後場コメント No.2 野村HD、日本製紙、しまむら、ジャパンディスプレイ、コスモス薬品など

2019/06/25(火) 15:00
★12:49  野村HD-MSMUFGが目標株価引き下げ 構造改革の進ちょくが市場の注目点
 野村ホールディングス<8604.T>が反落。モルガン・スタンレーMUFG証券では、構造改革の進ちょくが市場の注目点とコメント。投資判断「Equal-weight」を継続、目標株価は450円→400円と引き下げた。
 6/18に想定していなかったタイミングとマグニチュードで自己株取得が公表された。一方で、中期業績上は4月に発表されたホールセールを中心とした事業モデル改革の詳細確認が必要。同社はホールセール部門において16年4月に合理化を行った結果、17.3期と18.3期は黒字を達成したが、環境変化が予想以上に激しく、事業構造の組み換えをいかにエクゼキューションしていくかが同社株にとってカギだと考えるとした。

★12:56  日本製紙-東海東京が目標株価引き下げ 生産体制再編成で2ケタ増益を予想
 日本製紙<3863.T>が小高い。東海東京調査センターでは、生産体制再編成で今20.3期、来21.3期は2ケタ増益を予想するとし、レーティング「Outperform」を継続した。目標株価は2800円→2250円と引き下げた。
 前19.3期営業利益は196億円(前年比11.4%増)となり、東海東京予想(182億円)を上回った。印刷情報用紙の価格改定が想定以上に進んだことが要因。東海東京では、今20.3期営業利益を345億円(同75.9%増)と予想。古紙価格の下落、印刷情報用紙の値上げの浸透はあるものの、チップ価格の上昇を見込むこと、エネルギー事業での費用増加や競争激化などから、営業利益は前回予想(355億円)から引き下げ。生産体制の再編成の効果で来21.3期営業利益は385億円(同11.6%増)と予想、2ケタの営業増益を見込むとした。

★13:08  しまむら-野村が目標株価引き下げ 業績予想を下方修正
 しまむら<8227.T>が反落。野村証券では、業績予想を下方修正。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は9300円→8000円と引き下げた。
 今Q1(3~5月期)連結営業利益は前年同期比22%減益の56億円と、会社側上期計画の同29%増益を大きく下回る業績モメンタムとなっている。会社側通期計画よりも慎重な野村従来予想をさらに若干引き下げ。来期以降についても、売上高、営業利益ともに横ばい圏へと引き下げるとした。
 Q1におけるしまむら業態の既存店増収率は前年同期比5.1%減収と厳しい。会社側では、3月と4月の天候不順が主因としているが、6月度も前年同月比2.1%減収と回復感は強くないと指摘。

★13:16  JDI-3日続落 台中3社連合のうち富邦グループが交渉離脱を正式通知
 ジャパンディスプレイ<6740.T>が3日続落。同社は25日11時40分、最大800億円の支援を予定していた台中3社連合のうち、台湾金融の富邦グループから正式に交渉離脱の通知を受けたと発表した。
 台中連合はTPK、富邦グループ、中国ファンドの嘉実基金管理グループで構成されていた。台湾電子部品のTPKは既に離脱を通知済み。

★13:27  コスモス薬品-野村が目標株価引き下げ 成長は踊り場
 コスモス薬品<3349.T>が小安い。野村証券では、成長は踊り場と判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は19500円→18500円と引き下げた。
 今20.5期の連結営業利益率は低下を想定。業界では足もと、食品の価格転嫁が進んできていると推察される。今20.5期は食品の採算改善を見込むものの、九州はパート時給水準が870円程度と国内最低で、最低賃金の引き上げによる影響を相対的に大きく受ける点を考慮。
 経費増加をどう吸収するかが課題。これまでは既存店増収で固定費率を引き下げてきたが、自店間競合に加え、調剤がないことや現金決済に限定されているなど、低価格以外の営業サービス数が競合に比べて少ないことを踏まえると、既存店の増収加速は見込みづらいとした。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,239.66 +153.86
ナスダック総合 15,927.90 +316.14
ドル/円 156.56 +0.92
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