前場コメント No.11 ラサールロジポート、正栄食品、コニカミノルタ、バーチャレクス、東急不動産など

2019/06/14(金) 11:30
★9:32  ラサールロジポート-野村が目標株価引き上げ 配当を年平均4%超増加させる方針
 ラサールロジポート投資法人<3466.T>が小高い。野村証券では、配当を年平均4%超増加させる方針と注目。レーティング「Buy」を継続、目標株価は14.50万円→15.20万円と引き上げた。
 6月に16年2月の上場以降初めての増資を行い、「ロジポート柏沼南」など物流施設6物件を計325億円、加重平均鑑定NOI、同償却後利回り各4.8%、4.0%で取得した。一方で「ロジポート平塚新町」と「ロジポート流山A棟」を計122億円で売却し、売却益を19.8期に9.3億円、20.2期に7.3億円計上する。増資や物件入れ替え、既存物件の賃料増額などの効果で物件売却益を除く巡航のDPS(1口当たり分配金)は増資前後で推定3.5%増加。今後年平均4%超のDPS増加を目指す方針を明確に掲げていると注目。

★9:34  正栄食品-急騰 上期営業益19%減も進ちょくは良好
 正栄食品工業<8079.T>が急騰。同社は13日に、19.10期の上期(11-4月)の連結営業益は25.9億円(前年同期比18.7%減)だったと発表した。主力の米国産クルミ、レーズンなどの商品相場の変動に伴い売上総利益率が低下したことが響いた。通期の会社計画46.0億円に対する進ちょくは56.3%となっている。

★9:36  コニカミノルタ-野村が目標株価引き上げ 高い戦略性とOLED関連事業への期待を確認
 コニカミノルタ<4902.T>が3日ぶり反発。野村証券では、高い戦略性と短期的にはOLED関連事業への期待を確認とコメント。レーティング「Buy」を継続、目標株価は1449円→1570円と引き上げた。
 好印象な事業説明会を受けて「Buy」確認。今回説明があったのは、機能材料事業、計測機器事業、情報機器事業で、これら3事業によって前19.3期の売上高の88%、営業利益の97%を稼得している。縮小市場である事務機市場で、利益成長を持続させるために、中小企業向けワンストップ型ITソリューションが提供できる「Workplace Hub」のような斬新なビジネスモデルの構築を始め、MIFの高速機シフトやサービス形態の多様化などさまざまな施策を打って成果が着実に出ていることなどが確認できたとした。

★9:38  バーチャレクスHD-ストップ高買い気配 教育ITソリューションEXPOに出展 「RPA×教務」紹介へ
 バーチャレクス・ホールディングス<6193.T>がストップ高買い気配。同社傘下のバーチャレクス・コンサルティングは13日に、6月19-21日に東京ビッグサイト・青海展示棟で行われる第10回教育ITソリューションEXPOに出展すると発表した。
 今回、グループ会社であるタイムインターメディアとの共同出展となり、業務の自動化・効率化を実現するRPAと教務システムを連携させた「RPA×教務」を紹介するとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。

★9:39  東急不動産-大和が目標株価引き下げ 上方修正後の利益計画はややアグレッシブか
 東急不動産ホールディングス<3289.T>が小高い。大和証券では、上方修正後の利益計画はややアグレッシブかとコメント。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続も、目標株価を830円→820円と引き下げた。
 今20.3期の営業利益計画を820億円(前期比+2.2%)と公表、住宅部門の計上戸数が1652戸(前期1266戸)に増加する見込み。一方、大規模ビルの竣工による初期コストがかさみ、売却益も減少することで、主力の都市開発事業は伸び悩むもよう。
 大和では、住宅事業の利益率の大幅改善や、仲介事業の高成長継続がやや難しいとみて今20.3期の営業利益を817億円(前期比+1.9%)と予想。また、来21.3期会社計画は営業利益950億円(前期比+15.9%)と中期経営計画の930億円を上方修正。「渋谷フクラス」の利益寄与による都市事業の成長がけん引する見込み。大和では、今20.3期に続く仲介事業への懸念や、管理事業、ウェルネス事業の利益計画未達を予想し、938億円(同+14.8%)と予想。


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