前場コメント No.8 西尾レントオール、前沢化成、SGHD、東急、新生銀行など

2019/06/03(月) 11:31
★9:15  西尾レントオール-続落 29万株・9億円の自己株取得枠を設定 割合は1.03%
 西尾レントオール<9699.T>が続落。同社は5月31日、29万株・9億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は6月3日~7月31日。なお、上限29万株を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は1.03%となる。
 株価は5月24日に年初来安値を更新する安値圏で推移しており、ポジティブな反応は限定的。

★9:17  ツルハHD-4日続落 5月度既存店売上高3%増 客数は2%増
 ツルハホールディングス<3391.T>が4日続落。同社は5月31日に、5月度月次営業速報を発表し、既存店売上高は前年同月比3.1%増となった。全店では同24.6%増。既存店客数は前年同月比1.6%増、既存店客単価は同1.5%の上昇となった。

★9:18  前沢化成-3日ぶり反発 15万株・1.5億円の自己株取得枠を設定 割合は1.0%
 前沢化成工業<7925.T>が3日ぶり反発。同社は5月31日、14万5000株・1.5億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は6月3日~11月29日。なお、上限14万5000株を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は1.0%となる。

★9:20  SGHD-JPモルガンが「OW」へ引き上げ 見直し余地は十分
 SGホールディングス<9143.T>が続伸。JPモルガン証券では、見直し余地は十分とみて、投資判断を「Neutral」→「Overweight」と引き上げた。目標株価は3380円→3350円と引き下げた。
 業績予想変更により目標株価は引き下げも、株価はすでに調整済みのほか、対ヤマトHDで相対アップサイドが大きいため「Overweight」へ変更。(1)対計画での利益上振れ推移、(2)前3カ年の人への投資、今3カ年の施設への投資を通じて、中長期的な成長力を備えつつある、(3)従来より有するコスト・利益率の高いコントロール力などを評価。株価アップサイドは大きくないが、四半期業績進ちょくが高い点をカタリストとして見直される余地があるとの見方を示した。

★9:23  東急-JPモルガンが「OW」へ引き上げ 「正真正銘渋谷祭り」
 東京急行電鉄<9005.T>が続伸。JPモルガン証券では、「正真正銘渋谷祭り」と注目。投資判断を「Neutral」→「Overweight」、目標株価を2060円→2230円と引き上げた。
 (1)堅調な不動産賃貸、(2)来期大幅増益や利益目線の切り上がり、(3)来期以降の株主還元拡充フェーズなどから、特に今下期以降評価が進みやすくなると見られる。設備投資は今期がピークで、来期はフリーキャッシュフロープラス転換を予想。利益やキャッシュフローの対計画推移を見ながら、来期にも自社株買いの可能性があるとの見方を示した。同社は中期目標として、渋谷・南町田などの大規模投資が一段落したタイミングで総還元性向30%達成を掲げると注目。

★9:27  新生銀行-JPモルガンが「OW」へ引き上げ 資本政策の転換からROEは上昇局面へ
 新生銀行<8303.T>が反発。JPモルガン証券では、資本政策の転換からROEは上昇局面へとコメント。投資判断「Neutral」→「Overweight」、目標株価を1840円→2000円と引き上げた。
 利益成長予想は緩やか(CAGR2%強)ながら、他行比金利環境によるダウンサイドリスクは限られ、また、成長投資やドコモなどとの異業種提携による新ビジネスの貢献がすべて織り込まれておらず、アップサイドがある。さらに、5月に同社は市場の想定以上の株主還元を実施し、総還元性向を前年の30%から一気に50%に切り上げ。総還元率は今後50%近くに切り上がっていく見通し。新中期計画は残る公的資金返済のための企業価値向上に向け、ROE向上・利益成長・経費/資本効率化を掲げており、特に資本の積極活用を打ち出した点が注目される。ROEは2021年度に底打ちの見通しとした。


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