前場コメント No.13 日清オイリオ、共和コーポ、エンジャパン、モルフォ、三井住友など

2019/06/25(火) 11:31
★9:52  日清オイリオ-SMBC日興が目標株価引き下げ まだ変動リスクを懸念せざるを得ない
 日清オイリオグループ<2602.T>が小安い。SMBC日興証券では、脱市況は着実に進ちょくも、まだ変動リスクを懸念せざるを得ないと判断。投資判断「2(中立)」を継続、目標株価は3800円→3000円と引き下げた。
 目標株価引き下げの理由は、短期業績に懸念があるため。(1)2019年度は大豆ミール最大輸出国のアルゼンチンが豊作、(2)さらに中国のアフリカ豚コレラにより、中国のミール在庫がだぶつき日本に流入、日本のミールバリューがより低下するリスクがある、(3)一方油の価格改定は消費が厳しく、想定ほど進ちょくしない可能性があるため。
 同社の食品株平均PERに対するディスカウントは約4割まで調整、市況による業績変動リスクを株式市場は懸念しているとみられる。同社への本質的な論点は、多少の業績変動はありながらも、成長へのビジビリティを市場に示すことができるかにあるとした。

★9:52  共和コーポ-続伸 株主優待券を進呈 直営店で利用可能
 共和コーポレーション<6570.T>が続伸。同社は24日、1単元(100株)以上保有している株主を対象に、同社施設で利用可能な株主優待券(1冊100円券×10枚、計2冊2000円分)を進呈すると発表した。

★9:55  エンジャパン-SMBC日興が目標株価引き上げ 中計は戦略評価もハードルは高い
 エン・ジャパン<4849.T>が小高い。SMBC日興証券では、中計は戦略を評価もハードルは高いとみて、投資判断「2(中立)」を継続した。目標株価は4000円→4300円と引き上げた。
 中計では成長鈍化懸念があった「エン転職」を安定成長・利益重視と位置づけ、人材紹介やengageを成長の中心に据える戦略へと変更した点は評価できる。今後はその実現性に焦点が移るが、人材紹介やengageの成長の兆しが確認できるのは早くても今下期以降とみられることから、まずは前4Qに低調だった「エン転職」の安定成長への回帰を示す必要がある。SMBC日興では、1Q時点ではまだ前4Qのような状況が続いているとみているとし、成長期待の実現性を確認するのはもう少し先との見方を示した。

★9:59  山口FG-大和が目標株価引き下げ 新中計で掲げる各種施策の動向を注視したい
 山口フィナンシャルグループ<8418.T>が小高い。大和証券では、新中計で掲げる各種施策の動向を注視したいとコメント。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続も、目標株価は1200円→1000円と引き下げた。19年度の連結当期純利益は銀行計画並みを予想。新中計では配当性向30%まで引き上げると考えるとした。

★10:01  モルフォ-急騰 日経「NEXT1000」の自動運転に関連する企業で紹介
 モルフォ<3653.T>が急騰。25日付けの日本経済新聞朝刊「NEXT1000」自動運転に関連する企業の特集において、同社が紹介されていることが手がかり。
 記事によれば、同社が秀でているのは高度な画像処理を少ない電力でこなせる点という。小さな電池で動く携帯電話の画像処理ソフトで技術を磨いてきた。振動のある場所や暗い場所の画像を処理する技術は「クルマにも応用しやすい」と同社の平賀督基社長は自信を見せたと報じている。

★10:05  三井住友-MSMUFGが目標株価引き下げ 業界内トップピックを再強調
 三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が小高い。モルガン・スタンレーMUFG証券では、投資判断「Overweight」を継続、業界内トップピックを再強調するとした。目標株価は5300円→5000円と引き下げた。
 トップラインクオリティ(非金利収入が連結粗利益に占める割合は53%と高水準)、構造改革のスピード、資本十分性を踏まえ、強気スタンスは不変。中期計画2年目となる前19.3期には主要な財務目標(ROE、CET1比率、経費率)はほぼ達成済み。今期は戦略事業におけるM&A推進(クレジットカード事業、インドネシア事業、アセットマネジメント事業)の効果発現など潜在的カタリストは存在する。7~8月に通常開示されるQ1決算では高進ちょく率を想定(アセットマネジメント事業再編による段階取得益の一過性要因も寄与)するとした。


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