前場コメント No.9 松屋、伊藤ハム米久、日本ユニシス、大陽日酸、ホンダなど

2019/06/14(金) 11:30
★9:11  松屋-小動き 5月売上高2%増 浅草店が11%増とけん引
 松屋<8237.T>が小動き。同社は13日に、銀座店と浅草店両店計の5月期売上高(速報)が前年同月比2.2%増だったと発表した。
 銀座店は、免税売上高が化粧品等の消耗品の売上が前年に対して2桁に迫る伸びを示すも、ラグジュアリーブランドを軸とした一般品が鈍く、全体の売上高は前年を下回った。浅草店は、外商部門の大口受注が加勢した。株価は動意が薄く、ポジティブな反応は限定的となっている。

★9:13  伊藤ハム米久-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 今上期は好スタートを予想
 伊藤ハム米久ホールディングス<2296.T>が底堅い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、今上期は好スタートを予想。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は630円→650円と引き上げた。
 今20.3上期(4~9月)の収益環境は(1)加工食品事業のマージン改善、(2)輸入鶏肉価格の上昇、(3)ANZCO社の業績回復などを背景に良好とみられる。ただし、下期は中国で深刻化するアフリカ豚コレラに起因した輸入豚肉などの主原料コストの上昇により、収益環境は悪化する可能性が高い。株価の反転上昇トレンド入りには、加工食品事業における製品価格の値上げが必要と考えるとした。

★9:16  日本ユニシス-反発 旭化成ホームズが「MY HOME MARKET」を営業ツールとして採用
 日本ユニシス<8056.T>が反発。同社は6月13日大引け後に、バーチャル住宅展示場「MY HOME MARKET」の仕組みが、ヘーベルハウスを展開している旭化成ホームズ(東京都千代田区)で、営業ツールとして採用されたと発表した。
 「MY HOME MARKET」のVR活用により、平面図では把握しづらかった、暮らしのイメージの把握や間取りのコンセプトへの理解を深めることができる。さらに、顧客のスマートフォン・タブレット・パソコンなどさまざまなデバイスで体験ができ、都合の良いタイミングで家づくりの検討を進めることが可能とした。

★9:17  大陽日酸-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 安定CFを評価するも株価は妥当水準
 大陽日酸<4091.T>が9日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、グローバルでの拡大戦略と安定CFを評価するも、株価は妥当水準として、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は1870円→2270円と引き上げた。
 今後は、前19.3期に買収したPraxairの欧州事業と市場拡大が継続する北米事業の業績伸長に注目できる。今20.3期は18年11月に買収が完了したPraxairの欧州事業と、2月27日に買収を完了した独Linde AGの米国HyCO事業の通期での業績貢献が期待される。
 ただし、今20.3期会社計画との比較では、サーモス事業とアジア事業の成長率を保守的に予想。中長期的には、欧州、北米、アジア、豪州での成長投資による業績拡大、安定したキャッシュフロー創出による財務体質の改善も期待できるとした。

★9:17  ホンダ-MSMUFGが目標株価引き下げ 業界最大規模の顧客基盤を有する
 ホンダ<7267.T>が小安い。モルガン・スタンレーMUFG証券では、業界最大規模の顧客基盤を有するとみて、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は3800円→3200円と引き下げた。
 ホンダは四輪のみであれば500万台規模であるものの、二輪、パワープロダクトを含めれば年間3000万台以上販売する。二輪の1台あたり平均単価は四輪を大きく下回るものの、顧客接点とみるとグローバルOEMの中でも最大規模。また、1台7万円のバイクから1機5億円のジェット機までと対象顧客層も広く、地域も新興国から先進国までまたがっていることから、将来のさまざまなサービスの展開時に有効。
 ハードウェア開発のノウハウが蓄積されることで、さまざまなレベルの移動要製品を製造することが可能。事業規模が最大の四輪事業の収益性は低く、事業効率の改善が必要。すでに欧州生産からの撤退、国内生産の集約を決めており、四輪の派生モデルも減らすとしていることから、19年度以降の固定費削減に期待するとした。


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