前場コメント No.16 ソラスト、アステラス製薬、古河電気工業、プレミア、福井コンピュータなど

2019/06/19(水) 11:31
★10:55  ソラスト-SMBC日興が目標株価引き下げ M&Aの対象スコープを拡大している
 ソラスト<6197.T>が3日ぶり反発。SMBC日興証券では、M&A(合併・買収)の対象スコープを拡大し、さらなる成長を目指すと注目。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は1250円→1140円と引き下げた。
 同社のM&Aに対するスタンスが変化している。これまでは、「医療関連受託で得たキャッシュを介護事業のM&Aに投資する」とのスタイルだったが、今後は、スコープを広げ、医療、保育、ICTなどの周辺分野に関してもM&Aを活用して成長を目指す。例えばICTの分野では、これまでは専門会社とのアライアンスを組んできたが、今後はグループ内で専門チームを持つことで医療分野などへのICT活用を拡大させることなどが考えられる。今後の戦略に注目するとした。

★11:00  アステラス製薬-続伸 高コレステロール血症治療剤の製造販売承認事項一部変更承認を取得
 アステラス製薬<4503.T>が続伸。同社は18日、アステラス・アムジェン・バイオファーマ(本社:東京都千代田区)と日本において共同開発した高コレステロール血症治療剤「レパーサ皮下注」について、アステラス・アムジェン・バイオファーマが、HMG-CoA 還元酵素阻害剤(以下「スタチン」)による治療が適さない家族性高コレステロール血症および高コレステロール血症の製造販売承認事項一部変更承認を日本において取得したと発表した。
 レパーサは、これまで「スタチンと併用すること」が用法・用量に関連する使用上の注意に記載されていたが、今回の一部変更承認の取得により、副作用の既往歴や使用の禁忌などによりスタチンの服用が困難といった家族性高コレステロール血症および高コレステロール血症の患者向けに、レパーサ単剤での使用が可能となった。

★11:02  古河電気工業-野村が目標株価引き下げ 資本効率を意識した経営変化の点では注目
 古河電気工業<5801.T>が3日ぶり反発。野村証券では、資本効率を意識した経営変化の点では注目。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は3320円→3100円と引き下げた。
 光ファイバーなどの情報通信ソリューション、ハーネスなどの自動車部品、電子材料関連の機能製品の営業利益予想を下方修正し、全体の営業利益予想を引き下げ。同社は今20.3期内に売上高が200億円~400億円の3つの低採算・非コア事業の見直しを実施する予定であり、資本効率を意識した経営変化の点ではセクター内で最も注目できる。また、北米の光ケーブル事業の需要が旺盛であり、電力ケーブル事業の採算改善の進展についても前向きに評価。
 ただし、光ファイバーのスポット価格の下落影響や機能製品分野の市場環境の停滞の影響があるため、まだ投資タイミングではないと考えているとした。

★11:03  プレミア-野村が目標株価引き上げ 運営が好調で巡航DPS目線を引き上げ
 プレミア投資法人<8956.T>が3日ぶり反発。野村証券では、運営が好調で巡航DPS(1株当たり配当)目線を引き上げ。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は12.90万円→14.40万円と引き上げた。
 物件運営が順調。オフィスの期中平均稼働率は19.4期の98.1%に対し、19.10期は98.7%の計画。20.4期は98.2%へ下がる計画だが、一部テナントの業況を理由に都心の特定物件で未決定の解約が織込まれている。ただし、仮に想定通り解約が発生したとしても、期中に埋め戻す前提。19.4期はオフィステナントの新規入居面積のうち、76.5%で賃料が従前テナント比上昇した。テナントの入れ替え対象部分の月額賃料ネット増加率は17.2%と、18.10期の14%から拡大。また、既存テナントの契約更新面積のうち36.1%で賃料を増額し、契約更新対象部分の月額賃料ネット増加率は1.9%と、18.10期の1.4%から改善。オフィスポートフォリオの賃料ギャップ(現行平均-相場)は-4.6%と、6カ月前の-1.5%から拡大していると指摘。

★11:03  福井コンピュータ-3日ぶり反発 3D建築CADシステム「ARCHITREND ZERO Ver.6」発売へ
 福井コンピュータホールディングス<9790.T>が3日ぶり反発。同社は18日に、意匠検討段階で確認可能な新機能「耐震チェック」を搭載した3D建築CADシステム「ARCHITREND ZERO Ver.6」を、7月に発売すると発表した。
 「ARCHITREND ZERO Ver.6」では、意匠検討段階から耐力壁等のバランスを考慮し、耐震等級の検討が可能な新機能「耐震チェック」を搭載した。また、数値解析ソフトウェア「wallstat」との連携を強化し、耐震等級や間取りによる性能の違いを、即座に確認可能となっており、耐震に関する専門知識を持たない施主でも、視覚的に住宅性能を理解することができるとしている。


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