前場コメント No.13 GSユアサ、エムティーアイ、FCC、富士フイルム、ドリコムなど

2019/06/06(木) 11:31
★10:15  GSユアサ-野村が目標株価引き下げ リチウムに中長期で期待も貢献はまだ先
 ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674.T>が小安い。野村証券では、リチウムに中長期で期待も貢献はまだ先と判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は2550円→2250円と引き下げた。
 中国を中心に海外での鉛バッテリーの今20.3期販売数量に力強さはないと考えるとしたが、国内での自動車用や産業用電池は安定収益が見込まれるとの野村の見方は不変。アイドリングストップ車向け電池などでの同社の強みへの高い評価は変わらない一方、PER面から見た割安感がない点を考慮し「Neutral」を継続。
 中期経営計画では車載用リチウムイオン電池分野への積極投資を行う方針で、一定程度先までのビジネス・受注を見通せる自動車業界の特性に鑑みれば、HVや始動用12V向けリチウムイオン電池での受注拡大確度は高い印象を受ける。ただし、リチウムイオン電池の売上高の本格拡大はやや先となると予想されるため、同社株に注目するのは時期尚早とした。

★10:20  エムティーアイ-3日続伸 昭文社の株式取得 間接保有を含めた所有割合は23%に
 エムティーアイ<9438.T>が3日続伸。同社は6日10時に、昭文社<9475.T>の株式について5%を超えて追加取得したと発表した。
 買い付け数量は145万2600株(発行済株式総数の7.99%)。なお、同社子会社であるMGSHDおよびSPSHDの間接保有を含めた所有株式数は、当該株式取得前では270万4387 株(発行済株式総数の14.88%)、取得後では415万6987株(発行済株式総数の22.87%)となる。

★10:21  FCC-三菱UFJMSが目標株価引き下げ セクター内で最も高い部類の拡販インパクト
 エフ・シー・シー<7296.T>が3日ぶり反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、セクター内で最も高い部類の拡販インパクトは不変とし、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は3600円→3200円と引き下げた。
 「系列外拡販の展開と10ATなど多段化の進展による成長」という中期の強気シナリオに変更はなし。拡販効果などにより、来21.3期は2ケタ増益へ回帰可能な点を再評価すべきと考えるとした。
 今20.3期営業利益予想を下方修正。インド二輪車市場の低迷やホンダやFCAなど既存顧客の生産低調に加え、研究開発費などの固定費増が主因。四輪車向け系列外拡販は今20.3期以降も10ATを中心にGM向けなどがけん引。新たにローリングされた中計でも拡販の主体である米国ホンダ外売上高見通しは22.3期までの年平均成長率(3年間)で12%増と高水準。四輪車販売が低調見込みのホンダ向けも今期半ば以降は、ハイブリッドの仕様変更による台当たり搭載金額の上昇が期待できるとした。

★10:24  富士フイルム-続伸 プリンター基幹部品外販へ 日経報道
 富士フイルムホールディングス<4901.T>が続伸。6日付の日本経済新聞朝刊は、富士フイルムホールディングス傘下の富士フイルムが今夏から、商業印刷用インクジェットプリンターのソフトウエアや基幹部品などを外販すると報じた。
 記事によれば、利用企業はシステムインテグレーターに依頼し、既存の印刷工程に富士フイルムの部品や技術を導入するという。富士フイルムは21年度までにインクジェット全体で1000億円、部品などの外販だけで年間数百億円の売上高を目指すとしている。

★10:26  ドリコム-大和が目標株価引き上げ BSの整理とPLの安定化にはメド
 ドリコム<3793.T>が3日続伸。大和証券では、BSの整理とPLの安定化にはメドとコメント。投資判断「3(中立)」を継続も、目標株価は420円→450円と引き上げた。取材をふまえ、業績予想を修正。不採算タイトルの整理により、営業黒字転換が見込まれるとした。

★10:27  東芝-続伸 5G基地局向け高効率パワーアンプを開発
 東芝<6502.T>が続伸。同社は5日に、無線基地局向けに、消費電力を従来から64%削減した世界最高レベルの電力効率の高効率パワーアンプを開発したと発表した。
 世界最高レベルの電力効率で、今後設置が進む5G基地局の低消費電力化に貢献するとしている。


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