前場コメント No.9 太平洋セメント、博報堂ＤＹ、シチズン時計、リクルート、システムリサーチなど
★9:13 太平洋セメント－野村が目標株価引き下げ 燃料の石炭安で下期以降の利益改善を予想
太平洋セメント<5233.T>が続落。野村証券では、燃料の石炭安で下期以降の利益改善を予想するとして、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は4710円→4480円と引き下げた。
今20.3期1Q（4～6月）決算が低調だったことを踏まえ、野村の今20.3期の営業利益予想を前期比5％増の691億円に減額（従来予想722億円、会社計画710億円）。一方、燃料の石炭価格下落により下期からは前年同期比で利益改善が見込めると考えられ、来21.3期以降の予想は小幅な修正にとどめたとした。従来同様にRN large cap（除く金融）の今20.3期予想基準PER14～15倍からディスカウントした12～13倍で評価して、目標株価を4480円に5％下方修正。
太平洋セメント<5233.T>が続落。野村証券では、燃料の石炭安で下期以降の利益改善を予想するとして、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は4710円→4480円と引き下げた。
今20.3期1Q（4～6月）決算が低調だったことを踏まえ、野村の今20.3期の営業利益予想を前期比5％増の691億円に減額（従来予想722億円、会社計画710億円）。一方、燃料の石炭価格下落により下期からは前年同期比で利益改善が見込めると考えられ、来21.3期以降の予想は小幅な修正にとどめたとした。従来同様にRN large cap（除く金融）の今20.3期予想基準PER14～15倍からディスカウントした12～13倍で評価して、目標株価を4480円に5％下方修正。
★9:14 博報堂ＤＹ－野村が目標株価引き下げ 20.3期下期以降の広告市況を見守りたい
博報堂ＤＹホールディングス<2433.T>が反落。野村証券では、今20.3期下期以降の広告市況を見守りたいとコメント。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は1830円→1590円と引き下げた。
1Q決算の内容を踏まえて、今20.3期の野村の営業利益予想を617億円→580億円へ下方修正。これは人員増強、働き方改革、デジタル基盤整備費等の費用が、野村が従来予想していた以上に増えつつあることを考慮したため。ただし、将来を見据えたデジタル化の進展に向けた成長投資であるため、今期の費用増をネガティブだと考えないとコメント。むしろ、今後の競争力につながるものとしてみているとした。
博報堂ＤＹホールディングス<2433.T>が反落。野村証券では、今20.3期下期以降の広告市況を見守りたいとコメント。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は1830円→1590円と引き下げた。
1Q決算の内容を踏まえて、今20.3期の野村の営業利益予想を617億円→580億円へ下方修正。これは人員増強、働き方改革、デジタル基盤整備費等の費用が、野村が従来予想していた以上に増えつつあることを考慮したため。ただし、将来を見据えたデジタル化の進展に向けた成長投資であるため、今期の費用増をネガティブだと考えないとコメント。むしろ、今後の競争力につながるものとしてみているとした。
★9:15 シチズン時計－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き下げ 時計の需要は弱く工作機械も低迷
シチズン時計<7762.T>が小高い。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、時計の需要は弱く、工作機械も低迷が続いていると判断。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は580円→480円と引き下げた。
