前場コメント No.9 JFEシステムズ、東邦HD、アールビバン、日本新薬、あおぞら銀行など

2019/06/10(月) 11:31
★9:20  JFEシステムズ-反発 経理・財務部門向けの「導入作業パック」をリリース
 JFEシステムズ<4832.T>が3日ぶり反発。同社は6月7日大引け後に、自社開発の電子帳簿システム「DataDelivery」を手軽に導入できる、経理・財務部門向けの「導入作業パック」をリリースしたと発表した。限られた時間内でかつ手間をかけず簡単に、電子帳簿保存法対応に対応できるようになったとしている。

★9:21  東邦HD-みずほが目標株価引き下げ 株価アップサイドのカタリストは見出しにくい
 東邦ホールディングス<8129.T>がもみ合い。みずほ証券では、株価のアップサイドのカタリストは見出しにくいと判断。投資判断「中立」を継続、目標株価は2800円→2600円と引き下げた。
 18年11月に続き、20年10月にも大型物流センターの稼働を予定。医薬品の安定供給および効率化のための重要な投資ではあるものの、効果は半年や1年などの短期的に期待できるものではなく、目先は費用が先行する。低PERではあるものの、増益率の鈍化や薬価改定を控えていることなどから、株価のアップサイドのカタリストは見出しにくいとした。

★9:25  アールビバン-3日続伸 通販サイトを「WeChat」に7月オープン
 アールビバン<7523.T>が変わらずを挟んで3日続伸。同社は6月7日大引け後に、7月1日より、通販サイトを「WeChat」にオープンすると発表した。これまで日本国内でしか手に入れることのできなかった有名絵師の版画、オリジナルグッズを海外でも求められるようになるとした。

★9:26  日本新薬-三菱UFJMSが目標株価引き上げ DMD治療薬を業績予想に織り込む
 日本新薬<4516.T>が5日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、DMD治療薬を業績予想に織り込むとコメント。投資判断「Overweight」を継続、目標株価は8700円→9200円と引き上げた。
 同社は5つのDMD治療薬(それぞれエクソン44、45、50、51、55 を標的とする)の開発を進める。24.3期までにエクソン44のグローバル承認を目指し、25.3期以降に残りの開発品の承認を目指す。
 今20.3期には(1)エクソン44の臨床試験と、(2)9月末に日米承認申請完了が計画されているNS-065のフェーズ3試験を開始する。DMD治療薬を中心に20.3期以降、研究開発を加速させる計画で、新中計期間中(20.3期~24.3期)は総額1200億円の研究開発投資を計画(前中計は5カ年で635億円)。研究開発費の増加は、短中期の利益水準の低下要因となり得るが、長期ではウプトラビの特許切れ後の成長ドライバーの育成につながるため評価できる。保守的と見られがちだった同社の研究開発が加速化することに期待するとした。

★9:26  くら寿司-急騰 5月次既存店売上高0.4%増
 くら寿司<2695.T>が急騰。同社は7日に、5月次の既存店売上高が前年同月比0.4%増だったと発表した。今期初めて前年同月を上回った。全店売上高は同6.0%増だった。

★9:26  あおぞら銀行-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 理論株価は直近水準に近い
 あおぞら銀行<8304.T>が底堅い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、理論株価は直近水準に近いと判断。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は2600円→2700円と引き上げた。
 今20.3期以降の当期利益は、前19.3期からの反動増は見込まず、横ばい圏で推移し、通期1株当たり配当もこれに準じた推移を予想。会社資料は引き続き「厳しい経営環境が続くことが見込まれる」としている。前19.3期末貸出の39.3%が北米など海外向け、厚めの利ザヤが資金利益を支えるとみるとしたが、世界経済の動向には注視が必要。配当性向50%・四半期配当の方針を続けており、与信関係収支が悪化した際、株式含み益(19.3期末485億円)や粗利益拡大などで吸収できるか問われると指摘。


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