計(21.3期~)の発表待ち局面で、いったん様子見が妥当と判断。次期中計では、事業領域の選択と集中を一段と進めることで、利益体質強化を図っていく方針となりそうとした。

★10:26  シスメックス-大和が目標株価引き上げ 20.3期業績はおおむね堅調に推移しよう
 シスメックス<6869.T>が底堅い。大和証券では、今20.3期業績はおおむね堅調に推移しようとコメント。投資判断「3(中立)」を継続も、目標株価は6400円→7700円と引き上げた。
 今20.3期以降の大和営業利益予想を引き上げ。販管費が大和の従来想定を下回ると考えられることが主な理由。同社は2ケタの営業増益を維持したいとの意向を示しており、研究開発費以外の販売費および一般管理費は効率的に投下される見通し。
 株価上昇のカタリストは、業績回復の確認。特に、今20.3期2Q(7~9月)は新製品効果などにより2ケタの営業増益を達成すると予想され、株価上昇の可能性が高まりそうとした。

★10:27  バロー-東海東京が目標株価引き下げ 20.3期はM&A効果などにより増収増益の見通し
 バローホールディングス<9956.T>が小高い。東海東京調査センターでは、今20.3期はM&A(合併・買収)効果などにより増収増益の見通しとして、レーティング「Outperform」を継続した。目標株価は3100円→2900円と引き下げた。
 今20.3期業績について、会社計画は営業収益6600億円(前期比16.6%増)、営業利益166億円(同16.8%増)。東海東京予想は営業収益6702億円、営業利益166億円と、会社計画とほぼ同水準の予想。スーパーマーケット事業は、新規出店6店舗の効果や昨年子会社化したフタバヤ、三幸の収益寄与を見込むとした。既存スーパーマーケットは、店舗改装、青果部門の産地直送取り組み強化、鮮魚部門の商品化見直しなどによる生鮮部門の改善により、来客数の増加を予想。

★10:27  チエル-3日続落 企業向けeラーニングシステム『GLEXA for エンタープライズ』リリース
 チエル<3933.T>が3日続落。同社は5月23日大引け後に、子会社であるVERSION2(札幌市)が企業向けeラーニングシステム『GLEXA for エンタープライズ』をリリースしたと発表した。
 同製品は全国の教育機関で利用されているeラーニングシステム『Glexa』を、企業でも利用できるよう開発されたもの。VERSION2では5月29日~31日に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催される「ラーニングイノベーション 2019」に出展し、展示を行うとした。

★10:28  大和証券G-東海東京が目標株価引き下げ 20.3期業績は緩やかな回復
 大和証券グループ本社<8601.T>が3日ぶり反落。東海東京調査センターでは、今20.3期業績は緩やかな回復を想定するとし、収益改善策の効果は不透明と判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は680円→490円と引き下げた。
 今20.3期予想は純営業収益が4500億円(前年比2.0%増)、経常利益が990億円(同19.0%増)と、前19.3期からは改善を見込むものの、回復ペースは緩やかと想定。投資家のアクティビティは回復に向かうが、相対的には動きは鈍く、リテール部門の立て直しには、時間を要する見通し。
 足元の今20.3期1Q(4~6月)の業績も低調と想定。純営業収益は1070億円(前四半期比0.5%減)、経常利益は190億円(同7.6%増)を見込むとした。経常利益は前4Qより改善も、1Qは10連休に伴う営業日数の減少も影響する見通し。


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