前場コメント No.2 さいか屋、ローソン、フェローテック、カルナバイオ、小野薬品など

2019/07/12(金) 11:30
★9:01  さいか屋-買い気配 1Q営業益4.1倍 販管費減少が寄与
 さいか屋<8254.T>が買い気配。同社は11日に、20.2期1Q(3-5月)の連結営業利益が5600万円(前年同期比4.1倍)だったと発表した。上期の会社計画6000万円に対する進ちょくは93.3%。
 役員報酬の見直しなどをおこなったほか、効率的な要員配置をすすめ、退職者の補充を最小限にとどめた。また、2Qで予定していた一部の費用削減が前倒しで実現し、販管費が7000万円減少したことも寄与した。

★9:01  ローソン-買い気配 1Q営業益12%増 店舗の生産性の向上が寄与
 ローソン<2651.T>が買い気配。同社は11日に、20.2期1Q(3-5月)の連結営業利益は142億円(前年同期比12.4%増)だったと発表した。上期の会社計画335億円に対する進ちょくは42.5%となっている。
 発注システムのセミオート化、自動釣銭機能付きPOSレジの導入など、デジタル技術の最大活用により店舗の生産性の向上を図ったことが寄与した。なお、「ローソン」「ナチュラルローソン」「ローソンストア100」の国内の出店数は130店舗、閉店数は108店舗となり、5月末日現在の国内総店舗数は1万4681店舗となっている。

★9:01  フェローテック-売り気配 CSが「UP」へ引き下げ 積極的な投資は株式価値を毀損する
 フェローテック<6890.T>が売り気配。クレディ・スイス証券では、需要環境弱い中、積極的な投資は株式価値を毀損すると判断。投資評価を「Neutral」→「UNDERPERFORM」、目標株価を1800円→620円と引き下げた。
 G20での米中貿易摩擦解消への期待が一時的に高まったことで株価は持ち直している。しかし、営業利益は今20.3期58億円、来21.3期50億円を予想。(1)半導体製造装置部品はメモリーメーカーが過剰在庫を抱えて20年を迎え、設備投資低迷による需要減少、(2)8インチのウエハー事業では、車載を中心としたエンド需要の弱い状況が続いている中、価格下落が続くとみること、(3)ウエハー事業を中心に設備投資を行っており、減価償却費は20.3期78億円、21.3期110億円を予想の3点を想定。
 加えて、今20.3期からの3カ年で計710億円の設備投資を行うため、中国政府からの補助金70億円とは別に150億円の借り入れが必要であり、ネットデット増加による株式価値毀損が想定される状況を踏まえると、足元の株価水準は割高感があると指摘した。

★9:02  カルナバイオ-売り気配 新株予約権発行で46億円調達 開発化合物の臨床試験費用に充当
 カルナバイオサイエンス<4572.T>が売り気配。同社は11日に、メリルリンチ日本証券を割り当て先とする第三者割り当てで行使価額修正条項付き第18回新株予約権を発行すると発表した。
 開発化合物の臨床試験開始のための準備および臨床試験の実施(第1相試験)などの費用に充当する。同社はメリルリンチ日本証券に新株予約権を1625個(当初行使価額2805円、潜在株式数162万5000株)割り当て、手取り概算45億5654万4250円を調達する。

★9:02  小野薬品-底堅い 米Forty Seven社と抗CD47抗体「5F9」に関するライセンス契約
 小野薬品工業<4528.T>が底堅い。同社は7月11日大引け後に、米国Forty Seven(カリフォルニア州)と、さまざまながん腫を対象に開発中の抗CD47抗体である「5F9」を日本、韓国、台湾およびASEAN諸国で独占的に開発および商業化するライセンス契約を締結したと発表した。
 上記地域において5F9を独占的に開発、製造および商業化できる権利を取得する。契約一時金として17億円、開発の進ちょくおよび売上高に応じたマイルストンとして総額で最大112億円をForty Seven社に支払う。また、上記地域における5F9の売上高に応じた10%台後半~20%台前半のロイヤルティをForty Seven社に支払う。さらに、上記地域での開発費用を負担することにより、今後実施されるグローバル試験に参画する権利も保有するとした。


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