前場コメント No.15 塩野義製薬、ティーガイア、ＳＢＳ、東海カーボン、カシオ計算機など
★10:07 塩野義製薬－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き下げ カタリストに乏しい
塩野義製薬<4507.T>が小高い。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、株価の割安感は増してきているものの、カタリストに乏しいと判断。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は7100円→7000円と引き下げた。
株価はHIVフランチャイズロイヤリティ収入による利益成長を織り込んでいると考え「Neutral」を継続。株価の割安感が増してきているものの、短期では株価の上昇カタリストに乏しい印象。
今20.3期会社計画は、サインバルタ（抗うつ剤、慢性とう痛治療薬）やインチュニブ（ADHD治療薬）の売上拡大と研究開発費の縮小により、6.1％営業増益を達成する計画。三菱ＵＦＪＭＳ予想ではこれまでの実績を考慮し、同剤の売り上げを会社計画よりもやや低めに織り込むとしたが、販管費のコントロールで営業利益は達成可能な水準と考えられる。課題は成長戦略が不透明となっている米国事業であり、米国戦略のアップデートを待つとした。
塩野義製薬<4507.T>が小高い。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、株価の割安感は増してきているものの、カタリストに乏しいと判断。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は7100円→7000円と引き下げた。
株価はHIVフランチャイズロイヤリティ収入による利益成長を織り込んでいると考え「Neutral」を継続。株価の割安感が増してきているものの、短期では株価の上昇カタリストに乏しい印象。
今20.3期会社計画は、サインバルタ（抗うつ剤、慢性とう痛治療薬）やインチュニブ（ADHD治療薬）の売上拡大と研究開発費の縮小により、6.1％営業増益を達成する計画。三菱ＵＦＪＭＳ予想ではこれまでの実績を考慮し、同剤の売り上げを会社計画よりもやや低めに織り込むとしたが、販管費のコントロールで営業利益は達成可能な水準と考えられる。課題は成長戦略が不透明となっている米国事業であり、米国戦略のアップデートを待つとした。
★10:13 ティーガイア－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き下げ 21.3期以降は増益転換と予想
ティーガイア<3738.T>が小安い。ＳＭＢＣ日興証券では、来21.3期以降は法人・決済事業の貢献で増益転換と予想。投資評価「2（中立）」を継続も、目標株価は2600円→2500円と引き下げた。
端末販売台数が伸び悩む中で、法人向け事業の強化やクオカードの買収を通じて収益の多様化を進めている。通信料金と端末代金の完全分離プラン導入による販売台数の減少に加え、クオカードペイの先行投資で今20.3期は営業減益となるが、来21.3期以降は法人向けソリューションやクオカードペイの貢献によって、再び増益基調に戻ると予想。ＳＭＢＣ日興予想を下方修正して、目標株価を引き下げるとしたが、完全分離化後の市場動向を見極める必要があると考え、投資評価「2」を継続。
ティーガイア<3738.T>が小安い。ＳＭＢＣ日興証券では、来21.3期以降は法人・決済事業の貢献で増益転換と予想。投資評価「2（中立）」を継続も、目標株価は2600円→2500円と引き下げた。
端末販売台数が伸び悩む中で、法人向け事業の強化やクオカードの買収を通じて収益の多様化を進めている。通信料金と端末代金の完全分離プラン導入による販売台数の減少に加え、クオカードペイの先行投資で今20.3期は営業減益となるが、来21.3期以降は法人向けソリューションやクオカードペイの貢献によって、再び増益基調に戻ると予想。ＳＭＢＣ日興予想を下方修正して、目標株価を引き下げるとしたが、完全分離化後の市場動向を見極める必要があると考え、投資評価「2」を継続。
★10:14 ＳＢＳ－4日続落 ウェブサイトの国際物流メニューを大幅拡充
ＳＢＳホールディングス<2384.T>が4日続落。同社は5月30日大引け後に、傘下のＳＢＳリコーロジスティクス（東京都品川区）が、国際物流サービスに関するウェブサイトのメニューを大幅に拡充したと発表した。実際に提供しているサービスメニューをより細分化する形で、紹介ページを公開したとしている。
ＳＢＳホールディングス<2384.T>が4日続落。同社は5月30日大引け後に、傘下のＳＢＳリコーロジスティクス（東京都品川区）が、国際物流サービスに関するウェブサイトのメニューを大幅に拡充したと発表した。実際に提供しているサービスメニューをより細分化する形で、紹介ページを公開したとしている。