株価は当面以下の4つの理由から、上昇のカタリストに欠ける状況が続くとの見方を維持。（1）20.3期の時計事業の会社計画は、完成品で19.3期同様1～2％程度の成長前提のもよう。ここ数年安定成長が継続しているが、米中貿易摩擦など経済環境 に不透明感もあり、未達となる可能性がある。（2）工作機械の四半期売上高は19.3期4Qが前四半期比減収となり、足元の受注も低調、19.3期3Qをピークに前四半期比で減収傾向。20.3期下 期も上期比で減収の見通しでモメンタムが弱くなっている。（3）ムーブメントは依然として納入先とスマートウォッチの競争激化で厳しい状況。同社計画は回復を前提としていないものの、 Fossilとの提携によるスマートウォッチ向けムーブメントの納入開始を考慮しても、来期以降の成長が見えない状況。（4）2016年買収のフレデリック・コンスタント関連の投資損失引当金繰入額を19.3期に計上。マルチブランド戦略立て直しが急務。
シチズン時計<7762.T>が小高い。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、時計の需要は弱く、工作機械も低迷が続いていると判断。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は580円→480円と引き下げた。
株価は当面以下の4つの理由から、上昇のカタリストに欠ける状況が続くとの見方を維持。（1）20.3期の時計事業の会社計画は、完成品で19.3期同様1～2％程度の成長前提のもよう。ここ数年安定成長が継続しているが、米中貿易摩擦など経済環境 に不透明感もあり、未達となる可能性がある。（2）工作機械の四半期売上高は19.3期4Qが前四半期比減収となり、足元の受注も低調、19.3期3Qをピークに前四半期比で減収傾向。20.3期下 期も上期比で減収の見通しでモメンタムが弱くなっている。（3）ムーブメントは依然として納入先とスマートウォッチの競争激化で厳しい状況。同社計画は回復を前提としていないものの、 Fossilとの提携によるスマートウォッチ向けムーブメントの納入開始を考慮しても、来期以降の成長が見えない状況。（4）2016年買収のフレデリック・コンスタント関連の投資損失引当金繰入額を19.3期に計上。マルチブランド戦略立て直しが急務。
★9:15 リクルートＨＤ－反落 1Q営業益5％増も市場予想下回る
リクルートホールディングス<6098.T>が反落。同社は9日、20.3期1Q（4-6月）の連結営業利益（IFRS）は712億円（前年同期比5.0％増）だったと発表した。市場コンセンサスは735億円。
インディードの好調からHRテクノロジー事業の伸びが続いているほか、メディア＆ソリューション事業も堅調に推移している。一方、人材派遣事業は法改正対応のためのシステム投資を実施したことから減益となり、全体の増益幅も限定的となった。
株価は増益ながら市場予想を下回ったことを嫌気した売りが優勢となっている。
リクルートホールディングス<6098.T>が反落。同社は9日、20.3期1Q（4-6月）の連結営業利益（IFRS）は712億円（前年同期比5.0％増）だったと発表した。市場コンセンサスは735億円。
インディードの好調からHRテクノロジー事業の伸びが続いているほか、メディア＆ソリューション事業も堅調に推移している。一方、人材派遣事業は法改正対応のためのシステム投資を実施したことから減益となり、全体の増益幅も限定的となった。
株価は増益ながら市場予想を下回ったことを嫌気した売りが優勢となっている。
★9:17 システムリサーチ－反発 1株を2株に分割 配当と株主優待の修正も実施
システムリサーチ<3771.T>が反発。同社は9日に、株式分割を行うと発表した。9月30日を基準日として普通株式を1株につき2株の割合で分割する。
併せて、20.3期の期末配当予想を60円から30円（前の期は60円）に修正すると発表した。株式分割を考慮した修正であり、1株あたり配当金に実質的な変更はない。
また、分割に伴い株主優待制度の変更を実施する。変更前は保有株式1単元（100株）以上の株主を対象にQUOカード2000円分を贈呈していたが、変更後は同対象にQUOカード1000円分を贈呈する。
システムリサーチ<3771.T>が反発。同社は9日に、株式分割を行うと発表した。9月30日を基準日として普通株式を1株につき2株の割合で分割する。
併せて、20.3期の期末配当予想を60円から30円（前の期は60円）に修正すると発表した。株式分割を考慮した修正であり、1株あたり配当金に実質的な変更はない。
また、分割に伴い株主優待制度の変更を実施する。変更前は保有株式1単元（100株）以上の株主を対象にQUOカード2000円分を贈呈していたが、変更後は同対象にQUOカード1000円分を贈呈する。
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