前場コメント No.14 関電工、パーソル、ピジョン、博報堂DY、太陽誘電など

2019/07/09(火) 11:31
★10:33  関電工-三菱UFJMSが目標株価引き下げ マージン悪化懸念が過度に織り込まれた
 関電工<1942.T>が小高い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、今後のマージン悪化懸念が過度に織り込まれ割安な水準とみて、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は1410円→1300円と引き下げた。
 マージン低下は(1)19.3期3Qのマージン悪化要因となった情報通信での低採算案件の影響継続、(2)競争激化などに伴う屋内線・環境設備工事での悪化が懸念されているとみられる。しかし、(1)不採算案件の一部は19.3期に終了し、残りは20.3期に引き渡しが完了する、(2)オフィス、工場のリニューアル、新設需要堅調による需給ひっ迫継続を背景に、受注時採算は高水準継続を見込むことなどを考慮すると、現状の株価は今後の総利益率低下を過度に織り込んでいる可能性があるとの見方を示した。

★10:37  パーソル-底堅い 金融分野に特化した教育研修サービス開始
 パーソルホールディングス<2181.T>が底堅い。同社は9日に、傘下のパーソルテンプスタッフが、企業・法人を対象に、社員や職員に向けた資産形成支援をサポートする、教育研修事業を開始すると発表した。
 今回、企業向け・一般向けのライフプランセミナーや確定拠出年金セミナーなど教育研修サービスを開始する。また、金融機関の社員向けの研修などの講師業務の受託のほか、セミナーコンテンツや教育コンテンツの企画・製作・運営業務の受託などの包括的なアウトソーシングサービスを開始するとしている。

★10:37  ピジョン-野村が目標株価引き下げ 円高影響を織り込む
 ピジョン<7956.T>が続落。野村証券では、円高影響を織り込むが、中国を中心とした成長持続を評価するとして、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は5900円→5700円と引き下げた。
 円高人民元安の傾向を織り込み、野村予想を下方修正。3月から本格的に取引を再開したJD.com向けの寄与や、国内システムトラブルに伴う滞留在庫の処分が完了する下期以降は業績回復基調が鮮明になる見通し。
 注目点は、(1)中国でのEC経由売上高の拡大継続(Q1の中国でのEC売上高構成比は49%)、(2)中国の実店舗の販売網再編による不採算店舗減少、販売効率向上、(3)日本でのベビーカー拡販と秋の新商品発売効果、(4)北米(ランシノ)の研究開発強化(アカデミアとの連携含む)による商品開発投資の効果発現などであるとした。

★10:41  博報堂DY-もみ合い 東京理科大とダイジェスト動画自動生成システムのベータ版を共同開発
 博報堂DYホールディングス<2433.T>がもみ合い。同社は8日、傘下の博報堂DYメディアパートナーズ(本社:東京都港区)と東京理科大学理工学部大和田研究室が、AIを活用した次世代型メディア・コンテンツの共同開発第2弾として、ドラマのダイジェスト動画を自動生成するシステムのベータ版を開発したと発表した。
 同システムは出演者の発話やテロップなど、テレビドラマのメタデータを自然言語処理することで各シーンの重要度を判定し、指定の長さでアウトプットを生成することが可能としている。

★10:41  太陽誘電-続落 積層セラミックコンデンサで世界最薄実現した「AWC105BJ224M6」商品化
 太陽誘電<6976.T>が続落。同社は9日に、積層セラミックコンデンサで世界最薄を実現した「AWC105BJ224M6」を商品化したと発表した。
 この商品は、スマホやウエアラブル端末など薄型化が求められる機器のIC電源ライン向けデカップリング用途に使用されるという。積層セラミックコンデンサで世界最薄となる0.064ミリメートルを実現するとともに、外部電極を長手方向に配置することで低ESL(ESL:コンデンサに含まれる微小なインダクタンス成分)を実現したとしている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。


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