前場コメント No.1 日清食品、楽天、山崎製パン、アリアケジャパン、ソニーなど
★9:00 日清食品－買い気配 海外成長と国内の値上げ浸透で利益成長加速へ 「買い」へ引き上げ
日清食品ホールディングス<2897.T>が買い気配。ゴールドマン・サックス証券では、海外成長と国内の値上げ浸透で利益成長加速へとコメント。投資判断を「中立」→「買い」、目標株価を7100円→7700円と引き上げた。
「買い」とする背景は、海外事業の成長による全社業績拡大の加速。日本の食品企業の海外市場での事業展開は、現地企業（特にアジア市場）の急速なキャッチアップ、ECやフードデリバリーの台頭などの急速なチャネル変化等を背景に、その難易度が上昇している。その中で、日清食品の海外ストーリーはここからが本番であり、海外事業の加速は株式市場での同社の評価を高めるきっかけとなるとの見方を示した。
日清食品ホールディングス<2897.T>が買い気配。ゴールドマン・サックス証券では、海外成長と国内の値上げ浸透で利益成長加速へとコメント。投資判断を「中立」→「買い」、目標株価を7100円→7700円と引き上げた。
「買い」とする背景は、海外事業の成長による全社業績拡大の加速。日本の食品企業の海外市場での事業展開は、現地企業（特にアジア市場）の急速なキャッチアップ、ECやフードデリバリーの台頭などの急速なチャネル変化等を背景に、その難易度が上昇している。その中で、日清食品の海外ストーリーはここからが本番であり、海外事業の加速は株式市場での同社の評価を高めるきっかけとなるとの見方を示した。
★9:00 楽天－買い気配 4年ぶりにリスクリワードは良好 「買い」へ引き上げ
楽天<4755.T>が買い気配。ゴールドマン・サックス証券では、4年ぶりにリスクリワードは良好と判断。投資判断を「中立」→「買い」、目標株価を1000円→1400円と引き上げた。
コア事業の改善と通信のダウンサイドが過剰に織り込まれている点に着目、保守的に見ても約2兆円の時価総額が妥当と判断。
楽天の本業は成長回帰に向かっていると注目。同社は2015年3月以降に見られたECにおけるポイント競争の激化や宅配クライシスによる採算悪化を乗り越え、コア事業の成長見通しは安定の兆しが見えてきている。また、通信事業のリスクは依然として懸念材料ではあるものの、同社のSOTPベースのEVに数千億円単位で、織り込んでいるマイナス価値からのダウンサイドリスクは大きくないと考えるとした。
楽天<4755.T>が買い気配。ゴールドマン・サックス証券では、4年ぶりにリスクリワードは良好と判断。投資判断を「中立」→「買い」、目標株価を1000円→1400円と引き上げた。
コア事業の改善と通信のダウンサイドが過剰に織り込まれている点に着目、保守的に見ても約2兆円の時価総額が妥当と判断。
楽天の本業は成長回帰に向かっていると注目。同社は2015年3月以降に見られたECにおけるポイント競争の激化や宅配クライシスによる採算悪化を乗り越え、コア事業の成長見通しは安定の兆しが見えてきている。また、通信事業のリスクは依然として懸念材料ではあるものの、同社のSOTPベースのEVに数千億円単位で、織り込んでいるマイナス価値からのダウンサイドリスクは大きくないと考えるとした。
★9:01 山崎製パン－売り気配 本格的な業績回復には時間を要する 「売り」へ引き下げ
山崎製パン<2212.T>が売り気配。ゴールドマン・サックス証券では、本格的な業績回復には時間を要すると判断。投資判断を「中立」→「売り」、目標株価を1750円→1650円と引き下げた。
「売り」とする背景は、国内事業の収益苦戦の継続。株価は19年度2Qの増益転換を受けて反発したものの、市場は同社の業績回復のスピードを過度に織り込みすぎていると考えられる。コンセンサス予想が引き下がるとともに、株価水準も訂正されると想定。
山崎製パン本体のコストアップは依然として大きく、また、CVS事業のデイリーヤマザキやその他、ヤマザキビスケット、不二家などの子会社群の苦戦も続いている。19年度上期決算後の取材を受け、19～23年度の営業利益予想を従来比5～6％減額修正。
