前場コメント No.2 トレジャーファクトリー、住友不動産、テルモ、宇部興産、ダイキン工業など

2019/08/09(金) 11:30
★9:01  資生堂-買い気配 通期純利益を上方修正 上期は10%増で着地
 資生堂<4911.T>が買い気配。同社は8日、19.12期上期(1-6月)の連結純利益予想を従来の755億円から830億円(前期比35.2%増)に引き上げると発表した。
 米国の資本払い戻しに伴う税効果から期初計画を上回る見通しとしている。一方、為替の影響から売上高については80億円、経常利益は40億円、それぞれ期初計画から引き下げている。
 併せて発表した19.12期上期(1-6月)の連結純利益は525億円(前年同期比10.0%増)だった。同営業利益は690億円(前年同期比3.0%減)だった。マーケティングや研究開発に対する投資を強化したことが影響した。

★9:01  トレジャーファクトリー-反落 7月の既存店売上高0.9%減 夏物家電などが低調
 トレジャー・ファクトリー<3093.T>が反落。同社は8月8日大引け後に、7月の既存店売上高が前年比0.9%減、全店では同1.8%増になったと発表した。前年比で梅雨が長引き、気温が相当低く推移したことから、夏物家電など生活家電が低調に推移したとしている。

★9:01  住友不動産-買い気配 1Q経常益15%増 主力の不動産賃貸事業が引き続き好調
 住友不動産<8830.T>が買い気配。同社は8日に、20.3期1Q(4-6月)の連結経常利益は815億円(前年同期比14.7%増)だったと発表した。
 東京のオフィスビル中心で主力の不動産賃貸事業が引き続き好調に推移、分譲マンションの引き渡し戸数が高水準となった不動産販売事業とともに1Qの最高益を更新し、業績をけん引した。

★9:02  テルモ-買い気配 1Q営業利益13%増 アライアンスやカテーテル事業が好調
 テルモ<4543.T>が買い気配。同社は8日、20.3期1Q(4-6月)の連結営業利益(IFRS)は292億円(前年同期比12.7%増)だったと発表した。上期の会社計画520億円に対する進ちょくは56.1%。
 ホスピタルカンパニーの外科領域、製薬企業との提携ビジネスであるアライアンス事業、心臓血管カンパニーのTIS(カテーテル)事業や血管事業が好調に推移した。研究開発費など販管費の増加を吸収し、増益で推移している。

★9:02  宇部興産-岩井コスモが「A」へ引き上げ 株価の水準訂正が期待される
 宇部興産<4208.T>が続伸。岩井コスモ証券では、株価の水準訂正が期待されるとして、投資判断を「B+」→「A」と引き上げた。目標株価は2390円を継続。
 今期予想PERが約7倍、PBR約0.6倍の株価は割安であり、見直し買いが期待できそう。目標株価2390円(今期予想PER約8倍)は据え置くとしたが、株価下落を受けて、投資判断を「A」に引き上げ。第1四半期は営業減益スタートとなった競合他社が多い中、同社は増益スタートとなったことが相対的な魅力を高めそう。ナイロン原料の需要が弱い一方で、石炭など原燃料価格が低下しているほか、為替感応度も小さいことはもっと評価されるべきと考えるとした。

★9:02  ダイキン工業-岩井コスモが「A」へ引き上げ 増収増益基調が続いている
 ダイキン工業<6367.T>が3日続伸。岩井コスモ証券では、空調機器の販売が世界的に好調であり、増収増益基調が続いていると判断。投資判断を「B+」→「A」、目標株価を15000円→15500円と引き上げた。
 第1四半期決算は、売上高が前年同期比4%増の6812億円、営業利益は同8%増の896億円。国内では住宅用で4~5月の気温上昇が業務用で学校空調の特需が、それぞれ業界の需要を押し上げる中、住宅用・業務用ともに売価施策を徹底しながら販売を伸ばした。
 高付加価値製品の拡販と売価施策の徹底、トータルコストダウンの推進という基本戦略は、グローバルレベルでしっかりと進められているもよう。事業環境が厳しさを増す中国においても対応策がしっかりと進められていることは評価が可能。足もとの業績を見る限りでは、世界的に高い競争力を誇る総合空調メーカーとしての強みを発揮、環境の変化にも柔軟に対応できている。今の株価水準は評価不足と判断。


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