前場コメント No.9 日立造船、吉野家、寿スピリッツ、久光製薬、ナルミヤなど

2019/07/11(木) 11:31
★9:09  アビスト-4日続落 通期営業益を下方修正 プリント事業の立ち上げ遅れ響く
 アビスト<6087.T>が4日続落。同社は10日に、19.9期通期の連結営業利益予想を従来の16.6億円から12.9億円(前期比19.3%減)に引き下げると発表した。新規事業の3Dプリント事業の本格立ち上げ時期が当初想定よりも遅れていることが響く。

★9:12  日立造船-底堅い 山梨県企業局より固体高分子型水電解大型スタック評価設備を受注
 日立造船<7004.T>が底堅い。同社は7月10日大引け後に、山梨県企業局より、固体高分子型水電解大型スタック評価設備を受注したと発表した。
 同装置は大型水素発生装置「HYDROSPRING」をベースにし、太陽光発電由来の電力1.5MWを水素400Nm3/hに処理・供給する能力を有する。同社において100Nm3/hを超える水素を発生・処理する大型装置の受注は本件が初めてとした。

★9:13  吉野家-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 「超特盛」効果を次の成長につなげられるか
 吉野家ホールディングス<9861.T>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、「超特盛」効果を次の成長につなげられるか注目。投資判断「Hold」を継続も、目標株価は1800円→1900円と引き上げた。
 国内吉野家セグメントを見直し、業績予想を引き上げ。ただし、依然として営業利益水準は過去からみて低位な状況に変わりはない。株主優待や配当、ヒストリカルPBRによる株価下支えを考慮し「Hold」を継続。
 今後に関しては、国内吉野家事業において「超特盛」による既存店増収を次の成長につなげられるかに注目。今20.2期から国内吉野家においてキャッシュアンドキャリータイプの店舗改装を積極化していく方針。今期は70店の改装を計画。今後5年間で500店程度の改装を図っていくもよう。また、宅配対応店舗も積極的に拡大しており、宅配需要の取り込みも目指す。これらは女性や若者などの従来相対的に弱かった客層獲得にもつながる取り組みと指摘した。

★9:14  寿スピリッツ-急騰 1Q売上高は24%増 シュクレイが好調
 寿スピリッツ<2222.T>が急騰。同社は7月11日、20.3期1Q売上高(概算)が106億2800万円、前年同期比23.6%増だったと発表した。シュクレイが同33.4%増、九十九島
グループが同52.4%増と好調だった。

★9:15  久光製薬-続伸 1Q営業益36%減も悪材料出尽くし
 久光製薬<4530.T>が続伸。同社は10日に、20.2期1Q(3-5月)の連結営業利益は27.8億円(前年同期比36.3%減)だったと発表した。
 国内市場において、医療用医薬品事業が、後発品使用促進策による影響を引き続き受けたことや、経皮吸収型持続性疼痛治療剤「ノルスパンテープ」の販売を当期首より移管したこともあり、減収となった。また、一般用医薬品事業が、依然として厳しい販売競争が続き、「アレグラFX」などの売り上げが減少したことにより、減収となったことも響いた。しかし、株価は悪材料出尽くしで買いが入っている。

★9:15  ナルミヤ-底堅い 1Q営業益5.5億円 アナスイ・ミニやエックスガールステージスが堅調
 ナルミヤ・インターナショナル<9275.T>が底堅い。同社は10日に、20.2期1Q(3-5月)の連結営業利益は5.5億円だったと発表した。同社は、20.2期1Qから四半期連結財務諸表を作成しているため、前年同期比較はできない。
 既存店舗では、百貨店で展開しているトドラーブランド「ANNA SUI mini」(アナスイ・ミニ)、「X-girlSTAGES」(エックスガールステージス)およびショッピングセンターで展開している「petit main」、「Lovetoxic」がともに堅調な売り上げで推移した。
 また、eコマースは2019年3月にボーイズブランド「GLAZOS」(グラソス)を中心に展開するハートフィールの全株式を取得し、連結子会社化したことにより業容の拡大を図ったことも寄与した。


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