★10:14 東海カーボン－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き下げ FCF創出力は健在
東海カーボン<5301.T>が反落。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、黒鉛電極の価格前提を引き下げも、FCF創出力は健在とみて、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は3060円→2360円と引き下げた。
米国を中心とした黒鉛電極の価格見通しを引き下げるが、中長期的に需給がタイトであることは変わらず、黒鉛電極の価格は1万ドルを下回ることはないとの見方を示した。今20.3下期以降は過熱感の一服により、（1）電炉が過剰調達した黒鉛電極の在庫調整、（2）調達見直しによる同社に対する高値発注の20.3下期見送りが起きることを要因とみるとした。
しかし、中長期の視点で見る場合、営業利益の水準は1000億円から700億円程度に下がるが、米国の電炉需要高まり、ニードルコークス（NC）供給、GE生産能力を勘案すると、同水準の利益ねん出が可能とみられる。また、FCF創出力は中長期的に年間500億円～700億円台と予想、仮に利益成長を伴わなくても23.12期ネットキャッシュは同社時価総額を超える。現在株価はこうした状況を織り込んでいないと考えられるとした。
東海カーボン<5301.T>が反落。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、黒鉛電極の価格前提を引き下げも、FCF創出力は健在とみて、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は3060円→2360円と引き下げた。
米国を中心とした黒鉛電極の価格見通しを引き下げるが、中長期的に需給がタイトであることは変わらず、黒鉛電極の価格は1万ドルを下回ることはないとの見方を示した。今20.3下期以降は過熱感の一服により、（1）電炉が過剰調達した黒鉛電極の在庫調整、（2）調達見直しによる同社に対する高値発注の20.3下期見送りが起きることを要因とみるとした。
しかし、中長期の視点で見る場合、営業利益の水準は1000億円から700億円程度に下がるが、米国の電炉需要高まり、ニードルコークス（NC）供給、GE生産能力を勘案すると、同水準の利益ねん出が可能とみられる。また、FCF創出力は中長期的に年間500億円～700億円台と予想、仮に利益成長を伴わなくても23.12期ネットキャッシュは同社時価総額を超える。現在株価はこうした状況を織り込んでいないと考えられるとした。
★10:17 カシオ計算機－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き下げ 株価上昇のカタリスト不足
カシオ計算機<6952.T>が小安い。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、株価上昇のカタリスト不足と判断。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は1650円→1270円と引き下げた。
今20.3期には先行投資費用が前19.3期比で大きく増加するため、増益率は低下するが、来21.3期以降の営業利益は安定成長に回帰すると予想。来21.3期以降は通常事業、課題事業、その他がバランスよく増益寄与するなど、収益は安定成長期を迎えるとみられる。ただし、安定成長回帰は株価上昇のカタリストとなるには力不足であると認識。カタリストとしては、Gショックの成長再加速や開発中のカシオらしいユニークな新製品が市場投入されることであるとした。
カシオ計算機<6952.T>が小安い。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、株価上昇のカタリスト不足と判断。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は1650円→1270円と引き下げた。
今20.3期には先行投資費用が前19.3期比で大きく増加するため、増益率は低下するが、来21.3期以降の営業利益は安定成長に回帰すると予想。来21.3期以降は通常事業、課題事業、その他がバランスよく増益寄与するなど、収益は安定成長期を迎えるとみられる。ただし、安定成長回帰は株価上昇のカタリストとなるには力不足であると認識。カタリストとしては、Gショックの成長再加速や開発中のカシオらしいユニークな新製品が市場投入されることであるとした。
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