前場コメント No.15 大和工業、日本KFC、リックソフト、共英製鋼、ヨシックスなど

2019/07/12(金) 11:30
★10:26  日本エンタープライズ-急落 今期純利益64%増 前期は41%減で着地
 日本エンタープライズ<4829.T>が急落。同社は11日に、20.5期通期の連結純利益予想を1.6億円(前期比63.6%増)と発表した。
 自社IPを活用し、通信キャリアのプラットフォームに依存しない主力アプリの拡大を図るとともに、他社とのアライアンスを強化する他、新規コンテンツの開発・提供や新たなプラットフォームへのサービス展開を推し進めるとしている。
 19.5期通期の連結純利益は9700万円(前の期比41.1%減)だった。ソフトウェア資産の減損損失4500万円を計上したことが響いた。
 

★10:27  大和工業-SMBC日興が目標株価引き上げ 収益性維持には米国の輸入規制強化が不可欠
 大和工業<5444.T>が6日続落。SMBC日興証券では、収益性の維持には米国の輸入規制強化が不可欠とみて、投資評価「2(中立)」を継続した。目標株価は3200円→3300円と引き上げた。
 前19.3期は米国の輸入制限によって、Nucorと日本の大和工業とのJVであるニューコア・ヤマト・スチール(NYS)が高収益を稼いだが、足元では輸入品の圧力で形鋼のスプレッドは悪化基調と推察。今後の動向が心配とした。
 形鋼を加工した鉄骨との競争が厳しい。3月に、ITCは鉄骨の輸入に関してアンチダンピングの仮決定を下した。仮に、鉄骨に輸入課税が課せられると形鋼市況に好影響が出る。裁定は秋口までには下される見込みとした。

★10:35  日本KFC-上げ幅拡大 東洋経済「ケンタ客急増 女性部長の戦略」を材料視か
 日本KFCホールディングス<9873.T>が上げ幅拡大。東洋経済オンラインで7月12日5時に、「客数20%増!「ケンタッキー」超復活の仕掛け人」と題した記事が公開されており、材料視されているもよう。ヤフーニュースのトップでも同記事が配信されており、注目されているようだ。
 記事では、業績が急激に回復していると注目。前19.3期の売上高は前の期比5.1%の増加、営業利益は同4倍超の大幅な増益となった(それぞれ前年度に譲渡したピザハット事業の影響を除く)。客数は前年比20%以上と異例の急増。この急回復の裏に、2018年4月に入社した1人の女性(部長)がいたとし、クリスマス以外の時期の売り上げを伸ばす施策などが挙げられている。

★10:37  リックソフト-急落 1Q営業益1.3億円も前4Q並みの着地で失望
 リックソフト<4429.T>が急落。同社は11日に、20.2期1Q(3-5月)の連結営業利益は1.3億円だったと発表した。同社は19.2期1Qにおいては、四半期連結財務諸表を作成していないため、前年同期比較はできない。
 Atlassian社の製品を中心としたコンサルティング、基盤構築・運用、クラウドサービスの提供、並びに新規顧客の獲得によるビジネスの拡大に尽力したことなどが奏功した。しかし、市場の成長期待は高く、1Qの営業利益が前4Q(1.3億円)並みだったことで、失望売りがでている。

★10:38  共英製鋼-SMBC日興が目標株価引き上げ スプレッドは拡大傾向だが持続性は不透明
 共英製鋼<5440.T>が続伸。SMBC日興証券では、スプレッドは拡大傾向だが、持続性は不透明として、投資評価「2(中立)」を継続した。目標株価は2050円→2100円と引き上げた。
 日本では材料の鉄屑が値下り基調にあり、スプレッドは拡大基調。ただし、条鋼の需給は軟化傾向にあり、持続性は不透明。ベトナムは、鉄屑輸入規制の解除から業績は改善傾向だが、競争は厳しいと推察。長期的には国内棒鋼市場の縮小が懸念されるため、海外子会社の成長がカギとした。

★10:39  ヨシックス-急落 6月既存店売上高7%減 4カ月連続で前年実績下回る
 ヨシックス<3221.T>が急落。「や台ずし」や「ニパチ」などの居酒屋を運営する同社は11日、6月の既存店売上高が前年同月比6.5%減だったと発表した。4カ月連続で前年実績を下回った。全店売上高は同4.5%増。店舗数は5月から2店舗減少して316店となっている。


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