前場コメント No.19 日新電機、菱電商事、山九、日本金属、因幡電機産業など

2019/07/31(水) 11:31
★11:02  清水建設-底堅い トンネル掘削を効率化するシステムを実用化 3Dスキャナーを活用
 清水建設<1803.T>が底堅い。7月31日付け日本経済新聞・朝刊で、同社が3次元(3D)スキャナーを活用し、トンネルの掘削を効率化するシステムを実用化したと伝えられた。
 システム名は「ブラストマスタ」。熟練の作業員の知見が重要となる掘削作業を効率化し、掘り過ぎによって生じる余分な土砂を抑える。工事中の新東名高速道路の「高取山トンネル」(神奈川県秦野市―伊勢原市)で採用。システム適用前と比べて余分な土砂の掘削量を4割削減したと報じられた。

★11:05  日新電機-三菱UFJMSが目標株価引き上げ バリュエーション見直しで
 日新電機<6641.T>が反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、投資判断「Hold」を継続も、バリュエーション見直しで、目標株価は1000円→1200円と引き上げた。
 バリュエーション手法見直しにより目標株価を引き上げるが、業績は高水準での踊り場の見方に変更はないとした。今20.3期1Q(4~6月)営業利益10.5億円(三菱UFJMS予想8億円)は順調な滑り出しだが、季節性を考慮すれば、おおむね予想通りの進ちょく。来21.3期営業利益予想をビーム・真空応用部門のイオンドーピング装置の需要想定減額により下方修正。大面積を必要とする折り畳み式スマホの需要が不透明であり、これまでの投資規模から、しばらくは設備能力の余剰が続くと想定。そのため、ディスプレイ製造各社の戦略投資に装置需要が依存するため、今回は減額するとした。

★11:05  菱電商事-プラス転換 1Q営業益41%増 冷熱システムにおいて設備業者向けが好調を継続
 菱電商事<8084.T>がプラス転換。同社は31日11時に、20.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は9.9億円(前年同期比41.3%増)だったと発表した。上期の会社計画22.0億円に対する進ちょくは44.8%となっている。
 冷熱システムが、大都市圏をはじめとした再開発案件の進展により設備業者向けが好調を継続、冷蔵・冷凍の低温分野並びに機器卸店向けも好調に推移したことにより、増益となった。また、ICT施設システムが黒字転換したことやエレクトロニクスが増益となったことが寄与した。

★11:07  山九-続伸 サウジで世界最大級の石油化学コンビナートの保全業務を受注 日経報道
 山九<9065.T>が続伸。7月31日付け日本経済新聞・朝刊で、同社がサウジアラビアにある世界最大級の石油化学コンビナートの保全業務を受注したと伝えられた。
 契約期間は2022年6月までの3年間で、受注金額は数十億円とみられる。サウジでは原油販売に依存した経済を見直すため、原油を石化製品に加工するプラント建設が相次ぎ、保全需要も高まっている。プラント保全を足がかりに、港湾への製品輸送など物流業務の受注につなげて海外事業を拡大すると報じられた。

★11:08  日本金属-マイナス転換 1Q営業益61%減 自動車関連用途での高収益品の販売が減少
 日本金属<5491.T>がマイナス転換。同社は31日11時に、20.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は3.0億円(前年同期比61.3%減)だったと発表した。みがき帯鋼事業における自動車関連用途での高収益品の販売が減少したことなどが響いた。

★11:09  因幡電機産業-大幅に続伸 1Q営業利益47%増 空調向けが伸長
 因幡電機産業<9934.T>が大幅に続伸。同社は31日11時、20.3期1Q(4-6月)の連結営業利益が39.6億円(前年同期比46.6%増)だったと発表した。通期の会社計画151億円に対する進ちょくは26.2%。
 ルームエアコンの国内出荷台数が339万台(前年同期比12.9%増)となったことを背景に、空調設備関連の売上が好調に推移した。被膜銅管が大幅増収となったことも寄与した。

★11:16  船場-急落 通期営業益を下方修正 一転減益に
 船場<6540.T>が急落。同社は30日に、19.12期通期の連結営業利益予想を従来の14.0億円から10.0億円(前期比21.2%減)に引き下げると発表した。
 上期において、国内の大型店および物販専門店を中心とした従来顧客における投資抑制、並びに競合激化による獲得案件減少や利益率低下などの影響を受けた。そして、通期においても同様の市場環境の影響を引き続き受けることが予想されることから、当初業績予想を下回る見込みとなった。
 また、19.12期上期(1-6月)の連結営業利予想は従来の6.7億円から5.2億円(前年同期比16.3%減)に引き下げた。

★11:19  トッパンフォームズ-急騰 1Q営業利益42%増 DPSの増収が寄与
 トッパン・フォームズ<7862.T>が急騰。同社は30日、20.3期1Q(4-6月)の連結営業利益が20.5億円(前年同期比42.3%増)だったと発表した。通期の会社計画85.0億円に対する進ちょくは24.1%。
 金融機関を中心としたデータ・プリント・サービス(DPS)需要の取り込みやデジタルソリューション、ペイメントサービス、IoTなど、成長領域の拡大が進み増益となった。製造コストの削減効果や減価償却方法の変更も寄与した。


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