前場コメント No.7 くら寿司、菊池製作所、三菱マテリアル、フルスピード、三井金属など

2019/06/17(月) 11:30
★9:08  くら寿司-みずほが目標株価引き下げ 株価のアップサイドは大きい
 くら寿司<2695.T>が小高い。みずほ証券では、株価のアップサイドは大きいとみて、投資判断「買い」を継続した。目標株価は6500円→5800円と引き下げた。
 今19.10期上期決算後の取材を踏まえ、業績予想を修正。2月に発覚した従業員による不適切動画問題が響き、今19.10期2Qの業績は苦戦したが、下期より増益局面入りを予想。6月15日にはTBS系列のバラエティ番組「ジョブチューン」、6月18日にはテレビ東京の経済番組「ガイアの夜明け」にて「くら寿司」が取り上げられる予定であり、パブリシティ効果が国内既存店売上高の短期的な支援材料となる見通し。

★9:08  菊池製作所-急騰 今期営業益2.6億円見込み 前期は1.1億円で黒字回復
 菊池製作所<3444.T>が急騰。同社は14日に、20.4期の連結営業利益予想を2.6億円(前年同期比123.7%増)と発表した。
 従来の主要顧客であった携帯電話・デジタルカメラ・事務機器などの研究開発および生産状況等に厳しさが見られるため、自動車部品、医療機器、半導体製造装置など、これまで以上に製品分野の拡大に取り組むとしている。
 19.4期の連結営業損益は1.1億円の黒字(前の期は9500万円の赤字)だった。試作・金型製品ならびに量産製品の売り上げが堅調に推移した。関係会社の業績改善により、持分法による投資損失が減少したことも寄与した。

★9:08  スクロール-反落 5月次売上高62億円 前年同月比1%減
 スクロール<8005.T>が反落。同社は14日、5月次売上高が62.5億円(前年同月比0.6%減)になったと発表した。

★9:09  三菱マテリアル-MSMUFGが目標株価引き下げ 超硬工具など回復度合いがポイント
 三菱マテリアル<5713.T>が反落。モルガン・スタンレーMUFG証券では、超硬工具やセメント事業の回復度合いがポイントとコメント。投資判断「Underweight」を継続、目標株価は2800円→2650円と引き下げた。
 「UW」とする理由は以下の通り。(1)金属市況上昇やマクロ事業環境の改善を受けて業績は回復。株価への割高感は後退したものの、妥当株価とのかい離幅についての業界内相対感から「UW」を継続。(2)柱である加工事業(主にインサート以外の超硬工具の回復)にて、収益回復が進みつつあるが、セメント事業の増益シナリオは要注視(北米事業の需給改善の進ちょくや燃料費増リスクなど)。(3)伸銅品/アルミ事業におけるデータ改ざん事件による受注減リスクについては見極めを要する。

★9:09  フルスピード-5日続伸 今期営業益8%増 前期は7%減で着地
 フルスピード<2159.T>が5日続伸。同社は14日に、20.4期通期の連結営業利益予想を13.5億円(前期比8.2%増)と発表した。
 既存のインターネットマーケティング事業とアドテクノロジー事業のさらなる事業拡大を通じてインターネット広告市場の成長を取り込む一方で、中長期の新たな事業柱を育てるため、ヘルスケア関連領域、BtoB関連領域、クロスボーダーなどの海外領域を戦略ドメインに設定し、積極的に投資・開拓するとしている。
 19.4期通期の連結営業利益は12.5億円(前の期比7.4%減)だった。売上高が増加した一方、人件費など販管費が大きく増加し、利益を押し下げた。

★9:09  三井金属-MSMUFGが目標株価引き下げ 依然割安感が強い
 三井金属鉱業<5706.T>が反落。モルガン・スタンレーMUFG証券では、依然割安感が強いとみて、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は3600円→3200円と引き下げた。
 スマホ市場のスローダウンや、米中貿易摩擦によるマクロ景況感悪化はネガティブ。一方、4月のマレーシア銅箔輸出金額は14カ月ぶりに前年比で増加。19年度、会社の強気“数量”計画が達成できるまでの確信度は上昇しないが、市場は過度に悪材料を織り込んでいると考えられる。19年度は18年度の一過性損失の反動、亜鉛溶錬費の改善、神岡水力発電リニューアル効果、電解銅箔数量増により会社計画並みの着地を予想するとした。


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