山崎製パン<2212.T>が売り気配。ゴールドマン・サックス証券では、本格的な業績回復には時間を要すると判断。投資判断を「中立」→「売り」、目標株価を1750円→1650円と引き下げた。
「売り」とする背景は、国内事業の収益苦戦の継続。株価は19年度2Qの増益転換を受けて反発したものの、市場は同社の業績回復のスピードを過度に織り込みすぎていると考えられる。コンセンサス予想が引き下がるとともに、株価水準も訂正されると想定。
山崎製パン本体のコストアップは依然として大きく、また、CVS事業のデイリーヤマザキやその他、ヤマザキビスケット、不二家などの子会社群の苦戦も続いている。19年度上期決算後の取材を受け、19～23年度の営業利益予想を従来比5～6％減額修正。
★9:01 アリアケジャパン－売り気配 株価上昇で割安感は解消 「中立」へ引き下げ
アリアケジャパン<2815.T>が売り気配。ゴールドマン・サックス証券では、持続力のある成長が可能との見方に変更はないものの、株価上昇で割安感解消とみて、投資判断を「買い」→「中立」と引き下げた。目標株価は7700円を継続。
4月5日に投資判断を「買い」に引き上げて以来、株価は44％上昇（TOPIXは-8％、消費財カバレッジ平均は-5％）。国内での中食市場の拡大、健康志向、和食文化の広がり、また、食の多様化/高度化を背景とした海外での天然調味料の潜在市場の大きさがドライバーとなり、同社業績は持続力のある利益成長が可能との見方に変更はなし。しかし、米国事業譲渡に端を発した過度な業績懸念の払しょくや、同社株のJPX日経インデックス400への追加決定による株価上昇で割安感が解消したと判断。
アリアケジャパン<2815.T>が売り気配。ゴールドマン・サックス証券では、持続力のある成長が可能との見方に変更はないものの、株価上昇で割安感解消とみて、投資判断を「買い」→「中立」と引き下げた。目標株価は7700円を継続。
4月5日に投資判断を「買い」に引き上げて以来、株価は44％上昇（TOPIXは-8％、消費財カバレッジ平均は-5％）。国内での中食市場の拡大、健康志向、和食文化の広がり、また、食の多様化/高度化を背景とした海外での天然調味料の潜在市場の大きさがドライバーとなり、同社業績は持続力のある利益成長が可能との見方に変更はなし。しかし、米国事業譲渡に端を発した過度な業績懸念の払しょくや、同社株のJPX日経インデックス400への追加決定による株価上昇で割安感が解消したと判断。
★9:02 ソニー－4日続伸 オリンパスが実施する自己株式の買い付けへ応募 全株式売却へ
ソニー<6758.T>が4日続伸。同社は29日に、保有するオリンパス<7733.T>の普通株式のすべてについて、オリンパスが実施する自己株式の買い付けに応募することを決定したと発表した。
両社は、2012年に医療事業およびカメラ事業における協業を目的として、業務・資本提携契約を締結した。同社は、引き続きメディカル事業に長期的視点で積極的に取り組んでいくが、両社の協業体制の構築という当初の出資目的が既に達成されていることに加え、同社としての上場株式の保有意義を総合的に検討した結果、応募を決定した。
今回の応募予定株式数は6897万5800株で、応募後の所有株式数は0株となる見込み。
ソニー<6758.T>が4日続伸。同社は29日に、保有するオリンパス<7733.T>の普通株式のすべてについて、オリンパスが実施する自己株式の買い付けに応募することを決定したと発表した。
両社は、2012年に医療事業およびカメラ事業における協業を目的として、業務・資本提携契約を締結した。同社は、引き続きメディカル事業に長期的視点で積極的に取り組んでいくが、両社の協業体制の構築という当初の出資目的が既に達成されていることに加え、同社としての上場株式の保有意義を総合的に検討した結果、応募を決定した。
今回の応募予定株式数は6897万5800株で、応募後の所有株式数は0株となる見込み。
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